タグ

ブックマーク / book.asahi.com (19)

  • 奇書「ドグラ・マグラ」の原風景 夢野久作がデビュー前に執筆した童話71編|好書好日

    昭和初期、福岡を拠点に活躍した探偵小説家・夢野久作。その全貌を伝える『定 夢野久作全集』(国書刊行会)が刊行中だ。この5月に発売されたばかりの第6巻のサブタイトルは【童話】。久作が探偵作家としてデビューする前、地元の新聞などに別名義で執筆していた創作童話71編を収録している。 久作が童話を旺盛に手がけていたのは、大正時代後半である。ちょうど鈴木三重吉の雑誌『赤い鳥』が創刊され、日の児童文学に新しい波が訪れていた時期と重なっているが、強靱なイマジネーションと、ナンセンスな笑い、オノマトペを多用した独特の文体を備えた久作の童話は、すでにオリジナルな世界を確立していた。たとえば「オシヤベリ姫」「人が喰べ度い」「豚吉とヒヨロ子」とタイトルを並べてみれば、そのユニークさがなんとなく伝わるだろうか。 長年の久作ファンとして数ページの小品にも捨てがたい魅力を感じるが、久作童話の代表作といえばやはり、

    奇書「ドグラ・マグラ」の原風景 夢野久作がデビュー前に執筆した童話71編|好書好日
    tonybin
    tonybin 2019/06/12
  • 図書館が就職や起業もサポート! 映画になった「ニューヨーク公共図書館」の取材で見えた日米の違い|好書好日

    文:篠原諄也、写真:有村蓮(場面写真は映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」より) 菅谷明子(すがや・あきこ)在米ジャーナリスト、ハーバード大学財団役員 米ニュース雑誌「Newsweek」日版、経済産業研究所を経て、ハーバード大学フェローとしてメディア・イノベーションとジャーナリズム、創作文芸における表現の可能性等を研究。2014年ハーバード大学ニーマン・ジャーナリズム財団役員就任。NYコロンビア大学院修了、東京大学博士課程満期退学。主著に『未来をつくる図書館〜ニューヨークからの報告』『メディア・リテラシー〜世界の現場から』(共に岩波新書)。 ーー日と比べるとニューヨークの図書館にはどんな特徴がありますか? 日の公共図書館は知的好奇心を満たすために利用する「教養型」が一般的です。雑誌やを借りたり、研究のために調査をする。ニューヨーク公共図書館もそういった側面がありますが、

    図書館が就職や起業もサポート! 映画になった「ニューヨーク公共図書館」の取材で見えた日米の違い|好書好日
    tonybin
    tonybin 2019/05/17
  • http://book.asahi.com/booknews/update/2013080700013.html

  • 本の記事 : 電子図書、自宅で借りて 滋賀県立図書館が実証実験 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    滋賀県立図書館(大津市瀬田南大萱町)は19日から、電子図書システムを使った貸し出しサービスの実証実験を始める。8月末までの予定で、利用者は自分のパソコンやスマートフォン、タブレット端末などを使い、自宅や出先などでを読むことができる。実験後にアンケートに答えてもらい、将来の電子図書サービスに向けての課題を探る試みという。 紀伊国屋書店の協力で、電子図書(和書500タイトル、洋書2800タイトル)を期間限定で利用できる。無料だが、パケット代などの通信費は自己負担。応募資格は中学生以上で、図書館の貸出券を持ち、終了後に必ずアンケートに協力できる人。希望者は、図書館2階の参考資料室カウンターで申し込むと、ログイン用のIDを登録できる。PCや端末など機器類の貸し出しはない。 同種のサービスは、大阪市立図書館、堺市立図書館などで導入されている。県立図書館では、体験者のアンケートで端末機器などの利用環

