内堀弘著 四六判 272頁 定価:2,420円(本体2,200円) 978-4-7949-6911-8 C0095 〔2013年〕 装幀 平野甲賀 数知れない古本との出会いと別れ。 多くの作家やファンとの交流の歴史。 古本の醍醐味と業界の仲間たちを温かい 眼差しで描く、珠玉の古本エッセイ集。 振り返ってみると、東京の郊外で詩歌専門の古書店を開いたのは三十年以上も前のことになる。最近は若い人たちから「古本屋になりたい」。こんな相談がもちこまれるようになった。自分の年齢を感じるようになり、同時に、店にたどり着いた古本の数々、落札できなかった多くの古本の顔も浮かんでくる。テラヤマを買った日。山口昌男と歩いた神保町の夜。夭折の詩人・塩寺はるよの足跡を追った日々……。そして、やさしかった同業者の死を悼む夜が少し多くなっている。 伝説の古本屋「石神井書林」の日録、第2弾!! 〈書評掲載〉 図書新聞 2