2010年9月15~18日にドイツのDagstulで行われたUXセミナーの成果をまとめたものです。 様々な解釈で語られていたUXについて、共通の認識を形成すべく、専門家(研究者、実務家)30名が「UXの概念」について議論しました。 その成果は、2011年2月に「ALL ABOUT UX」というサイトで公開されました。 原文の公開場所はこちら(https://experienceresearchsociety.org/wp-content/uploads/2023/01/UX-WhitePaper.pdf)です。(2023年2月修正) UX白書の日本語訳は、hcdvalue有志が日本語訳・校正したものです。 本ページは、そのUX白書を人間中心設計推進機構の校閲を経て、日本語公式訳として公開するものです。
はじめまして、ZILMOO株式会社(www.juusando.com)のUXUIデザイナーのハフィドと申します。私はモロッコ出身で、日本への留学、大手制作会社をへて現在の会社を立ち上げました。子供の頃からロゴデザインやグラフィックデザインの活動をしており、大学では哲学・心理学を学んでいました。現在は、UXUIデザインなどに携わっています。 また、東洋美術学校・日本電子専門学校でUX/UIデザイン講師としても活動しています。 2014年からコミュニティ(UXUI Designers)を主宰し、イベントや勉強会などを定期的に開催しています。 Twitter:https://twitter.com/hafidbourhim Dribbble:https://dribbble.com/juusando UUDコミュニティ:http://uuds.peatix.com/ , https://www.
Netflixはどうやって素晴らしいストリーミング体験を提供しているのでしょうか? 彼らがどのようにサイトを作り、さらにA/Bテストを通してどのようにUIの改善をしているのでしょうか? この記事では私がYelpで参加したDesigners+Geeks eventで学んだことから共有します。2人のスピーカー、Anna Blaylocky氏とNavin Iyengar氏はNetflixのプロダクト・デザイナーであり、何年も何百万人という会員に行ってきたA/Bテストから収集した実態について語ってくれました。また、参加者がデザインを考える上で手助けとなるようないくつかの関連する例を示してくれました。 科学的な手順 仮説 科学において仮説は、研究や実験を通して検証されるアイデアや事象の原因を指します。デザインでは理論やや予想を「仮説」と呼ぶことができます。 仮説の基本的な概念には、あらかじめ決まった
JerryはUXPinにおけるコンテンツストラテジストであり、そこで非常に活発な想像力をもって日々文献を執筆しています。過去には、Braftonの顧客を対象にコンテンツ戦略に取り組み、DDB San Franciscoにおいて、従来型の広告事業に携わりました。 マーケティングツールを提供するHubSpotのサイトは、毎月400万人以上のユーザーが訪問し、90カ国、18,000社以上の企業にサービスを提供しています。 HubSpotにとってこのサイトは、ビジネスの要となる存在です。HubSpotが一民間企業から、世界規模の組織へと大々的に成長する段階で、サイトのリニューアルが必要となりました。 リニューアルは突如限られた期間内で行わなければならず、プロジェクトのキックオフからわずか1.5カ月後に控えた、HubSpotが年に一度行う産業イベント「INBOUND」での新製品のグランドリリースに間
インタビューUX MILK編集部、編集スタッフの藤井です。 UXデザインの現場に突撃取材するUX MILKのインタビューコーナー、今回は株式会社クックパッドの倉光さんにお話を聞いてきました! クックパッドではどんなUXデザインを実践しているのかお伺いしたところ、そもそもクックパッドのサービス開発現場では「UX」という用語はあまり聞こえてこないとのこと…! その理由とは…!? 学生の方にもわかりやすくお仕事内容を説明いただいたので、ぜひ初心者の方にも読んでいただきたい内容となっています。それでは、早速インタビューをどうぞ。 倉光 美和(くらみつ みわ) 福岡県生まれ・デザイナー。家庭用ゲーム業界でゲームのUIデザインを経て、2015年にクックパッドへ入社。現在は主に iOS/Android アプリの開発・改善を手がけるほか、グループ会社のサービスデザイン組織のサポートなども。人間中心設計推進