    本の記事 : 電子図書、自宅で借りて 滋賀県立図書館が実証実験 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 本の記事 : 九州の出版社元気の秘密 翻訳・電子版・復刊、企画で勝負 - 鳥居達也 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    地方の出版社が元気だ。九州では近年、人文系のブックレットをシリーズ化したり、独自に海外作家の翻訳を刊行したりといったユニークな動きが目立つ。地域性にこだわらない、ユニバーサルな書籍を出そうという出版人の意気込みがページの端々から伝わってくる。地方出版社と言えば郷土史やローカルな作品を扱う地味な存在という従来のイメージが覆りそうだ。 今年創立10周年を迎える福岡市中央区の弦書房(げんしょぼう)は、福岡ユネスコ協会と連携したブックレットシリーズ「FUKUOKA U ブックレット」を7月から刊行し始めた。 第1弾は社会学者の見田宗介(みたむねすけ)東京大名誉教授の『現代社会はどこに向かうか 生きるリアリティの崩壊と再生』。真の生きがいを見つけ出せれば新しい時代が開けてくる可能性はあると述べる。10月刊行の第2弾は韓国思想が専門の小倉紀蔵(おぐらきぞう)京都大教授の『東アジアとは何か 〈文明〉と

    本の記事 : 九州の出版社元気の秘密 翻訳・電子版・復刊、企画で勝負 - 鳥居達也 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 「万引きの文化史」書評 れっきとした犯罪なのに|好書好日

    万引きの文化史 (ヒストリカル・スタディーズ) 著者:レイチェル・シュタイア 出版社:太田出版 ジャンル:社会・時事・政治・行政 なぜ人は万引きをするのか? どういった人が、どんな理由で万引きという犯行におよぶのだろうか? 万引きに端を発するさまざまな人生の物語を追うと共に、万引きの病理と対応策を考… 万引きの文化史 [著]レイチェル・シュタイア 古書店の店員になった直後、万引きを目撃した。あの時の衝撃を、今も忘れない。三つ揃(ぞろ)いの紳士が当たり前のように、雑誌を背広の内側に忍ばせたのだ。そのまま店を出ていくのである。私は足がふるえて、声をかけられなかった。 その後、何十件も遭遇した。もはや、ひるむこともない。咎(とが)めると、冗談だよ、と照れ笑いする者、金を払えばいいだろう、と開き直る者、いろいろだった。捕まえた方が、何だか後ろめたくなる。万引きは、実に妙な犯罪だった。 映画「ティフ

    「万引きの文化史」書評 れっきとした犯罪なのに|好書好日
  • ロベルト・ボラーニョ「2666」書評 小説を怪物にする死と詩情と俗悪さ|好書好日

    謎の作家アルチンボルディを研究する四人の文学教授、メキシコ北部の国境の街に暮らすチリ人哲学教授、ボクシングの試合を取材するアフリカアメリカ人記者、女性連続殺人事件を追う… 2666 [著]ロベルト・ボラーニョ 〈寂寞(せきばく)〉ではなく、〈寂漠〉という文字が思い浮かんだ。寂しさの砂漠あるいは砂漠の孤独。チリに生まれ、青年期に母国の軍事クーデターに遭遇、メキシコ、フランス、スペインを渡り歩き、50歳で死んだボラーニョのこの遺作は、星の明滅のような含み笑いで我々をくすぐりつつも、最後には砂塵(さじん)と淡い悲しみでかすむ広大な暮景のなかに置き去りにする。 砂漠の中心には、アルチンボルディという長身のドイツ人作家がいる。よく似た名のイタリアの画家アルチンボルドが描いた、草花や果実からなるあの摩訶不思議(まかふしぎ)な人物画と同様、このドイツ人作家は、つまり5部構成のこの小説はまったく得体(え

    ロベルト・ボラーニョ「2666」書評 小説を怪物にする死と詩情と俗悪さ|好書好日
  • 本の記事 : 江戸の版元衰退と出版業の今後 電子書籍時代の方策は? - 赤田康和 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    版元といえば、いまでは出版社を指す。しかし江戸時代は「出版」「印刷」「販売」をすべて統括する存在だった。中でも大手だったのは「須原屋」。印刷博物館(東京都文京区)で開かれている企画展「印刷都市東京と近代日」で、その足跡をたどってみた。 「当時の版元はの総合プロデューサーでした」。同館の川井昌太郎(しょうたろう)学芸員はそう解説する。作者から原稿をとってきて筆耕に清書をさせ、彫り師に製版を、摺(す)り師に印刷を発注し、製して完成。自ら書店も開き、そこで販売もしていた。 川井氏によると、江戸の観光ガイド『江戸買物独案内』には62の版元を含む160の出版・印刷関連業者の名がある。『江戸名所図会』(1834年)にも、版元の店先が客でにぎわう様子が描かれたという。 『江戸の屋さん』(故今田洋三氏著)によると、須原屋は江戸後期には12軒に上った。家の須原屋茂兵衛(もへえ)は9代続き、幕府から

