ブックマーク / tmaita77.blogspot.com (10)

  • バブルとロスジェネの稼ぎ比較

    私は現在41歳で,あと2か月弱で42歳になります。40代になると体力低下を自覚するといいますが,まさにその通りです。低下より「落下」という比喩がふさわしいと思うくらいです。 https://twitter.com/maedax_x/status/876413840795123714 「40過ぎたくらいの若造が何をぬかすか」と言われそうですが,正直,こういう思いですね。まあしかし,経済資も社会関係資も持ち合わせていない私ですが,何とかここまで生きてこられています。 ロスジェネといわれる私の世代ですが,大学を出てから40歳前後まで生きてきています。後ろを振り返れば,社会人としての20年近くの軌跡(データ)が溜まっています。それを総決算してみるのも面白いでしょう。観点はいろいろありますが,就職してからトータルでいくら稼いできたかという,カネ勘定をしてみようと思います。 私の世代(1976年生

    バブルとロスジェネの稼ぎ比較
    toronei
    toronei 2018/05/24
  • 就業者の公務員比率の国際比較

    先日のニューズウィーク日版サイトに,「育児も介護も家族が背負う,日の福祉はもう限界」と題する記事を書いたのですが,読んでくださる方が多いようです。おりしも,認可保育所の4月入所可否が通知される時期ですので,時宜にかなったのでしょうか。 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/02/post-4532.php この記事でみたところによると,北欧の福祉は公型,日の福祉は「私」型と性格づけられるのですが, 保育所の公私割合もそうなっているでしょう。 保育や介護といった福祉は,あまり民間に委ね過ぎるのは好ましくなく,基的に「公」が担うのがよしとされます。しかし日の現状は,それとは隔たっていて,たとえば保育所の大半は私立です。 ここで,ふと素朴な疑問がわきます。働いている人のうち,公務員は何%くらいかです。それは『国勢調査』や『就業構造

    就業者の公務員比率の国際比較
    toronei
    toronei 2017/04/27
    いやホンマええかげんにせなアカンわ、このままにしてたらいかんよ。こういうデータをテレビで紹介する番組や弁士がいる。タレント育てないかん。スポンサーもいる。 / “データえっせい: 就業者の公務員比率の国際比
  • 殺人率と自殺率の国際比較

    1月14日の記事において,日アメリカ,イギリス,フランス,およびドイツといった先進国の殺人発生率と自殺率を比較しました。日は,自殺率は高いのですが,殺人率は非常に低いことが分かりました。アメリカなどは,その逆です。このことから,危機状況への対処の仕方が,前者は内向的,後者は外向的であるという特徴づけをしました。 しかし,世界を見渡せば,もっと多くの国(社会)があります。たとえば,南米諸国の殺人発生率は,先進国の比ではないといわれます。今回は,これらの国をも交えた比較を行い,わが国の国民性の特徴をもっとはっきりさせてみたいと思います。 私は,世界の40か国について,殺人発生率と自殺率を明らかにしました。前者は,殺人事件の発生件数が人口に占める比率です。後者は,自殺者が人口に占める比率です。双方とも,10万人あたりの率で表します。殺人発生率は,国際連合の統計サイトから得ました。自殺率は,

    殺人率と自殺率の国際比較
    toronei
    toronei 2015/06/16
  • 進学先は首都圏か関西圏か

    北陸新幹線が開通したことにより,北陸地方と東京がより短時間で結ばれることになりました。結構なことですが,関西圏の人たちは心境複雑のようで,大阪府の松井知事は「東京と北陸が新幹線でつながるとこちらが不利」と漏らしています。 http://news.livedoor.com/article/detail/9888447/ しかし,より危機感を抱いているのは,ほかならぬ大学関係者かもしれません。大学進学段階では地域移動が激しくなりますが,北陸地方といえば,首都圏と関西圏が常に拮抗しているところ。関西の大学にすれば,入学者の供給源を奪われることにもなりかねません。 これからどうなるかは,神のみが知るところですが,ちょっと現状分析をしてみましょう。文科省の「学校基調査」から,各県の高校出身の大学進学者が,どこの大学に進学したかを知ることができます。 http://www.mext.go.jp/b_

    進学先は首都圏か関西圏か
    toronei
    toronei 2015/03/15
  • パソコンを持たない若者

    私は大学で調査統計の授業(3年生対象)を持っていますが,エクセルで簡単な棒グラフを作れない学生さんが結構いることに驚いています。 話を聞くと,「エクセルなんて,1年時のコンピュータ活用の授業以来,全然開いていない。きれいさっぱり忘れた」とのこと。それどころか,パソコンに触れることもあまりないのだそうです。じゃあ,彼らの生命線ともいえるネットはどうしているのかというと,言わずもがなスマホなどの小型機器です。仲間との通信,買い物,情報収集などはこれで十分。 私などはその逆で,ケータイもスマホも持ちませんが,卓上のパソコンは必需品です。ネットはスマホでもできますが,私は目が悪いので,小さい画面はきつい。それに生業であるデータ分析や原稿執筆は,パソコンでないとどうにもなりません。 私は,若者のデジタル事情について興味を持ち,データで実態を明らかにしてみました。国際比較によって,わが国の状況を相対化

