経済成長に伴う車の増加で交通事故の多発が社会問題となっているバングラデシュで、先月、学生2人がバスにひかれて死亡した事故を受けて、政府に安全対策を求める学生らによる大規模なデモが起き、警察と衝突するなどして100人以上がけがをする事態に発展しています。 デモは数千人が参加する規模に拡大し、5日も、首都ダッカの各地で、学生らが道路を封鎖するなどして抗議行動を続け、一部のデモ隊が警察に石を投げるなどして暴徒化しました。 このため、警察は催涙弾を発射するなどして鎮圧に乗り出し、市内中心部で激しい衝突が相次ぎ、現地のメディアは、これまでに100人以上がけがをしたと伝えています。 また、4日夜、ダッカに駐在するアメリカ大使の乗る車列が男らに襲撃され、大使やスタッフにけがはなかったものの車両が破損し、警察は、デモ隊の一部による犯行の疑いもあるとみて捜査しています。 ダッカにある日本大使館は、現地の日本