    本の記事 : 江戸の版元衰退と出版業の今後 電子書籍時代の方策は? - 赤田康和 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 本の記事 : 〈本の舞台裏〉真剣レビュー合戦 - 上原佳久 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    出版社の編集者同士が、お互いの手がけたを正面から書評し合う。そんな試みが小冊子「レビュー合戦」にまとまった。参加したのは白水社、みすず書房、東京大学出版会。取り上げた24冊を集めたフェアが今月から、全国50書店で順次開かれている。 「編集者として日々、の打ち出し方に悩んでいる身としては、お手のような仕事である」。渡辺浩『日政治思想史』(東京大学出版会)を評したのは、白水社の竹園公一朗さん。同業者のうらやむ気持ちも交じった率直な感想がつづられる。 24冊は世に出て時間のたったものがほとんど。しかも、ちょっととっつきにくい人文書だ。「古びていない中身の詰まった既刊書に、もう一度光を当てたい」と、東京大学出版会販売部の沢畑塁さんが企画を持ちかけた。 各社が約30冊ずつ持ち寄って、共通の話題での結びつきを考え、「戦争とその暗部」「資源再考」などの10テーマ計24冊に絞り込んだ。 意外な結び

    本の記事 : 〈本の舞台裏〉真剣レビュー合戦 - 上原佳久 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • コラム別に読む : テレビの金持ち目線─「生活保護」を叩いて得をするのは誰か [著]和田秀樹 - 青木るえか | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    生活保護バッシングってブキミじゃない? 生活保護バッシングがこの頃盛んである。マトモに働きもしないで生活保護もらってパチンコやって遊んでる社会のクズ、あるいはうつ病とか称してマトモに働かず会社休んで周りに迷惑かけてる社会のクズ、などの撲滅が叫ばれている。和田さんは、それに対して「ちがいます」とはっきり書いている。生活保護バッシングすることが結局は暮らしづらい世の中にしちゃうことなんですよ、と。私は和田さんのを初めて読むのですが、見た目だけで「東大医学部卒でちょっと顔がいいチャラチャラしたマスコミ医者」と思っていたことを反省します。内容については何も言うことがない。 気になるのは、のタイトルを見て「あ、これは生活保護バッシングについて批判するだな」とわかって、その批判を読みたくて手に取る人がどれぐらいいるのか、ということだ。読んで「ほんとになー、生活保護批判て、いつ自分がそれをもらう

    コラム別に読む : テレビの金持ち目線─「生活保護」を叩いて得をするのは誰か [著]和田秀樹 - 青木るえか | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2012101000002.html

  • 本の記事 : 復刻マンガ、書店でも ネット会社が渋谷に開店 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    一度は絶版になりながらファンの後押しで復刻されたマンガを集めた「渋谷サブカル書店」が、東京・渋谷の渋谷パルコパート1にオープンした。ネット上で復刻の要望を募る出版社、復刊ドットコムが初めて開いた「リアル書店」だ。 店内には「のらくろ喫茶店」(田河水泡作)、「サイボーグ009」(石ノ森章太郎作)など約300タイトルが並ぶ。9月刊行開始の「ブラック・ジャック大全集」(手塚治虫作)は、「週刊少年チャンピオン」連載当時のB5判サイズを初めて再現した単行だ。 復刊ドットコムはサイト上で100票以上の要望が集まったについて、版元と交渉して約5千点を復刊した。復刊が困難な場合は自社が新たな版元となり約800点を復刻、ネットなどで販売してきた。 リアル書店について、同社の岩利明・営業部マネージャーは「ネットでは、はじめから欲しかったをピンポイントで購入する。知らなかった復刻と出会ってもらえるのは

