そこで、手元のEPUBリーダを最新版に入れ替えて簡単に比較して見ました。表示に使ったのは、先日、プレゼンのために用意した「新版・論文の教室」からピックアップしたデータのEPUB版[1]です。以下の表に気になる点をまとめました(表2)。 1.縦中横の自動解除 もっとも気になるのは、縦中横の自動解除です。iBooks、Readiumは縦中横の幅がおそらく1文字分よりも広くなると縦中横を解除してしまいます。困るのは、縦中横は大抵、ASCIIコード(基本ラテン)のアラビア数字に指定しているため、解除されると2桁のアラビア数字が横倒しになってしまうことです。 ○次の図では図の番号をASCIIコードのアラビア数字で表して縦中横を設定。しかし、縦中横が解除されて番号が寝てしまうため、1~9は正立、10~12が横倒しというおかしなことになってしまいます。 図1. iBooks 縦中横解除 章・節という番号