本連載第3回「Oracleデータベースの制御ツールを使い倒す」、第4回「Oracleデータベースの起動と停止を押さえよう」で、データベースの制御について学びました。今回は、記憶域の構造について紹介します。 記憶域の構造 ポイント 表領域とデータファイル、表領域の管理などが対象となります。表領域の変更・削除の際の特徴や使用オプションについても押さえておきましょう。 表領域とデータファイル Oracleサーバでは、データは論理的には表領域に格納され、物理的にはデータファイルに格納されます。 表領域のサイズは、対応付けられたデータファイルの合計サイズになります。 領域を確保して保存する必要のあるオブジェクトは「セグメント」と呼ばれます。表や索引などはセグメントです。実際の領域割り当ては、データファイル内に「エクステント」という単位で獲得することで行われ、セグメントの領域拡張(追加領域割り当て)に