社会部記者が言う。 「立憲民主党の50代の男性職員が、出張帰りの電車の中で、向かいに座る女性をスマホで盗撮。埼玉県警に逮捕されたのです」 “盗撮”が女性の尊厳を踏みにじる卑劣な犯罪であることは論を俟たない。しかし、今回不興を買ったのは、そのお粗末な対応だった。 政治部デスクによれば、 「連休が明けた21日の午後には福山哲郎党幹事長による定例会見が行われたのですが、福山氏は事件のことはおくびにも出さなかった。その日の夜になって、突然“党本部勤務職員が酔って迷惑行為を行った”という、内容の全く分からない文書を発表したのです」 記者からの質問を避けるような発表の仕方に非難は囂々(ごうごう)。翌日の枝野幸男代表のぶら下がりで、この件に質問が集中したのは当然の成り行きだった。ところが、 「枝野氏も“職員は労働者”“彼の労働基本権に基づいて”“男性か女性かで分ける時代ではない”と、職員の性別も含めて回