環境省は10日、新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで飼育している国の特別天然記念物トキのうち、8羽が死亡、2羽が負傷したと発表した。監視カメラの映像から、イタチやテンなどの小型動物が飼育ケージに侵入して襲ったとみられるという。 襲われたのは同センター野生復帰ステーションで、今年9月に予定していた3回目の放鳥に向け、えさ取りや飛び方の訓練をしていた11羽が入っていたケージ。同センター職員が10日午前8時半ごろ、襲われているのを発見した。襲われたトキには、かまれた形跡がある。残りの1羽には、けがはなかった。