ブックマーク / notei.hatenablog.com (176)

  • 千鳥の漫才が目指すもの - 笑いの飛距離

    「声に出して笑っていなくても、頭の中は笑っているような、この雰囲気の感じ完璧でした」。 2017年10月29日放送の「にちようチャップリン」。審査員として客席に座っていたアンガールズ田中さんが、ジェラードンのコントについて感想を求められたときにこう答えました。この田中さんの秀逸なコメントを聞いた瞬間、ふと思ったのです。これってつまり「床暖が効いている」ってことではないかと。 「M-1グランプリ」で優勝したときのネタは好きじゃない 2017年1月19日放送「ニューヨークのオールナイトニッポンZERO」(ニッポン放送) パーソナリティはニューヨーク(嶋佐和也・屋敷裕政)。 ゲストはNON STYLE石田明。 2008年の「M-1グランプリ」で優勝したNON STYLE。ナイツ、敗者復活から勝ち上がってきたオードリーとの最終決戦を制しての栄冠でした。ところが、ある番組で石田さんが「M-1獲ったと

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    toronei 2018/11/29
  • 大橋巨泉「ビートたけしにとってテレビはワンオブゼム」 - 笑いの飛距離

    「決勝当日は有給をとる」。 こう語ったのは「R-1ぐらんぷり2018」で決勝に進出したカニササレアヤコさん。彼女はロボットエンジニアとして働きながら、フリーで芸人もやっています。だから大会への意気込みを聞かれた際、このような兼業芸人ならではのコメントとなったわけです。 最近、賞レースの決勝進出者にカニササレアヤコさんみたいな兼業芸人が増えてきた気がします。女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」には鳥取市職員の押しだしましょう子さんがいましたし、「キングオブコント」で旋風を巻き起こしたにゃんこスターに密着する番組では、アンゴラ村長がスーツを着て会社に出勤する姿がありました。 たとえ賞レースで最後まで残る実力があったとしても「芸人の仕事」だけでべていくのは難しい。そんな悲しい現実を読み取ることもできるでしょう。しかし副業を持つことは、芸人を続けるための保険になるだけではありません。武器にもな

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    toronei 2018/03/25
  • 今田耕司「皆売れるとタレ目になってくる」 - 笑いの飛距離

    2018年2月号の『群像』を買いました。 お目当ては、『いとうせいこう連続対談「今夜、笑いの数を数えましょう」』。下北沢の屋「B&B」で開催されたトークイベントです。このイベントの模様が『群像』に掲載されているという情報を得て、確認してみると対談相手がバカリズムではありませんか。買わない理由がありません。 それで今回の対談を読んでみて特に印象に残ったのが、「笑顔の重要性」についての話でした。 ちなみにバカリズムはイベント3回目のゲストで、第1回は放送作家の倉美津留さん、第2回はケラリーノ・サンドロヴィッチさん、そして先日開催された第4回は、歌人の枡野浩一さんがゲストでした。今後も定期的にイベントが続き、そのうち対談をまとめたものが一冊のになったら嬉しいです。(追記:2019年2月に『書籍化』されました!) バカリズム「僕たぶんいい笑顔してるっぽいんですよ」 2018年1月6日発売『群

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    toronei 2018/02/20
  • 伝説になっている「めちゃモテ」の企画書 - 笑いの飛距離

    1996年10月に始まった「めちゃイケ」が、2018年3月をもって終了すると発表されました。 21年以上続いたこの番組の輝かしい歴史を語る上で、やはり「めちゃモテ」という前身番組の存在を無視することはできません。 1995年10月にスタートした「めちゃモテ」。時間帯が土曜の深夜で、かつて「夢で逢えたら」を放送していた枠です。つまり「ウンナンやダウンタウンに続く次世代のスターになれ」。そんな期待をフジテレビから背負わされていた気がします。特にナインティナインは。 そして彼らはその周囲の期待に見事応えて、1年後には土曜日の夜8時というフジテレビ伝統の枠に番組が引っ越すことになります。要はゴールデン昇格です。 「めちゃモテ」がなければ「めちゃイケ」は存在しなかった。この当たり前の事実をわざわざ強調してみせたのは、「めちゃモテ」の企画書が、今もなお業界内で語り草になっているという話を番組関係者のラ

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    toronei 2018/02/11
  • 佐藤満春率いるサトミツ&ザ・トイレッツの不思議な縁 - 笑いの飛距離

    小学校のトイレで排泄をする行為は、未だに生徒たちのあいだでタブー視されているようです。そのせいなのでしょうか、NPO法人の日トイレ研究所から「小学生の3人に1人は便秘状態・便秘予備軍である」という調査結果も出ています。 この健康にも影響しかねない悪しき風習を無くすべく立ち上がった人物がいます。トイレ好き芸人として有名な、どきどきキャンプの佐藤満春、通称サトミツです。 以前からこの問題に限らずトイレのイメージアップに努めてきた佐藤満春さん(以下、サトミツ)。しかしながら小学校のトイレ問題に関しては、なかなか思ったような成果が得られません。そこで一旦立ち止まって考えます。「子供たちにメッセージを届けるのに一番有効な手段は何だろうか?」と。導き出した答えは、音楽でした。 ということで、彼の活動に賛同して集まってくれたミュージシャンたちと結成したのが、サトミツ&ザ・トイレッツというバンドです。

