現代文明は、歴史を通して人類の英知を集めて築き上げた結実の世界である。 ところが、最も科学的・進歩的と自称していた共産世界は崩壊し始め、自由を誇ってきた民主世界も精神的荒廃が広く深く進んでいる。 人類は昔から重い病を患っていて、いろんな医者にかかり、さまざまな薬を投与され、あらゆる治療を試みてきた。 しかし、もはやどの医者も手におえない状態になってしまった。 治療法は病気の原因が何かで決まる。 もしその原因を見誤った場合には、いくら薬を飲ませても治らない。マルクスは、人類の病の原因は私有財産制にあると見た。だからそれを廃止すれば治ると思ったが、かえって悪化させてしまった。 2000年前に名医が来られた。しかし誰よりも名医を待っていたはずの人々が、最後までその名医の言うことを聞かず、従おうとしないで皆で殺してしまった。 そして、今日、文鮮明先生は人類の不治の病の原因を