2018年の大ヒット・アルバム『POP VIRUS』から10か月、星野源待望の新作は4曲入りのEPとなった。情報公開からリリースまで10日、そして配信のみ、というスピード感も異例で話題を呼んでいる(今年8月に星野の全作品がストリーミング・サーヴィスで解禁されたことも布石だったように感じる)。 EP『Same Thing』がリリースされるまでの経緯をもう少し見てみると、表題曲“Same Thing (feat. Superorganism)”は10月4日にApple Musicのラジオ〈Beats 1〉でプレミア・オンエアされ、その際DJのゼイン・ロウは星野のことを世界に向け〈Japanese superstar〉と紹介した。全世界に向け、ゼイン・ロウから〈日本のスーパースター〉と呼ばれうる存在がこの国のポップ・シーンに他にいるだろうか、ということを考えてみると、それがいかにすごいことかがわ