大苦戦の前半「狙い通りに奪えたシーンは…」 システムを4-2-3-1へ戻した9月の戦いで、日本は3ラインをコンパクトにしたハイプレスをコンセプトの柱に据え、チームの共通理解を図ってきました。ところが、その3ラインのコンパクトさが、前半開始から時間を経たずして保てなくなっていきました。守備の局面では1トップの前田大然とトップ下の鎌田大地がツートップ気味に横並びになり、相手CBに制限をかけるのですが、彼らが出ていっても後方が連動できる回数が減っていきました。 鎌田と前田が前からプレスを仕掛けるなら、中盤から最終ラインも同じように押し上げないと、とくにダブルボランチの遠藤航と田中碧の周りのスペースが空いてしまいます。9月23日のアメリカ戦では前からのプレスに合わせて中盤と最終ラインが連動し、3ラインをコンパクトにすることで、とくに中盤でボールを奪いショートカウンターで得点を狙う形を多く作れてきた
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