ようやく2011年の映画ベスト10を決めたので粛々と発表していきます。なお、対象本数は76。相変わらずの少なさです。 10位『グリーン・ランタン』 今年観たアメコミ映画でいちばんぐっときました……とはいえ『マイティ・ソー』は観逃したんですが。 いつも凡打で終わっていたライアン・レイノルズが、予想外に等身大にかっこいいグッドガイぶりを発揮していた。 第二次大戦で対ナチス、と現代アメコミ映画でも上滑りしにくい背景を、しかも『ロケッティア』という成功体験も持っているジョー・ジョンストンが撮ったというのに『キャプテン・アメリカ』がいまいちだったのにたいして、スペースオペラでタイツ姿ヒーローというマイナス要素を背負ったグリーン・ランタンがここまでよかったのは本当にえらい。レイノルズの快活かつボンクラな魅力と、彼をいかした父子の憧憬の物語が成功の要因だったと思います。 9位『エンジェル・ウォーズ』 す