VMware、Hyper-V、XEN Desktopなど、ここ数年で仮想OSを作成・運用するさまざまなプラットフォームが現われました。無償で使えるものや、OSに標準で付属されているものも多いため、読者の皆様の中にも、触れたことがあるという方も多いのではないかと思います。今回は、さまざまな仮想OSの環境と、それぞれに応じたウイルス対策の現状と課題を考えたいと思います。 家庭でも使われるホスト型の仮想OS 仮想OSというと、ハイエンドなサーバーマシンで、いくつもの仮想サーバーを動かすイメージをもつことが多いかもしれませんが、実際にはもっとずっと身近に存在しています。実際に使う機会が多いのは、Windows 7の「Windows XPモード」ではないでしょうか。 Windows XPモードは、Windows 7のUltimate/Enterprise/Professionalに付属する機能です。
![仮想OSのウイルス対策を考える](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e87e7ac720997d21de68766e1052ae6c3f99d37e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2011%2F06%2F07%2F295259%2Fl%2Ff8b47eab44f46600.jpg%3F20200122)