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    toronei 2018/01/26
  • 漫才とリズムネタと手拍子 - 笑いの飛距離

    M-1グランプリ2017」を観ました。そして存分に堪能しました。 もし「今大会で一番好きな漫才を挙げろ」と言われたら、迷うことなく、さや香の「歌のお兄さん」を選びます。 正直に言うと、漫才における歌ネタがあまり好みではありません。でも、さや香がやったのは歌ネタ。最初に歌ネタだと気付いた瞬間、不安が襲ってきました。きっと歌い方や歌詞の内容がヘンテコで、そこにツッコミを入れていくスタイルなのだろうと。 ところがこの予想は裏切られます。歌の途中で「ホンマや」「期待しとるで」などと割り込むから間延びしないし、なによりボケ側が全力で歌を肯定するではありませんか。そのあと繰り出されるハイテンションなやりとりに最後まで笑いっぱなしでした。 笑いの量だけでなく己の苦手意識を完全にひっくり返された衝撃も相まって、漫才が終わったあとの満足感は全出場者のなかでも突出していました。だから点数には多少の不満が残り

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    toronei 2017/12/15
  • 50代を迎えた内村光良が今抱えている悩みとは? - 笑いの飛距離

    2005年4月、内村光良が40歳のときに、テレビ朝日のアナウンサー徳永有美と結婚しました。そして5か月後の2005年9月、伝説的お笑い番組「内村プロデュース」が終了します。 「ウリナリ」が2002年に最終回を迎えて、「気分は上々」と「笑う犬」も2003年に幕を閉じた。さらに「内村プロデュース」が2005年に終了する。メイン番組が次々と終わっていくなか、守るべき家族ができたウッチャン。 ファンとしては正直不安でした。もしかしたら40代を区切りに家族との時間を優先して、テレビの最前線から徐々に撤退していくつもりなのかもしれない。下手すればセミリタイアしてしまうのではないかと。 しかしこれは完全な取り越し苦労でした。ウッチャンは戦うことをやめなかったのです。 キャイ~ン天野の結婚で内村光良が結婚した当時のことを思い出す - 笑いの飛距離 余談ですが、オードリー若林さんがウッチャンとプライベートで

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    toronei 2017/11/09
  • ツッコミがいない漫談は漫才と違って遠いところまで行ける - 笑いの飛距離

    お笑いの基は、ボケとツッコミです。 だから漫才やコントをやる芸人はコンビが多いわけです。そんな当たり前のことを考えるきっかけとなったのが、「内村てらす」の解散特集でした。 コンビを解散してツッコミの重要性に気付いた元巨匠・岡野 2017年6月22日放送「内村てらす」(日テレビ) 司会は内村光良。 アシスタントは小熊美香。 ゲストは元シンクロック(木尾陽平・吉田結衣)、元巨匠の岡野陽一、元弾丸ジャッキーのオラキオ、平成ノブシコブシ(吉村崇・徳井健太)。 今回のテーマは「最高の解散」。コンビを解散してまだ日が浅い芸人たちが、解散の原因やその後の環境の変化について語り合います。 岡野さんは、巨匠というコンビで「キングオブコント」に2年連続で決勝に進出しました。そんな輝かしい実績があるにもかかわらず、2016年1月に解散。理由は、相方の田さんが料理人になりたいからでした。 2回目の「キングオ

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    toronei 2017/10/05
  • バナナマンがいなければラーメンズは解散していた - 笑いの飛距離

    「爆笑オンエアバトル」で人気に火がついて、そこからスターダムにのし上がっていったラーメンズ。 メンバーである片桐仁が当時を振り返って、次のように語っていました。「バナナマンがいなかったらラーメンズ解散してました」。 「爆笑オンエアバトル」のおかげで単独ライブのツアーができるようになったラーメンズ 2014年2月1日放送「エレ片のコント太郎」(TBSラジオ) パーソナリティはエレキコミック(やついいちろう・今立進)、ラーメンズ片桐仁。 1999年3月にNHKで始まったネタ番組「爆笑オンエアバトル」(略して「オンバト」)が、2014年3月をもって15年の歴史に幕を閉じるという発表がありました。その発表直後の放送だったので、リスナーから「オンバト出演時のエピソードがあれば教えて欲しい」といった内容のメールが届きます。 「オンバト」といえば、やはり多くの方がラーメンズを想像するのではないでしょうか

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    toronei 2017/10/05
  • 鳥居みゆきがリズムネタをやったのは単独ライブを続けるため - 笑いの飛距離

