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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/natsume (3)

  • 宮崎駿『風の谷のナウシカ』マンガ版と「読みにくさ」:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    学習院身体表象の担当ゼミ(批評研究)で、以下のようなレジュメの発表を行いました。 2013.10.2-9 マンガ・アニメーション芸術批評研究(3限) 宮崎駿『風の谷のナウシカ』マンガ版と「読みにくさ」  夏目房之介 ※以下のメモは、今秋提出の当専攻博士課程後期・砂澤雄一の『風の谷のナウシカ』についての博士論文に触発されたものである。 1)『ナウシカ』マンガ版は読みにくいのか? 阿部幸広「究極の、そして最も幸福なアマチュア-マンガ家としての宮崎駿」(「ユリイカ 臨時増刊 宮崎駿の世界」青土社 1997年)をはじめ、『ナウシカ』マンガ版を「読みにくい」とする意見が複数ある。夏目自身は、違和感は多少あるが、それほど読みにくいとは感じていなかったので、少し意外であった。直観的には、宮崎のマンガ観が50年代の読書体験によって形成され、古典的な表現形式を踏襲しているために、現在のマンガ形式になじんだ読

    宮崎駿『風の谷のナウシカ』マンガ版と「読みにくさ」:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 美術フォーラム21 第2回シンポ「漫画とマンガ、そして芸術」終了:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    いやあ、京都の平安神宮あたりは、見事な桜でした。疎水の上の桜や柳がまたきれいで。そのかわり駅から街から人の波。こんな季節に滅多にこないので、びっくり。 などと観光に行ったのではなく、京都国立近代美術館でのシンポジウムに参加してきた。館では村山知義展をやっており、見られなかったが図録を購入。 シンポは、まずジャクリーヌ・ベルントさん(京都精華大学)が、昨年編された「美術フォーラム21」24号特集「漫画とマンガ、そして芸術」をもとに報告と問題設定を話され、次に4人のパネラーが15分ずつ報告。 最初が僕で「「絵・言葉・コマ」と美術史、そしてマンガ」。最初に、日のマンガ言説が「芸術」を排除した頃の話を少し。で、フレームの連続による物語の例として、まず2世紀インドのシャカ誕生譚のレリーフを見せ、次にホガースとテプフェールを比較し、テプフェールが現在のマンガを感じさせるのは、近代的な時間の感覚による

    美術フォーラム21 第2回シンポ「漫画とマンガ、そして芸術」終了:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 日本マンガ学会紀要『マンガ研究』vol.18:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    マンガ学会の紀要『マンガ研究』vol.18(2012.3)が届いた。同時に、2年分の会費請求も。年会費の納入を忘れていたみたいだ。わー、どーも申し訳ありません。すぐ振込みましたんで、今後ともよろしく。 で、今回は、わが身体表象文化学専攻の博士後期課程で、ボクの担当する3人の学生諸君の文章が揃い踏みしたのである。3人とも過去にも論文などを載せているが、同じ号に三人揃うのは初めて。ボクとしては、わが専攻の諸君の活躍が嬉しい。それぞれの論文の評価は、ぜひとも読んでいただき、批評していただければありがたい。 3人の論文、文章は以下です。 研究論文 三輪健太朗「「映画的手法」から「映画的様式」へ -マンガとPOVをめぐる諸問題-」 「映画的手法」と呼ばれる戦後マンガ史の用語について、異なる媒体の比較についての原理的な考究から問題の整理を目指す。 可児洋介「「ねじ式」神話の成立 -つげ義春のマーケ

    日本マンガ学会紀要『マンガ研究』vol.18:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
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