[ミラノ 30日 ロイター] - イタリアの自動車大手フィアット は、傘下の米クライスラーの未保有株を取得するほか、両社の債務をリファイナンスするため、銀行団から最大100億ドルの資金を調達することで協議に入っている。ブルームバーグが30日に報じた。 記事は事情に詳しい複数の関係筋の話として、全米自動車労組系の医療保険基金(VEBA)が保有するクライスラー株41.5%を買収するための融資について、複数の銀行がフィアットと交渉している、と伝えた。 報道によると、フィアットとクライスラーのセルジオ・マルキオーネ最高経営責任者(CEO)は、夏の終わりまでの買収完了を目指している。クライスラー株の価値をめぐり、フィアットとVEBA間の法的な争いの結果を待っている状態だ。
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