ブックマーク / realsound.jp (12)

  • 「生成AIと音楽の著作権問題」をJASRACに聞く クリエイターの創作環境を守るために必要なこと

    現在リアルサウンドでは、音楽映画・テック・ブックの4サイトを横断した特集企画「生成AIはカルチャーをどう変えるか?」を展開中だ。未知なる可能性を秘めた新技術に向けられる熱い眼差しと、各業界のエコシステムに影響を及ぼすであろう脅威へ向けられる懐疑的な眼差し。カルチャーの分野においては特に、生成AIに対して期待と不安が入り混じった見方が存在している。 生成AIの革新性は、人間が様々な創作をする上で用いてきた「ツール」に「学習し生み出す機能」が加わったことにある。さまざまな学習を重ねた生成AIと正確なプロンプト(指示文)があれば、無限に生成物を生み出すことができるのだ。これにより、クリエイティビティが強化されたり、利便性/生産性が向上する一方、使い方によっては創作を生業とするクリエイターたちの機会損失や、既存の著作物への権利侵害を生む恐れがあるとして、日国内の音楽業界において慎重な議論が進め

    「生成AIと音楽の著作権問題」をJASRACに聞く クリエイターの創作環境を守るために必要なこと
  • DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在

    音楽家で現在は音楽ギルド・新音楽制作工房も運営する菊地成孔。彼が率いていたDC/PRG(Date Course Pentagon Royal Garden/当時はDCPRG)による2ndアルバム『構造と力(Structure et Force)』が、2003年9月25日の発売から20周年を迎える。 作の収録曲は前作『アイアンマウンテン報告』と比べ、さらにクロスリズムやポリリズムにフォーカスしており、当時としては律動的かつかなり先鋭的な内容だった。特に当時、4拍子と5拍子が同時に鳴るリズムを踊れる楽曲に落とし込んだのは驚嘆でしかない。 しかし執筆家でもある菊地が膨大なテクストを残した副作用なのか、雑誌カルチャーの衰退が原因なのか、音楽そのものを具体的に語ったインタビューはネット上にほとんどないのが実情だ。そこでリリース20周年を期に『構造と力』の音楽的な回想を依頼。 「5」という数字(ペン

    DCPRG『構造と力』リリース20周年 菊地成孔が語る、オルタナティブなグルーヴの現在
  • 「綺麗事じゃなくて、クソならクソだって言ってくれる」 元自衛官芸人 やす子が語るヒップホップ/ラップ愛

    お笑い芸人のルーツ音楽にスポットを当てた連載「芸人と音楽」。第4弾ではブレイク中の元自衛官芸人・やす子に話を聞いた。ヒップホップやロックなどを好んで聴き、最近は自身でもオリジナル楽曲を制作してSNSに投稿。その絶妙なワードセンスやDTMならではのサウンドが音楽ファンやアーティストの間でも話題になっている。そんなやす子が影響を受けてきた音楽、そして楽曲を制作する上で意識していることなど、熱い音楽愛が伝わるインタビューをお届けする。なお、後日インタビューの模様を収録した動画も公開予定だ。(編集部)【記事最後にプレゼント情報あり】 くるり、RIP SLYMEからFla$hBackS、C.O.S.A.、NF Zesshoまで…様々な音楽に魅了 ーーやす子さんはヒップホップやロックがお好きで、最近ではご自身でも楽曲を制作されていますが、幼少期や学生時代にはどんな音楽を聴いていましたか? やす子:24

    「綺麗事じゃなくて、クソならクソだって言ってくれる」 元自衛官芸人 やす子が語るヒップホップ/ラップ愛
  • 元Juice=Juice・宮本佳林が明かす「ボカロ愛」。DECO*27とつんく♂に共通する“魅力”とは?

    Juice=Juiceの元メンバーとしても活躍した宮佳林が、4月30日の『ニコニコ超会議2023』内「超歌ってみた」ステージに出演。40mPの「恋愛裁判」とバルーンの「シャルル」を歌唱した。今回リアルサウンドテックでは、歌唱前の宮にインタビューする機会を得たため、彼女がボカロに出会ったきっかけや歌唱楽曲への思いなどについて、熱い思いを語ってもらった。 宮はボカロで育ち、ボカロに救われたーー人生の一部となっていた「VOCALOID」の存在 ーー宮さんはかねてからボカロ好きを公言されていますが、ボカロとの出会いについて教えてください。 宮佳林(以下、宮):私、もともと中学生くらいのころからニコニコ動画を見ていたんですよ。良い意味で頭のネジが外れたような動画も多かったので、グッと引き込まれてしまって(笑)。色んな動画を見ていくなかで、ボカロ楽曲もそのなかにあって、それを聴いていたのが

    元Juice=Juice・宮本佳林が明かす「ボカロ愛」。DECO*27とつんく♂に共通する“魅力”とは?
  • 山口美央子、デビューから40年経っても沸き続ける創作意欲 ワールドワイドに支持されるサウンドメイクの裏側

