沖縄の海人が伝えたと言われる、富山県八尾町の「おわら風の盆」は、沖縄の古典と同じおなじように三味線、太鼓、胡弓の編成だ。町ごとの団体で、沖縄の道ジュネーのように町を練り歩くのだが、沖縄のエイサーとの違いは、見せるだけではなく、数曲は観客も参加できる「輪踊り」の時間が設けられいる点。アナウンスで「これから輪踊りの時間です」と案内が流れると、待ってましたとばかりに観光客も盆踊りのように踊り手の輪の中に入り踊ることができる参加型の祭りで、年々観光客が増え、現在は参加を規制するほどの人気の祭りの一つとなっている。 沖縄でも規制できる場所限定でもいいので、道ジュネーの途中で、観光客も地元のオジーもオバーも老いも若きも参加できる踊りがメインとなるエイサーができないかと思っている。 昭和の時代はエイサー以外にも各自治体で近隣の学校のグランドに櫓(やぐら)を造り、盆踊り大会が行われていたが、年々減つてきて