AlisonはEssayValleyのデザイナー/開発者。デザインとコードに関する話題で議論や意見交換をすることが大好きです。 昨年もUXデザインの世界では数々のトレンドがありました。このトレンドは少しずつ定着しつつあり、今年も引き続きそれらを追いかけることになるでしょう。 もしこの業界でより優位に立ちたいと思うなら、ユーザーの体験について、より充実させる必要があるでしょう。最近多くの組織が、ただ製品やサービスを売るだけでなく、体験を売るという考えになりつつあります。それは誰もが体験を売るということの重要性に気付いているからにほかなりません。 最高のWebサイトやアプリをデザインすると同時に、最高のユーザー体験を提供することがブランディングの強みになります。デザインは狙ったユーザーを惹きつけるだけではなく、ユーザーにとってより使いやすくするためのものでもあります。つまり、ユーザーがサイトや
2016年は上半期だけでも多くのUXに関する書籍が刊行されています。 UXと言っても様々な領域を含みますので広義でいうと全ては取り上げられないのですが、今回は特にUXやIA界隈などで話題になっている本を中心に取り上げ、編集部の独断と偏見ではありますが簡単なご紹介と難易度のようなものも記載させていただきました。 各著書の関係者の皆様にもコメントを頂いておりますので、ぜひご購入の参考にしてください。 ※以下書籍は発売順 ※初心者向けのものが多いので、難易度に関しては主に初心者目線でつけています。★が増えるほど上級者・実践者向けです。 1. IA/UXプラクティス IA/UXプラクティス モバイル情報アーキテクチャとUXデザイン 難易度:★★☆☆☆ UXの基本的な定義や考え方から実践的な内容まで広く取り扱っている本です。理論よりも実践重視で、各チャプターに基礎講義パート→実践Q&Aパートに分かれ
Bartは企業のコンバージョン率改善や、より良いUXを提供するUsabilityToolsという会社のCEOです。UXリサーチャーとしては8年ほどの経験があり、特にリモートテストの分野に精通しています。 UX Poland Conferenceで、講演者のJeff Parksは次のように言いました。 調査研究なしに、ビジネスにおいて情報に基づいた決定を下すことはできない データを分析することで、起業家やUXの専門家は、利益を生み出す商品やサービスを開発するのに役立つ情報をより効率的に得ることができます。コンテキスト(文脈)に基づいた分析をすることで、単なる数字の塊が有用に活用できるようになります。例えばFacebookやTwitterは素晴らしいデータ・ソースですが、そこに存在するすべての情報から何かしらの意味やパターンを見出すには、多くの時間がかかり、またその方法も複雑です。仮にそれがう
スマホの画面を見たり触ったりせずに、ポケットに入れたままで使えるアプリを作るにはどうすれば良いでしょう? The Best Interface is No Interfaceの著者であるGolden Krishna氏がこの刺激的な新しいUXの議論について、自身の新しい著作をもとに語ります。 Charlesは生活のすべてがスマホの中に入っているように感じています。彼は、日常のちょっとした事をするためにアプリを起動しなければならないことにうんざりしてしまいました。スマホの画面に向かうよりも、人と直接向き合って話をしたいのです。そして、スマホの画面ではなく最新の技術を利用できないか、スマホをポケットからわざわざ取り出さなくても生活が便利にできないだろうか、と考えています。 調査をしたり、過去の事例を見たり、問題となっている事についてインタビューをすることで、UXデザイナーはターゲットとなる顧客層