    山口美央子、デビューから40年経っても沸き続ける創作意欲 ワールドワイドに支持されるサウンドメイクの裏側 1983年、コーセー化粧品のCMソングとしてヒットした「恋は春感」で知られるシンガーソングライター、山口美央子。当時、「シンセの歌姫」というキャッチフレーズがついていたように、この曲が収録されたアルバム『月姫』は、シンセポップの名盤として愛好家の間で聴き継がれてきた。今回、その発売40周年を記念して、強力なアニバーサリーエディションが登場。ディスク1(オリジナルアルバムのリマスター盤)とディスク2(ニュー・ヴァージョン及び新録を詰め込んだボーナスディスク)の2枚組で、当時のファンが満足することはもちろん、海外でのシティポップブームがきっかけで80年代の日の女性アーティストが再評価されていることもあり、多くの新しいファンを獲得するに違いない。 オリジナルアルバムは砂原良徳がリマスターを

    山口美央子、デビューから40年経っても沸き続ける創作意欲 ワールドワイドに支持されるサウンドメイクの裏側
  • 水曜日のカンパネラ、「エジソン」大ヒット以降に起きた意識の変化 詩羽「最近ボーカリストとしての自覚が芽生えた」

    水曜日のカンパネラ、「エジソン」大ヒット以降に起きた意識の変化 詩羽「最近ボーカリストとしての自覚が芽生えた」 水曜日のカンパネラが2nd EP『RABBIT STAR ★』をリリースした。収録曲「エジソン」が大きな話題を呼んだ1stEP『ネオン』から約1年。新作は勢いに乗る今の水曜日のカンパネラらしい、カラフルでバラエティ豊かな一枚だ。 昨年10月にデジタルリリースした「ティンカーベル」と「鍋奉行」、そして今年1月に配信した「赤ずきん」に加え、神様たちがカレンダー写真撮影のために集まる「七福神」、運慶と快慶が朝まで飲み明かす「金剛力士像」、高速道路を走り忍びの里に向かう「シャドウ」という新曲3曲を収録。ユーモラスな発想とヌケの良いビートが絶妙に融合したナンバーが揃う。 新作について、そして今の水曜日のカンパネラの向かう先について、ケンモチヒデフミと詩羽に話を聞いた。(柴那典)【最終ページ

    水曜日のカンパネラ、「エジソン」大ヒット以降に起きた意識の変化 詩羽「最近ボーカリストとしての自覚が芽生えた」
  • 稲葉曇、『ウェザーステーション』を経て手にした自分らしさへの自信 全収録曲を語り尽くす

    2016年にボカロPとして活動をはじめて以降、歌愛ユキを使った楽曲で人気を集め、代表曲「ロストアンブレラ」がTikTok経由で海外にも広がった稲葉曇。彼が2019年の『アンチサイクロン』に続く2作目のアルバム『ウェザーステーション』を3月23日に発売する。 ボカロPとして活動をはじめたいきさつや、1stアルバムから新作までの出来事、ボカロ文化への思いなどを話してもらった前編に続いて、この後編では『ウェザーステーション』の楽曲の制作風景をインタビュー。「稲葉曇のこれまでのすべてが詰まっている」と語る作品ができるまでを聞いた。(杉山仁) 合わせて読みたい 稲葉曇、「ロストアンブレラ」ブレイクを経た変化 ボーカロイド 歌愛ユキを選んだ理由や音楽的ルーツも明かす ほとんどの曲に入っている気象、自然なども含めた地理の要素 ――この後編ではアルバム『ウェザーステーション』の収録曲について詳しく教えてく

    稲葉曇、『ウェザーステーション』を経て手にした自分らしさへの自信 全収録曲を語り尽くす
  • 『ぼっち・ざ・ろっく!』結束バンドが持つ楽曲の魅力は? アニメ&ロックファンを惹きつける邦楽バンド特有の“青臭いエモさ”

    ロックは、当に死んだのか? たしかにグローバルではヒップホップの音楽売上が、ロックのそれを上回って久しい昨今、日においてもDTMソフトを活用したソロアーティストの存在が目立つ。ティーンエイジャーが最初に音楽を始めようと考えたとき、バンド以外の選択肢を選ぶことも珍しくはなくなった。 バンドシーンの勢いがやや弱まっているように感じる時代において、紛れもないロックアルバムを叩きつけたバンドがいる。昨年放映されたアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』に登場する劇中のバンド、結束バンドだ。「陰キャならロックをやれ!」をキャッチフレーズに女子高校生がバンド活動に青春を燃やす物語の『ぼっち・ざ・ろっく!』。その主題歌や劇中歌を中心に収録されたセルフタイトルアルバム『結束バンド』は、オリコンチャートでもアルバムランキングで首位を獲得するなど大きな反響を呼んだ。もちろん、このようなセールス的な成功だけでなく、楽

