自分の毛髪の「種」を培養し、頭皮に植えれば脱毛症に悩む頭に髪がよみがえる――。そんな再生医療技術の実用化を目指すと、京セラと理化学研究所、医療ベンチャーのオーガンテクノロジーズ(東京)が12日発表した。神戸市を拠点に共同研究を進め、2020年の実用化を目標にする。 理研の辻孝チームリーダーの研究グループが開発した器官再生の技術を使う。自らの後頭部から採取した2種類の細胞で、髪の毛の種になる細胞の塊をつくる。これを医療機関などで培養して脱毛部分に外科手術で戻せば、「畑」にあたる頭皮の下で種が根づいて頭髪が生える仕組み。マウスでは12年に再生に成功しているという。 現在普及している治療法には、… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読み