2008年のダム基本計画の変更で八ッ場ダム事業に発電目的が加わりました。これは八ッ場ダム直下の吾妻渓谷に群馬県営の発電所を設置して、ダムからの放流水を利用して発電を行うものです(従属発電)。最大発電力は11,400kW、年間発電量は平均で約4100万kW時です(最大使用水量13.6m3/秒、有効落差104.94m)。 このことから、国交省と群馬県は、八ッ場ダムはクリーンエネルギーも供給すると宣伝し、また、2011年の福島第一原発事故で、水力発電を八ッ場ダムに期待する意見も出ています。しかし、実際は逆であって、八ッ場ダムができると、水力の発電量が大幅に減少してしまうのです。 八ッ場ダムが計画されている吾妻川流域には数多くの発電所があります。吾妻川は酸性度が高く、水質が悪い川ですが、1960年代から開始された中和事業により、発電には支障がありません。 吾妻川の水力発電所では流れ込み式で発電が行
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