    『ぼっち・ざ・ろっく!』結束バンドが持つ楽曲の魅力は? アニメ&ロックファンを惹きつける邦楽バンド特有の“青臭いエモさ”
  • DECO*27が語る、ホロライブとのコラボ企画“holo*27”の全貌 ホロメンの新たな表情を引き出した楽曲制作秘話

    DECO*27が語る、ホロライブとのコラボ企画“holo*27”の全貌 ホロメンの新たな表情を引き出した楽曲制作秘話 昨年12月に突如始動して話題を呼んだ人気VTuberグループ・ホロライブ音楽プロデューサー/ボカロP・DECO*27による新プロジェクト「holo*27」。インターネットカルチャーの最前線を走る2組によるこのプロジェクトが、オリジナル曲とカバー曲をそれぞれ収録した初のアルバム『holo*27 Originals Vol.1』『holo*27 Covers Vol.1』をリリースする。 このholo*27では、これまでホロライブにオリジナル曲を多数提供してきたDECO*27が、ホロライブメンバーを総合プロデュース。メンバーの依頼によって生まれてきた過去のオリジナル曲とはまた違う、各メンバーの新たな表情が楽しめるような作品になっている。 また、3月18~19日に開催されるホロ

    DECO*27が語る、ホロライブとのコラボ企画“holo*27”の全貌 ホロメンの新たな表情を引き出した楽曲制作秘話
  • DALLJUB STEP CLUB、あら恋、礼賛……活躍を広げるキーマン GOTOが語る、DTM時代に求められるドラマーの在り方

    DALLJUB STEP CLUB、あら恋、礼賛……活躍を広げるキーマン GOTOが語る、DTM時代に求められるドラマーの在り方 【連載:個として輝くサポートミュージシャン】GOTO DALLJUB STEP CLUB、あらかじめ決められた恋人たちへ、礼賛という3つのバンドに所属し、デュオやサポートでも幅広く活躍するドラマーのGOTO。メロディック・ハードコアやミクスチャーロックをルーツに持ちつつ、徐々に打ち込みの音楽に傾倒すると、自身のリーダーバンドであるDALLJUB STEP CLUBではダブステップやジュークを人力で演奏し、エフェクトを駆使したそのプレイスタイルは高い独創性を持っている。オルタナティブな姿勢を貫きつつ、「DTMには詳しいがバンド経験はない」という若い世代も増えてきた中で、ロックからビートミュージックまで幅広く対応できるGOTOの活躍の機会が増えたのは必然と言ってもい

    DALLJUB STEP CLUB、あら恋、礼賛……活躍を広げるキーマン GOTOが語る、DTM時代に求められるドラマーの在り方
  • De La Soul、ヒップホップで体現した“見栄を張らないリアル” ストリーミング解禁&トゥルーゴイ追悼を機に革新的功績を辿る

    ヒップホップファンたちがトゥルーゴイの訃報を悲しむなか、De La Soulの2004年以前の作品が正式にストリーミングサービスで解禁されたことも話題になっている。彼らは以前所属していたレーベル Tommy Boy Musicとの確執が原因で、2004年以前の楽曲がストリーミング配信されていなかった。 De La Soul(at Webster Hall, New York, USA, 02 Mar 2023) De La Soulの初期作品は2019年に一度ストリーミング配信されていたが、Tommy Boy Musicが収益の90%を得るという不当な条件で利益配分が行われていた。また、インディペンデントレーベルであるTommy Boy Musicは、「そこまで売れるとは思わなかったと」という理由で、当時サンプリングの許可を得ずにDe La Soulのアルバムをリリースしていたようで、もし

    De La Soul、ヒップホップで体現した“見栄を張らないリアル” ストリーミング解禁&トゥルーゴイ追悼を機に革新的功績を辿る
  • wowaka&ヒトリエから受けた影響と喪失を経て、たどり着いた“新たな音楽” 椎乃味醂 × シノダ対談

    wowaka&ヒトリエから受けた影響と喪失を経て、たどり着いた“新たな音楽” 椎乃味醂 × シノダ対談 2023年3月18日~21日、ボーカロイド文化の祭典『The VOCALOID Collection ~2023 Spring~』(通称:ボカコレ2023春)が開催される。 ボカロ文化の再評価やさらなる発展に寄与してきた『ボカコレ』も、今回で6回目を迎えることなった。同イベントはレジェンドたちの参加とネクストブレイクアーティストの発掘やベテラン・若手の交流を1つの企画内で実現できており、筆者はそこに面白さを感じている。 そこで今回は、『ボカコレ』などを機にネクストブレイクアーティストとして邁進中の椎乃味醂をホストとし、ゲストに彼が“人生で最も影響を受けていた”と語るヒトリエのシノダを迎えた対談を実施。椎乃がヒトリエやwowakaから受けた影響、そこから現在の作曲スタイルに至るまでの変化、

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