    本の記事 : 復刻マンガ、書店でも ネット会社が渋谷に開店 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 本の記事 : 楽天が出版取り次ぎ参入 書店で注文、0~2日で入荷 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    街の書店でを注文してから届くまでに平均7日前後かかる書籍流通の現状を変えようと、インターネット通販大手の楽天が中堅書店にを卸す出版取次事業を始める。自社のネット書店が持つ在庫約50万点と配送システムを活用。原則として0~2日で届ける。 楽天は、ネット通販の覇者・米アマゾンの「打倒」を掲げる。街の書店は「書店に届くのを待てないとアマゾンで買う人が増えた」と危機感を抱く。街の書店にとって、ネット書店「楽天ブックス」も運営する楽天はライバルだが、「敵の敵は味方」(関係者)と、異例の連携が決まった。 楽天は、ネット書店としてを直接読者に売っており、その販売先に街の書店が加わる形だ。扱う冊数が増えれば、在庫の回転率が上がり、コストが下がる。好きの人たちが集まる書店と連携し、7月に始めた電子書籍配信事業の拡大につなげる狙いもある。 書店は、客から店頭にないの注文を受けると、楽天の在庫をネット

    本の記事 : 楽天が出版取り次ぎ参入 書店で注文、0~2日で入荷 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • コラム別に読む : 考える鉛筆 [著]小日向京 - トミヤマユキコ | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    文具雑誌での執筆活動をメインとする著者による、1冊まるごと鉛筆の。削る、書く、持ち運ぶ……鉛筆にまつわるどんなシーンも逃すことなく褒めて褒めまくるという、相当マニアックな内容だ。鉛筆への溢れる思いは、削りカスだってけっして仲間はずれにはしない。「削りたての木軸と黒鉛芯の削りかすが奏でる香りの競演は、もはやアロマテラピーの一種といってもいいほど」であり、しかも「机でしばらく愛でていたいオブジェ」ですらあるという。 想像の斜め上を行く、著者独特の「のめり込み具合」は、笑いながら読み進めていくうち、だんだんクセになってゆく。そして気付けば、遠い昔、毎日のように鉛筆を使っていた日々が少しずつ思い出され、懐かしい気持ちで胸がいっぱいに。 鉛筆と深い関係にある諸文具への目配りも忘れてはいない。消しゴムやキャップはもちろん、驚くべきことに「飲店の紙ナプキン」までもが登場する。その意味で書は、鉛筆を

    コラム別に読む : 考える鉛筆 [著]小日向京 - トミヤマユキコ | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 「群像としての丹下研究室」書評 「構想力」支えた最強チーム活写|好書好日

    群像としての丹下研究室 戦後日建築・都市史のメインストリーム 著者:豊川 斎赫 出版社:オーム社 ジャンル:技術・工学・農学 黒川紀章など世界的建築家を数多く輩出した東大・丹下健三研究室。丹下健三と丹下研OB、その周辺人物との関係を追い、実作・計画案といかなる緊張関係にあったかを鮮やかに描き出す… 群像としての丹下研究室 戦後日建築・都市史のメインストリーム [著]豊川斎赫 建築家を語るは通常、造形デザイン話に社会文明観や哲学談議を接ぎ木する程度だ。書はそれを遥(はる)かに超える。書のテーマたる丹下健三が、通常を遥かに超える建築家だったせいもある。彼は個別建築にとどまらず、都市、地域、国土設計にまで大きな足跡を残した。だがなぜそれが可能だったのか? 通常はこれを「壮大な構想力」という一言ですませてしまう。書の手柄は、その「構想力」の中身を詳細に示したことだ。丹下の構想力の背後に

    「群像としての丹下研究室」書評 「構想力」支えた最強チーム活写|好書好日
  • 本の記事 : ジュンク堂書店新宿店閉店フェア、元書店員が明かす舞台裏 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    3月末に閉店したジュンク堂書店新宿店の閉店直前の大胆なフェアは、いまもネットで語り継がれている。「社会科学担当者が当に売りたかった」「音を言えばこのが売りたかった!!」などのフェアは、リアル書店のあり方を書店のみならず好きにも問いかける企画となった。そのフェアを仕切った書店員が、5月18日(金)22時からインターネットのニコニコ生放送(以下、ニコ生)で座談会を行い、閉店前の日々を振り返った。 ■閉店時のフェアの様子はこちらから 座談会に参加した元書店員は6人。現在は5人がジュンク堂書店や丸善の他店舗に異動し、1人は出版社の営業職に転職した。営業終了後のMARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店に座談会場を作り、文芸評論家の佐々木敦氏が司会を務めた。ニコ生は閉店直前の新宿店で番組を企画したものの、書店側が閉店準備に追われて対応できず、仕切り直して実現した悲願の番組となった。 佐々木敦さん

