北限の海女として知られる岩手県久慈市の小袖海岸で素潜り漁に挑戦している高校生海女クラブのメンバーらが6日、歌やダンスで久慈市をPRするグループ「あまくらぶ」を結成し、ステージデビューを果たした。 メンバーはいずれも県立久慈東高3年で歳の中川沙耶さん、中野百瑛さん、日ノ沢 穏(やすき)さん、佐々木紫苑(しおん)さん、岩舘ひろみさんの5人。北限の海女が着用するかすり模様をあしらった衣装をそれぞれのイメージカラー、緑、青、黄、ピンク、紫の5色で色分けした。 三陸鉄道の北リアス線が全線復旧したこの日、5人は道の駅「くじ やませ土風館」や久慈駅前などで、地元の子供達や全国から集まった観光客らを歌とダンスで楽しませた。 リーダーの中川さんは「風邪をひいて声がうまく出なかったけど、緊張せずにできました」と話した。
最長老の車両にもう一花咲かせてほしい―。大阪市と堺市を結ぶ路面電車の阪堺電車で活躍し、営業運転する現役では国内最古の車両「モ161形」3両が第二の人生を送る職場を探している。新型に道を譲る形での引退だが、戦争も乗り越えてきた歴史は80年以上。運行する阪堺電気軌道は「別の場所でぜひ活用して」と訴える。 モ161形は1両編成で、1928年ごろに製造された。緑色に塗装された車体は長さ約13・7m、高さ約3・7m、幅約2・4m。内装の一部にはチーク材を使って高級感を出し、担当者は「かなり手の込んだつくり。今なら数億円程度の費用を掛けたのではないか」と説明する。製造された約15両中、現存は10両。このうち2両が既に引退し、もう1両も遅くとも来年2月までには後進に道を譲る。阪堺電気軌道は、引き取り手が見つかれば車両を無償で譲渡するが、約300万円の輸送費を負担し、車両を保存することを条件としている。
平成26年度中に実施される見通しだった、大阪府吹田市の万博記念公園にある岡本太郎作のモニュメント「太陽の塔」内部の一般公開が、暗礁に乗り上げている。来春にも公園事業の移管を受ける府が財政難を理由とし、公開に向けた改修工事に難色を示しているためだ。 昭和45年の大阪万博当時、太陽の塔の内部は観覧コースの一部で、約920万人がエスカレーターに乗り、生命のエネルギーを生物の進化に託して表現したオブジェ「生命の樹」(高さ約41m)を鑑賞したという。 閉幕後は安全上の理由から原則閉鎖されていたが平成15年、当選者を対象に限定公開したところ、抽選にもれた人からも「ぜひ入ってみたい」と要望が相次ぎ、順次希望者を内部に案内。19年までに約4万7千人に上った。 これを受け、公園を管理している日本万国博覧会記念機構は「公開ニーズはある」と判断。23年11月に改修計画を策定し、工事が今年8月までに始まれば
12日、富士山上空を編隊飛行するブライトリング・ジェットチーム The Breitling Jet Team fly over Mount Fuji, in central Japan on Sunday, May 12, 2013. The world's only professional civilian aerobatic jet team completed their tour of Japan by visiting the Fukushima prefecture to show their support and encouragement to the people of the region still recovering from the catastrophic effects of the March, 2011, Tsunami. The team are
アクロバット飛行で知られる航空自衛隊の飛行隊「ブルーインパルス」が31日、東日本大震災で被災した活動拠点の松島基地(宮城県東松島市)に約2年ぶりに帰還し、セレモニーが開かれた。 この日は天候不良のため飛行できず、予備機を除く6機が駐機場を走行。隊長が「無事帰還しました」と報告すると、出迎えた東松島市の阿部秀保市長らが「お帰りなさい」と労をねぎらった。 松島基地は震災で津波に襲われ、9機あったブルーインパルスのうち1機が水没。残りは、6機が九州新幹線鹿児島ルートの開通イベントで福岡県の芦屋基地に移動しており、2機は定期修理で松島基地を離れていて難を逃れた。 ブルーインパルスは震災後の2011年5月から芦屋基地で活動を再開。松島基地の駐機場のかさ上げ工事が進み、帰還が実現した。4月から飛行訓練を再開する。 (写真報道局 鈴木健児、大橋純人撮影) ※ 写真をクリックすると拡大します
安倍晋三首相が26日夜の記者会見中、同席していた新任の杉田和博内閣官房副長官が倒れ、官邸スタッフにより、会見場から運び出された。官邸の医務官は低血圧か低血糖と説明した。杉田氏本人は「大丈夫だ」と話しているという。(桐原正道撮影)
野田佳彦首相(民主党代表)は26日、愛知県安城市で街頭演説し、第三極勢力の合従連衡が続いている事態に関し「愛知県を含め動きがある第三極、第四極がどういう方向に向かっているのか分からない。大事なことは政治を前に進めることだ」とけん制、民主党への支持を呼びかけた。 河村たかし名古屋市長が共同代表を務める「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」が、嘉田由紀子滋賀県知事の検討している新党との合流を模索していることを念頭に置いた発言とみられる。 河村氏が率いた「減税日本」は22日、亀井静香元国民新党代表らがつくる新党と合流。さらに小沢一郎代表の「国民の生活が第一」などとの連携の可能性を探っている。 演説前、雨の中で街宣車に上ろうとした首相がバランスを崩し関係者に支えられる一幕もあった。首相は「民主党はずっこけません。必ずよじ登ります」と、苦笑交じりに訴えた。
中京競馬場で7日、行われた5Rのメイクデビュー戦(ダート1400m)で、圧倒的な1番人気のルミナスウイングが直線に入ってトップに立ち、後続を突き放して独走態勢となったが、残り200m付近で内らちに接触、転倒し競争中止となった。鞍上の和田竜二騎手は落馬して打撲と擦過傷を負い、その後の5鞍は乗り替わりとなった。馬に異常はないもよう。レースは5番人気のアップトゥデイトが制した。 和田騎手の8日の騎乗は、朝の状態を見て決めるという。 (写真は全て 林俊志撮影)
教科書や鍵盤ハーモニカ、絵、写真などが散乱した校舎。そこにはがれきをかき分け、児童たちの遺留品をみつけて涙する親の姿があった。北上川の河口にある宮城県石巻市立大川小学校は、地震で校庭に大半の生徒と教職員が避難していたところを津波にのみこまれた。23日現在、全校生徒108人のうち、21人が死亡、56人が行方不明になっている。教職員は、13人のうち1人が死亡、9人が行方不明。消防隊員らによる懸命の捜索が今も続いている。 ステンドグラスが施されたホールは面影もなく崩壊していた。校舎と体育館をつないでいた2階の渡り廊下もねじれたように落ちていた。校舎内は腰の高さほどまで土砂で埋まり、津波で押し流されてきたがれきが散乱していた。音楽室のピアノはひっくり返り、4本の足をつき上げていた。 毎日のように遺体が見つかる。 「ケンちゃん、ケンちゃん。苦しかっただろう。ケンちゃん、ケンちゃん。ゴメンな」。
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