政権が崩壊したアフガニスタンの新しい政権への移行について、反政府武装勢力タリバンの幹部は、国営テレビのインタビューで女性の登用に前向きとも受け止められる発言を行い、女性の政治的な権利を保護する姿勢を示すことで、国民や国際社会の不安を払拭(ふっしょく)したい思惑があるとみられます。 アフガニスタンでは、攻勢を強めていた反政府武装勢力タリバンが首都カブールに進攻し、政権が崩壊しました。 17日のカブール市内は、道路などでタリバンの戦闘員による検問が続く中、商店の多くも閉まり、道行く人もまばらとなっていて、多くの市民は外出などの活動を控えているとみられます。 タリバンが政権樹立への意欲を示す中、幹部の1人で文化政策を担当するサマンガニ氏はアフガニスタンの国営テレビのインタビューの中で「われわれは女性を犠牲者にするつもりはない。女性はイスラム法に基づいて、政府の組織に参加すべきだ」と述べ、新しい政