エンゼルスの周辺が、大谷翔平の話題で久々に騒がしくなったのはテキサス州アーリントンでオールスターが行われたときだった。チームから唯一オールスターに選出されたタイラー・アンダーソン投手から大谷に関するぶっちゃけ発言が飛び出したためだ。「エンゼルスが契約条件を呑んでいれば、オオタニはチームに残っただろうとみんなが言っている」
多くのアニメやゲーム、ラジオで活躍する人気声優の立花理香(36歳)。20代中盤に声優デビューを果たした“オールドルーキー”の歩みと、野球への思いとは。夫であるオリックスの若月健矢捕手(28歳)が山本由伸投手と今季達成したノーヒットノーランにまつわる秘話も聞いた。(全2回の2回目/前編へ) 声優・立花理香とプロ野球の出会いは幼少期に遡る。生まれ育った広島での日常はいわば“カープまみれ”。野球中継の延長で、見たい番組の放送が後ろ倒しになることも珍しくなかった。 「子どものころは、チャンネル権を争いながら『もー、また野球?』って思っていました。野球の楽しさを知ったのは、大学進学を機に京都に住みはじめてからですね。友達に誘われて甲子園や京セラドームに足を運ぶようになったんですが、球場で飲むビールが猛烈においしくて……。ちょうど新井貴浩さんが広島から阪神に移籍されたころ(2008年)だったと思います
野球 プロ野球 「毎日何品もご飯を作るとか、私はしないからね」夫はオリックス若月健矢…声優・立花理香が初めて明かすイマドキ“プロ野球選手妻”のリアル
青春の押し付け問題 大人が選手を自分好みのストーリーに当てはめようとする、いわば、青春の押し付け問題。これも高校野球が抱える、そして解決していかなければならない大きな課題の一つです。高校野球はシンプルに言えば、高校生がただ野球をやっているだけですが、真夏の風物詩やお祭りのように捉えている人が多く、もはや非常に巨大なエンターテインメントとなっています。新たなヒーローの出現や感動的なゲームを望むファンがいて、また、それを売り込んでいこうとするメディアの存在もある。そこで過剰に膨らまされたドラマに、それを望むファンが喜んで食いつく。こうした土壌が高校野球にはあると思います。 そしてそれを支えているのが、春と夏の全国大会が公共放送で全試合生中継され、その面白さを全国民レベルで共有できてしまうところなのです。一部からは「試合が面白いのだから、いまのままでいいじゃないか」という意見も聞かれますが、それ
WBCは着実に育っている ――WBCは今大会で5回目。日本では大谷翔平選手やダルビッシュ有選手らスターの参戦もあって大きな話題を集めています。クレア記者は大会の盛り上がりをどう感じていますか。 クレア記者(以下、クレア) 明らかに過去の大会よりも盛り上がっていると思います。アメリカが前回大会で優勝したこと、どのチームもMLBのスタークラスが参加していることが大きいのかなと。 ――それでもやはり、アメリカでは盛り上がっていないという報道もありました。 クレア 現状、野球ならMLBのリーグ自体のほうが人気がありますし、NFLやNBAといったリーグそのものへの関心がやはり高い。そうしたメジャースポーツのプロリーグは、オリンピックよりも人気ありますし、現状WBCが及ばないのも仕方ない面はあるのかなと思います。でも着実に育っていることは間違いない。ドミニカ共和国や日本の盛り上がりには勝てませんが、大
強豪スペインに2-1で逆転勝利を果たし、世界に衝撃を与えたサッカー日本代表。その逆転劇で話題となったのが三笘薫のライン上ギリギリのアシスト写真だ。ボールの表面わずか1ミリほどが線上に残っていた瞬間を示すこの1枚。日本のメディアでも多く使われたこの“証拠写真”を撮影したのがAP通信のフォトグラファー、ペトル・ダビド・ヨセクさんだ。開会式翌日の11月21日に43歳となったチェコ出身のヨセクさんに「あの瞬間をどのように撮ったか」を聞いた。 試合を象徴するようなシーンを捉えることができたのかな ――ライン上に残っていたか世界的にも議論となったプレーについて、ヨセクさんの写真は、その決定的瞬間を捉えており、日本でもとても話題となっています。率直にどう感じていますか? ヨセク 多くの人に注目いただいていて、光栄に思います。あの瞬間をしっかり写真に収めることができて、幸せに感じますね。あの写真があったか
