不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 ここ最近、僕の興味の的となっているのは、ジョルジュ・バタイユと折口信夫。 「2009-07-11:東京国際ブックフェア」でもこの2人に関する本が含まれていました。 この2人に共通するキーワードは「古代」そして「生」。 2人とも歴史以前、文字以前の古代に焦点をあてながら、人間いや生命について考えている。 このあたりはいずれまとめてみたいと思っていますが、今日はバタイユの『エロティシズム』という著書から、こんな文章を引用。 生は、その全体から眺めてみると、再生(生殖)と死が織り成す巨大な運動である。生は絶えず生みだすが、しかし自分が生みだしたものを無化するためにそうしているのである。 バタイユは生というものを本質的に過剰に浪費するものとしてみています。その経済においては生産より