元ソニー社長の大賀典雄(おおが・のりお)氏が23日午前9時14分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。81歳。静岡県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は妻、緑(みどり)さん。後日、社葬を執り行う。 大賀氏は、東京芸術大学卒業後、ソリスト(独唱者)など音楽家として活躍。ドイツ留学後の昭和34年、29歳でソニー創業者の井深大、盛田昭夫両氏から誘われ、同社に入社した。36年にデザイン室長と宣伝部長を兼務し、「SONY」のロゴマーク策定を手掛けるなどブランドの認知で先頭に立ち、ソニーを国際企業として飛躍させることに貢献した。 39年に取締役、57年に社長に就任。映画会社の米コロンビア・ピクチャーズを買収し、音響・映像機器のハードと、音楽や映像コンテンツ(情報の中身)などのソフトを両輪とした事業を推進した。 財界では経済団体連合会副会長に就任、電機業界団体トップも務めるなど業界発展にも力を
日銀は11日、東日本大震災後初の地域経済報告(さくらリポート)をまとめ、全国9地域のうち、近畿、四国を除く7地域で景気判断を下方修正した。東北の被災地に関しては、「住宅、工場、道路、社会インフラのすべてが消失した」と指摘し、雇用や消費への波及にとどまらず、全国的に経済低迷が長期化するとの見通しを示した。 「今は仮復旧が始まった段階。早く『復興』という言葉が使える状況になるように力を注ぐ」。この日開かれた日銀の全国支店長会議後の会見で、福田一雄仙台支店長は東北の経済情勢について厳しく分析した。 東北地方は津波で沿岸部が甚大な被害を受け、「生産、営業能力が失われた」(福田支店長)。金融機関も依然、約70店舗が休業している。 物流機能の停滞も続き、企業は設備投資計画の下方修正を余儀なくされた。雇用は一層悪化し、消費への深刻な影響も心配されている。 中でも、福島県の場合、「福島第1原子力発電所の事
ホンダは15日、高級スポーツ車「NSX」の後継車の開発を再開しハイブリッド車(HV)モデルを投入する方向で検討に入ったことを明らかにした。一昨年秋のリーマン・ショック以降の景気後退の影響で開発を中止していたが、業績改善に伴い、ブランドを牽引(けんいん)するスポーツ車が不可欠と判断した。 NSXは平成17年末で生産を終了。ホンダは現在、高級スポーツ車を生産していない。「(環境重視という)時代性を加味してつくりたい」(伊東孝紳社長)として、二酸化炭素(CO2)排出量の抑制と高い走行性能を両立するHVモデルの開発に着手することにした。 2月に発売したスポーツタイプのHV「CR−Z」の好調な販売実績も後押ししているもようだ。HVのNSXは、3〜4年後に発売する見通しで日米両市場を視野に入れている。 同社は現在、10月に発売した主力小型車「フィット」のHVモデルやHV専用車「インサイト」など5車種を
富士通の山本正已社長は4日、産経新聞のインタビューに応じ、平成23年中に電子書籍事業に参入する方針を明らかにした。米アップルの多機能情報端末「iPad(アイパッド)」のように、電子書籍やインターネットなどの閲覧に対応した新端末を売り出し、出版社などから電子書籍コンテンツの供給を受ける。世界的に電子書籍の需要が拡大する中、アイパッドなどの牙城の切り崩しを目指したい考えだ。 電子書籍について、山本社長は「今後、コンテンツの供給態勢の整備も進み、市場としてのすそ野が広がっていく」との見通しを示した。その上で「電子書籍だけでなく、ネット閲覧など多様な機能を持った端末の開発を進めており、今後1年以内の市場投入を目指す」との意向を表明した。 端末で提供するコンテンツについては「富士通で抱えることは難しい」としており、出版社などと提携することで確保する考えだ。 このほか携帯電話事業については、東芝から同
一般社団法人「ブロードバンド推進協議会」は13日、賀詞交換会を開き、通常国会召集を前に多忙な国会議員26人(代理人を含めると50人)が駆けつけた。業界団体の賀詞交換会にこれだけの議員が駆けつけるのは珍しく、同協議会が大勢の国会議員を招いたのも今年が初めて。 あいさつに立ったソフトバンクの孫正義社長は大勢の議員を前に、「当社の30年の事業計画の知恵を聞こうとツイッターに書いたら、瞬時に数千人からアイデアが返ってきた。ツイッターは何百万人の英知を集められる」とツイッターの効用について熱弁をふるった。 総務省の通信分野の作業チームでも一層の競争促進を訴えている孫社長だが、同日は民主党や自民党などの中堅・若手議員などが孫社長の“講演”を神妙に聴くことに。自民党の河野太郎衆院議員が「ツイッターは時間の無駄と思っていたが、孫さんの話を聞いて、考え直した」と話すなど、ツイッターファン増殖に一役買ったよう
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