大苦戦の前半「狙い通りに奪えたシーンは…」 システムを4-2-3-1へ戻した9月の戦いで、日本は3ラインをコンパクトにしたハイプレスをコンセプトの柱に据え、チームの共通理解を図ってきました。ところが、その3ラインのコンパクトさが、前半開始から時間を経たずして保てなくなっていきました。守備の局面では1トップの前田大然とトップ下の鎌田大地がツートップ気味に横並びになり、相手CBに制限をかけるのですが、彼らが出ていっても後方が連動できる回数が減っていきました。 鎌田と前田が前からプレスを仕掛けるなら、中盤から最終ラインも同じように押し上げないと、とくにダブルボランチの遠藤航と田中碧の周りのスペースが空いてしまいます。9月23日のアメリカ戦では前からのプレスに合わせて中盤と最終ラインが連動し、3ラインをコンパクトにすることで、とくに中盤でボールを奪いショートカウンターで得点を狙う形を多く作れてきた
昨年10月27日、山本高広さんは自身のインスタグラムにこう書き込んだ。 「室井さん!!どうして芸人辞めなきゃいけないんだ!」 それまで所属していたワタナベエンターテインメントを退所し、山寺宏一さんら多くの人気声優が所属するアクロスエンタテインメントに移籍したことで、「モノマネ芸人を辞めて、声優に転身する」と報じられたことへの反論メッセージだった。 現在はモノマネ芸人と声優業、どちらにも力を注いでいる。なぜ、織田裕二モノマネで一世を風靡した芸人が“二刀流”にチャレンジするようになったのか。(全3回の3回目/#1、#2へ) 卒業後、全く声がかからずそのままフリーターに ――近年は声優としても活躍し、昨年にはアクロスエンタテインメントへ移籍しました。声優の仕事を増やそうと思ったきっかけは? 山本 2009年にゲスト声優として出演させてもらった映画『クレヨンしんちゃん』の仕事が楽しくて。キャラクタ
関取5名、計27名の力士を抱える九重部屋。由緒ある同部屋を牽引するのは、元大関・千代大海の九重親方(46歳)だ。歴代1位タイの大関在位65場所という記録を残した「ツッパリ大関」は、いかにして相撲道に邁進することになったのか。ロングインタビュー前編では、九州全域に名を轟かせる不良だった少年時代の思い出や、先代九重親方である第58代横綱・千代の富士との出会いについて話を聞いた。(全3回の1回目/#2、#3へ) ◆◆◆ 運動神経抜群だった幼少期 ――親方は幼少期に柔道の経験があると伺いました。その頃から体は大きかったのでしょうか。 幼稚園の頃は、写真で見るかぎり周りの子より頭ひとつ大きいですね。1年に10キロずつ体重が増えて、5、6歳でもう50キロくらいありました。やんちゃで、朝から晩まで公園や海で遊んでいました。体は大きかったけど足が速くて、かけっこで2位以下になったことがありません。自転車も
タレントのマツコ・デラックスが4月に放送されたテレビ番組のなかで「飲んでから眠りが良くなった」などと紹介。普段から忌憚なく発言するあのマツコが薦めるのだから、という理由なのか、放送以降「ヤクルト1000」の人気が爆発したのだという。 まだ半信半疑でJR総武線の駅構内の自販機をチェックしてみると、「ヤクルト1000」が並ぶスペースは以前より大きく拡大されており、夕方には「売り切れ」マークが点灯しているところもあった。 ヤクルトレディ曰く、「今は道売りも禁止令が出ていて……」。お宝を求めて街中で見つけたカートを引くおなじみの制服姿のレディに群がる人も急増し、“野生のヤクルトレディ”なる言葉も伝播しているというから、これはただごとではない。 言わせてもらえば、「ヤクルト1000」に関してはマツコより先んじて愛飲しているクチだ。発売されたばかりの2020年初頭のこと。前職のプロ野球記者時代に担当し
多くの人がもやもやした気持ちを抱えたまま、フィギュアスケート女子を観戦することになった。 ROC(ロシア五輪委員会)の北京五輪フィギュアスケート代表、カミラ・ワリエワの検体から禁止薬物が検出されたというニュースが発表されたことで、彼女の個人戦出場は一時不透明な状態になった。そして出場できるか否かはCAS(スポーツ仲裁裁判所)の手に委ねられた。 そして、2月14日午後。ワリエワに「出場許可」というニュースが届けられた。なお、3位以内に同選手が入賞した場合は、表彰式やメダル授与式を実施しないという。 今回の経過、裁定に関してはすでにニュース速報などでカバーされているはずなので、ここでは、今回の一連の騒動、そしてロシアの抱える問題に焦点を当てたい。 ワリエワ本人に“ドーピングの意思”はあったのか? 15歳が禁止薬物を自ら購入し、摂取したのか。 ドーピングのニュースが出た際、多くの人が違和感を感じ
