3Dプリンターによる人工臓器製造と無人運転自動車、2つの技術は何の関係もないように見えます。しかし、臓器移植のドナーの約1割は交通事故の死亡者。事故の減少による臓器不足が起こって初めて「3Dプリンター臓器」の研究は本格的に進むのではないか……と考えている技術者もいるようです。 これは、3Dプリンタの開発・製造大手「Makerbot」社のブレ・ペティスCEOが「フォーチュン」誌の記者に語ったもの。 アメリカではこの10年間、毎年1万4千件ほどの臓器移植が行われ、そのうち約8千件が死体からの移植となっています。 以下はアメリカ保健福祉省による2006年から2014年までの死体移植の死因統計。例えば2013年は「自然死(Natural Causes)」をトップに「交通事故(MVA)」「上記以外の死因(Non of the above)」「交通事故以外の事故(Non MVA)」「自殺(Suicid