    パソコンを持たない若者
    toronei
    toronei 2015/02/25
    ケータイ・スマホも低いんだなあ。 / “データえっせい: パソコンを持たない若者”
  • 共働き世帯の夫の家事分担率分布

    先週の木曜に公開された日経デュアルの記事では,幼子がいる共働き世帯の夫の家事分担率を出したのですが,関心を持ってくださる方もおられるようです。 http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=4493 しかし,これはあくまで平均値であり,夫の家事分担率がどのように分布しているかも知りたくなります。全然していない0%の夫もいれば,欧米並みの3~4割,中には半分(50%)以上の夫もいることでしょう。今回は,6歳未満の子がいる共働き世帯の夫の家事分担率分布を明らかにしてみようと思います。 総務省『社会生活基調査』(2011年)の公表統計の中に,共働き夫婦の1日あたりの家事時間階級をクロスさせた表があります(下記サイトの表64)。19の時間階級が設定されていますが,10時間以上の階級はまとめて以下の14階級としました。 http://www.e-stat.go.

    共働き世帯の夫の家事分担率分布
    toronei
    toronei 2015/01/19
  • 都内23区の子どもの体力地図

    1月9日に,2013年度の『東京都児童・生徒体力・運動能力,生活・運動習慣等調査』が公表されました。そこでは,都内の公立小・中学生の体力テストの結果が市区別に公表されています。これはスゴイ。 http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/seisaku_sport-6.htm 調査では,握力,上体起こし,50m走,立ち幅跳びなどの種目の記録を合成して総合スコアを出し,それに依拠して,A~Eの5段階の評定がなされます。私は,公立小学校4年生男子のうち,AもしくはBの評価を得た児童の比率を,都内の23区別に出してみました。 以前に,子どもの学力を都内の地域別に計算したことがありますが,はて,体力のほうはどれほどの地域差があるか。下の図は,結果をマッピングしたものです。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006793455 大都市という基

    都内23区の子どもの体力地図
    toronei
    toronei 2014/01/29
  • 餓死者数の長期推移

    11月15日の記事では,近年になって餓死者が増えていることをみました。飽といわれる現代日での現象であるだけに,注目されるべきことです。 上記記事では,1997年以降の推移をたどったのですが,今回はもっと遡って,戦後初期の頃からの変化を跡づけてみます。ソースは,厚労省の『人口動態統計』です,今日,総務省統計局の図書館に出向いたので,資料のバックナンバーにあたって,数字を採取してきました。 ここでいう餓死者とは,以下の死因による死亡者のことをいいます。 1950年~1994年 ・・・ 「栄養欠乏」+「飢え,渇,不良環境への放置」 1995年以降 ・・・ 「栄養欠乏」+「栄養失調」+「料の不足」 1994年までの「栄養欠乏」の中には,栄養失調も含まれます。95年以降は,栄養欠乏と栄養失調のカテゴリーが分かれているので,整合性を持たせるため,両者を合算しました。11月15日の記事では,「栄

    餓死者数の長期推移
    toronei
    toronei 2013/06/01
  • 昔の体罰

    大阪事件を受けて,体罰が社会問題化しています。しかし問題は通底しているといいますか,教員の体罰が大々的に取り沙汰されるのは初めてではありません。 新聞記事データベース『聞蔵』や『ヨミダス歴史館』にて,「体罰」ないしは「教員*打つ」という語を入れてみると,結構な数の記事が引っ掛かります。昔の記事として,以下のようなものがありました。 上は1927(昭和2)年5月30日の読売新聞,下は1952(昭和27)年12月19日の朝日新聞の記事です。教員の体罰に対する異議申し立てがなされ,体罰が子どもにいかに悪影響を与えるかについて,識者が解説しています。ほう。今とそっくりですね。 では,具体的にどういう体罰事件が起きていたのでしょう。時代を少し上がりますが,3件紹介します。子どもが死に至った事件が2件,発狂した事件が1件です。 上は1916(大正5)年5月9日,中は1924(大正13)年8月17日,

    昔の体罰
    toronei
    toronei 2013/03/31
    マスコミや識者が明確に体罰禁止のキャンペーンをしているだけ、いまよりこの時代のほうがマシじゃねえかな。
  • 若者のクリエイティヴ・冒険志向の国際比較

    読売新聞では,有名企業の人事担当者に,就活生へのアドバイスを語ってもらう特集を組んでいます。その名も「人事の眼」。「こういう学生がほしい」ということが,選考担当者の目線から語られています。毎回,欠かさず目を通している学生さんも多いことでしょう。 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/syuukatsu/eye/ それをみると,来てほしい学生のタイプとして「言われたことをやるだけでなく,自分で考え,積極的に新しいことを提案できる人」,「失敗恐れず,チャレンジ精神が旺盛な人」というようなことがいわれています。 紋切り型といえばそれまでですが,まあいつの時代でも,企業が求める若者のすがたというのは,こういうものでしょう。 では,当の若者は,この手の資質をどれほど身につけているのでしょうか。この点を知るには,概念を明確に定義した上で,それを測る客観テストをしなければいけま

    若者のクリエイティヴ・冒険志向の国際比較
    toronei
    toronei 2013/03/02
  • 1