近藤真彦がジャニーズ事務所を退所して芸能活動を休止したことに端を発して、様々な芸能ニュースが飛び交った。その多くが「近藤は趣味が高じてモータースポーツに関わり、芸能活動をおろそかにして道楽の世界にのめりこんだ結果、ジャニーズ事務所での居場所を狭めてしまった」というものだった。 1980年代から国内モータースポーツに関わり、近藤のレース活動も見てきた筆者にとってこうした解釈は、モータースポーツについての誤解が根底にあるまま、あまりにも表層的な分析に基づいて書かれているように思えてならない。 芸能界とモータースポーツの「あるある」 近藤真彦以前から、モータースポーツと関わる芸能人は存在した。モータースポーツの派手なイメージは芸能人の背景としてうってつけだったのだろう。確立したプロ制度が存在しないモータースポーツでは、実績を飛び越えて表舞台に関わることが容易だったことも、こうした「特別扱い」が横
東京五輪開幕まで4月14日でちょうど100日となった。本来ならば開催国では機運が最高潮に高まり、自国選手たちの調整ぶりやメダル獲得予想に大きな注目が集まる時期だろう。しかし、「ウィズコロナ」で初めて行われる今回は状況が全く異なる。人々の関心は、「五輪をやれるのか、やれないのか」にある。 世論調査では大半が今夏開催を疑問視 毎日新聞などが3月に行った世論調査では、東京五輪を「予定通り開催すべき」と答えた人はたった9%だった。朝日新聞が4月10、11日、東京五輪・パラリンピック開催について3択で尋ねた世論調査の結果は、「今年の夏に開催する」が28%、「再び延期する」は34%、「中止する」は35%。日本では今なお、大半が今夏の開催を疑問視している。
――実際に、マヂカルラブリーが喜びに浸っている様子を見て、どのような感情が湧いてきましたか。 井口 こんなに嫌なもんなんだと思いましたね。それまでは決勝で負けて、悔しいと言っている芸人を見るたびに、決勝まで行けたんだからいいじゃんって思っていたんです。贅沢なこと言うなよ、と。でも、そういう心境には到底、なれませんでした。東京ホテイソンや錦鯉さんも同じような感想をもらしてましたよ。こんなに悔しいものなのか、と。僕らも錦鯉さんも暫定1位から3位が座る席にも座れなかったので、呼ばれてから一瞬だった。得点発表のシーンとかも含めて10分もない。不完全燃焼感が、ハンパないです。 河本 二度と決勝に行けなかったら、一生後悔するんだろうなと思いましたね。M-1で優勝できなかった悔しさを晴らす方法は一つしかないと思うんです。M-1で優勝するしかない。 「ウエストランドよりマシ」他のコンビが解散をやめる
「あれは漫才じゃない」――2020年のM-1はなぜあれほどの賛否を呼んだのか? 出場した漫才師たちのインタビューから、その答えに迫っていく。 9位に終わったものの「お笑いは復讐劇なんだよ!」の毒フレーズで爪痕を残したウエストランド。じつはその際に審査員の松本人志を何度もチラ見していた井口さん。その理由を聞いた。(全3回の2回目/#1、#3へ) ――決勝進出が決まると、いろんな人がアドバイスをくれるようになると言いますが、お2人はいかがでしたか。 井口 それはほとんどなかったですね。事務所自体、ファイナリストを出したのが初めてでしたし。事務所の先輩である爆笑問題さんは、「開き直ってやれ」みたいなことは言ってくださいましたけど。まあ、経験値から言っても、うちの事務所だと爆笑さんぐらいしかアドバイスをくれるような人はいないんで。河本は、自分の立ち位置だと、審査員がどうしたって目に入る。そうすると
「あれは漫才じゃない」――2020年のM-1王者が生まれると、漫才をめぐるかつてないほどの論争が巻き起こった。なぜあれほどの賛否を呼んだのか? 出場した漫才師たちのインタビューから、その答えに迫っていく。 笑神籤(えみくじ)でずっと待たされ、最終10組目に登場したウエストランド。9位に終わったものの「お笑いは復讐劇なんだよ」という毒フレーズで爪痕を残した。「傷つけないお笑い」の時代とも言われるなか、彼らの“卑屈さ”の根っこにあるものとは?(全3回の1回目/#2、#3へ) ――今大会、井口さんの「毒フレーズ」が話題になりました。いくつかあった中で、もっとも好評だったのが「お笑いは今まで何もいいことがなかったヤツの復讐劇なんだよ」というセリフでした。2回戦の時からずっと言っていましたよね。 井口 あれ、何年か前のネタの中にあったフレーズで、2回戦で使ったあと、ネットでボロクソ叩かれるんじゃない
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く