    本の記事 : ジュンク堂書店新宿店閉店フェア、元書店員が明かす舞台裏 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 本の記事 : 地獄絵の生々しさ、子どものしつけに人気 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    鬼に体を刻まれる「なます地獄」、煮えたぎる釜に入れられる「かまゆで地獄」……。色彩豊かに描かれた地獄絵を紹介した子ども向け『絵 地獄』(風濤社)が売れている。今年に入りすでに6万部を増刷し、累計発行部数は17万部になった。 この絵に使用されている地獄絵は、1784年(天明4年)に江戸の絵師によって描かれた絵巻で、千葉県南房総市の延命寺が所蔵する。風濤社の高橋栄代表は「先代の父親が思いついた企画でした。発行当時は子どものいじめや自殺が社会問題になり始めたころです。地獄の言いつたえを子どもに見せて『人をいじめたり命を粗末にしたりすると、大変なめにあうぞ』という構成を考えました」と話す。 1980年8月の初版は5千部だった。発売後数年は「書店にまず置いてもらえるかどうかが鍵」だったという。可愛らしい絵が並ぶ児童書のコーナーでは表紙・内容があまりにも異質だからだ。それが書店員の口コミなどで徐

    本の記事 : 地獄絵の生々しさ、子どものしつけに人気 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 本の記事 : 老舗書店がカフェを始めたわけ――東京堂書店神田神保町店 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    多くの作家に愛されてきた老舗書店「東京堂書店」(東京・神田神保町)が、3月30日に新装開店した。入り口にカフェを併設した「ブックカフェ」として大変身。玄関はロンドンの書店を参考に設計され、クラシックな趣の書店になった。 写真特集はこちらから ■「持ち込み不可」、喫煙は可 神田神保町店リニューアルオープン当日には作家や文化人などがカフェを訪れ、そのツイートがネットを飛び交った。他のブックカフェと違うのは、「書棚からの持ち込み」を禁止した点。ただしカフェ内に置いてあるは自由に読める。出版前の書籍のゲラ(試し刷り)やバウンド・プルーフ(見)もあり、ひと味違った読書体験ができる。3階までの各階にカフェの座席があるがの売り場とは仕切られ、3階は、書店には珍しい「愛煙家席」だ。カフェとしても楽しめるように、無線LANや電源も完備した。 2階、書籍売り場 カフェの椅子にもこだわりがある。2階は常

    本の記事 : 老舗書店がカフェを始めたわけ――東京堂書店神田神保町店 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 本の記事 : 本の電子化、100万点目標 出版界が4月に新会社 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    国内の出版業界が連携し、出版物の電子化を一括して請け負う新会社「出版デジタル機構」を4月2日に立ち上げることが固まった。ふだんはライバル関係にある講談社、小学館、集英社の大手3社を中心に複数社が計約12億円を出資する前例のない形で、書籍100万点の電子化をめざす。大日印刷と凸版印刷にも各5億円の出資を求めている。出資総額は20億円規模になり、さらに上積みされる見通し。3月に正式決定する。 設立には180の出版社が賛同。社長に就任予定の植村八潮・東京電機大出版局長は「許諾さえとれれば、すべてのを機構で扱う」と話す。日電子書籍は約20万点だが、大半が携帯向けのコミックなど。機構が軌道に乗れば、読者が一般の電子書籍の形で手にとりやすくなる。日市場に参入準備を進める外資企業にも、要望があれば電子データを提供する。 機構がめざすのは、中小出版社でも電子化ができるインフラ整備だ。出版社は

    本の記事 : 本の電子化、100万点目標 出版界が4月に新会社 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 1