ロシアの物理学者のチームは、ニコラ・テスラの幻の計画を現代のテクノロジーを使って復活させ、世界規模の無線電源送信システムを実現させようとしている。その資金を彼らはIndiegogoで募っている。 158年前に生まれたテスラは、1902年、ニューヨーク州にウォーデンクリフ・タワーを建設した。彼はこの60メートルのタワーの頂上に設置された巨大なコイルから、電離層を利用して大西洋の向こう側との間で正確に電気的共鳴を調整し、大量の電気エネルギーを効率的に送ろうと考えたのだ。計画当初、J.P.モーガンの資金援助があったのだが、わずか数年で資金が底を突き計画は立ち消えた。タワーはその後10年ほど立っていたが、第一次世界対戦中に防衛上の理由から取り壊されてしまった。 20世紀初頭のウォーデンクリフ・タワー。 Leonid PlekhanovとSergey Plekhanovが計画しているこの現代版テスラ