Ning T.は、コンテンツエディター、人類学者、デザイナー、技術とUXオタクです。ブルースとWes Andersonの映画が好きです。 モバイルアプリのデザイナーがiOS用のデザインを好む傾向があることは広く知られています。しかしながらAndroid用デバイスがスマホ市場を席巻したのは、特にハイエンドのiPhoneと比べた時に価格帯が低かったからです。Androidデバイスが世界中で広まったことで、アプリデザイナーはAndroidを無視できなくなったのです。 たしかに、Androidは必ずしも素晴らしいデザインの典型ではありませんでした。 Google Playのアプリ審査は寛大すぎて、UXデザインのかけらもないようなアプリに溢れかえっていたのです。とはいえ、AndroidのIce Cream Sandwich(バージョン名)の時代は終わったことを忘れないでください。Material D
株式会社リクルートテクノロジーズ UX デザイナー。楽天株式会社、株式会社コンセントを得て現職。人材領域のサービスデザインに従事。ユーザエクスペリエンス設計担当者が集まるコミュニティ UX Tokyo 主宰。 コラボレーションツールの発展と課題 UXに携わる方であれば、UXデザインないしはサービスデザインに関するコラボレーションツールの1つや2つをこれまでに利用した経験があるのではないでしょうか? UXデザインやサービスデザインのプロセスが多様化し、複雑化する中で我々UXデザインに関わる人間の負荷を軽減してくれる大変便利なツールがオンライン、オフライン問わず次々と登場しています。著者はこれまでにプロトタイプを強みとしたオンラインツール「UXPin」や紙上のテンプレートを無償で公開している「Service Design Toolkit」などを利用してきました。 ところが、どれも長くは続きませ
UIのディテールをほんの少し工夫するだけでUXは劇的に改善します。本書では効果的なマイクロインタラクション――ひとつの作業だけをこなす最小単位のインタラクション――の意味、有効性、デザイン手法を学びます。マイクロインタラクションを「トリガー」「ルール」「フィードバック」「ループとモード」に分解して豊富な実例とともにていねいに解説し、さらにプロトタイプやドキュメント作成、テストといった実践的な手法も紹介します。マイクロインタラクションを活用すれば、ありふれた製品も顧客を引きつける魅力的な製品に生まれ変わらせることができます。ドナルド・ノーマン推薦書! 翻訳者によるサポートページ。 本書に寄せて ――ドナルド・ノーマン 賞賛の声 まえがき 謝辞 意見と質問 1章 マイクロインタラクションのデザイン 1.1 機能ではないが侮れない存在 1.1.1 大規模なマイクロインタラクション 1.2 マイク
どうもこんにちは。最近本格的に自分がデザイナーなのかプランナーなのか分からなくなってきた、おりです。今日のお題は「シグニファイア」です。聞いたことが無い?安心してください。私も今朝知りました。 どこで知ったかというと、「UI/UXなUXのお話」こちらのスライドを拝見した際に知ったのですが、大変共感できる内容が書かれていましたので今回はシグニファイアと人間中心設計の関係性について考えたいと思います。 目次 アフォーダンスという言葉 シグニファイアの概念 シグニファイアからUXデザインへ まとめ アフォーダンスという言葉 皆さんは「アフォーダンス」という言葉を聞いたことがありますか?これは認知心理学の分野で古くから使われてきた造語で、小難しい定義を抜きにして平たく言うと「椅子は座るというアフォーダンス(可能性の提示)を持っている。」といった具合に利用します。 アフォーダンスの概念は、UIデザイ
ZoltánはCentralway(チューリッヒのソフトウェア企業)のUXデザイナー長。元UstreamのUXディレクター。美しく、且つ使えるプロダクトを作ることに情熱を燃やしています。 モバイルのユーザーと言えば、常に活発に行動している人、注意力がすぐ途切れるような人を想像します(モバイルユーザーは一種の注意欠陥障害に苦しんでいるという記事もあります)。 しかし、本当にモバイルユーザーは注意散漫なのでしょうか。確かにこれは本当なのですが、コンピューターの前に座っている時も、テレビを見ている時も車を運転している時も、同じように注意は散漫になるのです。気が散るという現象はどこにいても起こるものであり、モバイル機器だけに限定されるものではありません。 そもそもモバイルユーザーはいつでも活発なのか ・Googleのマルチスクリーン(多重スクリーン)調査によると、スマホが家で使用される割合は60%
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