この数年、エンタープライズ向けオンラインコミュニティ市場では大きな動きは起こっていないが、Salesforceの「Community Cloud」は、いくつかの理由でこの分野で重要な存在になりつつある。 かつて、オンラインコミュニティ向けプラットフォームの分野は、「Drupal」や「Joomla」などのオープンソースプラットフォームがほぼ独占していたが、時間が経つにつれて、この分野は大きく進化し、成熟した。これは、使われる技術の面でも、標準的だと見なされる機能の面でも、積極的にプラットフォームを提供する組織の面でもだ。筆者はこの分野を10年近く追いかけてきたが、利害関係者の関係を維持したり、関係者間で協力してものを生み出したり、従来よりもスケーラブルで費用対効果の高い形で重要な仕事を進めたりすることを目的として、企業がデジタルコミュニティを形成することが多くなってきている。 一般的に言って