ドイツ・アーヘン工科大学の産学連携拠点、ヨーロピアン4.0トランスフォーメーションセンター(E4TC)のレポートで、同施設では"製造業のデジタル化"に向けた取り組みを進めていると紹介した。本稿では、E4TCの運営に関わるFIR (Research Institute for Rationalisation)のGerhard Gudergan氏の話をベースに「製造業のデジタル化」についてもう少し詳しく見ていきたい。 Gudergan氏は"製造業のデジタル化"を「(製造業が)接続性を活用することで、伝統的な業界に属する企業が市場での優位性を高めるために必要なもの」と説明する。つまり、IoTを活用して新たなビジネスモデルを創出(もしくは既存のビジネスモデルの変革)するために製造業も"デジタル化"する必要がある、と言っている。デジタル化を実現するにはIT技術が鍵となるため、アーヘン工科大学はPTC