1975年具志川市(現うるま市)生まれ。琉球大学でマスコミ学、沖縄戦後史、社会福祉学などを学ぶ。卒業後、2002年から沖縄の出版社ボー ダーインクで編集者として勤務。最近の趣味は楽器演奏と読書会。 昨年末、ボーダーインクに一本の電話がかかってきた。小社刊の『消えた琉球競馬』(梅崎晴光著)が沖縄タイムス出版文化賞に内定したという知らせだった。さらに、馬事文化の発展に顕著な功績があったとして贈られる日本中央競馬会(JRA)の「馬事文化賞」も受賞、新しい年を迎える直前に舞い込んできた二重のビッグニュースに社内は色めき立っている(2014年「午年」とは無関係だろうが)。 同書は、琉球王朝時代から昭和初期まで300年にわたり人々を熱狂させ、しかし何故か沖縄人の記憶から消えてしまった「琉球競馬」の足跡を追うルポルタージュで、沖縄こどもの国の「ンマハラシー復活」などと連動して大きな話題を呼んだ。また書評