    前回は「ネタ中に観覧席から悲鳴が上がる現象を芸人たちはどう受け止めているのか」について書きました。 「M-1グランプリ」や「キングオブコント」などの賞レースにおいて、準決勝から決勝に進むと、戦いの場が「お笑いライブ」から「テレビ番組」に移ります。前回はそれに伴う観覧客の変化に注目しましたが、今回はもうひとつの大きな変化に注目したいです。 それは、より多くの視聴者を獲得しなければならない点です。つまりお笑いにさほど関心がない人たちにも届ける必要があります。「テレビ番組」である以上、視聴率という呪縛から逃れることはできません。 時にはそのテレビ的演出に苦しめられる芸人もいたりしますが、それでもなお、賞レースの決勝に出ることのメリットは計り知れないものがあります。なぜなら今まで出会えなかったお笑いに無関心な人に、自分たちの存在を知ってもらえる絶好のチャンスだからです。 と言ってみたものの、そうい

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    toronei 2017/10/05
  • ネタ中に観覧席から悲鳴が上がる現象を芸人たちはどう受け止めているのか - 笑いの飛距離

    ネタ中に観覧席から悲鳴が上がる。 「M-1グランプリ」や「キングオブコント」といった賞レースの決勝でも、たまに見かける光景です。 観覧席から悲鳴が上がれば、そのせいで笑いが失速してしまいます。賞レースみたいな真剣勝負の場だと、下手すれば審査にも影響しかねません。だからと言って規制するのも違うでしょう。このデリケートな問題を、芸人たちはどう受け止めているのでしょうか。 悲鳴が上がるのはコントの世界に入り込んでいるから 2016年10月5日放送「山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ) パーソナリティは南海キャンディーズ山里亮太。 ゲストはR藤、ライス(関町知弘・田所仁)。 「キングオブコント2016」で優勝したライスを迎えて大会を振り返っているときに、だーりんずの下ネタで悲鳴が上がった場面について山里さんが言及していました。 山里「だーりんずさんもさ、めっちゃ面白かったけど、もうあの手のお客

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    toronei 2017/09/19
    あの時のだーりんずは、あのネタで決勝にあげた審査員が悪いよなw
  • 東京ダイナマイトによる円満退社のススメ - 笑いの飛距離

    以前、『ウェブはバカと暇人のもの』の著書などで知られる中川淳一郎さんが、ツイッターでこんなつぶやきをしていました。 おい、会社を辞めようと思っている皆様方。これからの人生を考え、何が一番大事かといえば、「円満退社」だ。会社とケンカ別れをしてしまった場合は、もはやその業界全体から「出禁」になる恐れがある。三国志の「于禁」じゃねぇからな。これはオレが会社を辞めて16年、しみじみと感じ入る処世術だ— 中川淳一郎 (@unkotaberuno) 2017年3月27日 実際そういった状況になったことはないのですが、とても納得がいきました。なぜなら東京ダイナマイトがまさにこの通りに行動して事務所を移籍したからです。 芸能人にとっての事務所移籍や独立は、他の業界以上にタブーな面があるでしょう。しかしながら、東京ダイナマイトはオフィス北野から吉興業(現・よしもとクリエイティブエージェンシー)に移籍しても

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    toronei 2017/09/18
  • 内村光良の優しさの半分は南原清隆でできている - 笑いの飛距離

    前回は「ウッチャンナンチャンの南原清隆による若手育成方法」について書きました。 若手への接し方が相方とは対照的だったので、内村光良が「優しさ」ならば南原清隆は「厳しさ」だと表現しました。ウンナンは車の両輪のごとく役割を分担しながら、若手たちを息の長いタレントへと成長させていったわけです。 ところで、ウンナンの2人が元々そういう性格の持ち主だったから、たまたま役割分担が上手くいったのでしょうか。もちろんそういった面が強く影響しているのは確かですが、それだけとは思えません。コンビを組んでから求められている役割を徐々に意識していった部分も、かなりある気がするのです。 そう推測するに至った根拠を示す前に、そもそもウンナンと共演した芸能人は「ウッチャンは優しくてナンチャンは厳しい」というイメージを持っているのでしょうか。 陣内智則と千秋が語るウッチャンナンチャンのイメージ 2016年10月21日放送

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    toronei 2017/08/08
  • 南原プロデュース - 笑いの飛距離

    ウッチャンナンチャンの内村光良は、数多くの若手芸人をブレイクさせてきました。 代表的な例を挙げると、「気分は上々」で改名した海砂利水魚(くりぃむしちゅー)とバカルディ(さまぁ~ず)、「内村プロデュース」に出ていた有吉弘行、さらには「世界の果てまでイッテQ!」のイモトアヤコ。厳密には芸人ではありませんが、「ウリナリ」でブレイクした千秋の存在も忘れてはなりません。 司会だからといって横柄に振る舞ったりせず、若手たちがやりやすい空気を作ってチャンスを与える。つまり内村光良の「優しさ」に支えられて、彼らはブレイクしてきたわけです。しかしながら南原清隆にも若手たちを育ててきた実績があります。どうしても相方の影に隠れてしまいがちですが。 ウッチャンが「優しさ」ならば、ナンチャンは「厳しさ」と言えるかもしれません。視点を変えれば、「優しさ」は「無関心」に映ることもあるし、「厳しさ」は「愛情」と捉えること

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    toronei 2017/08/02
  • 「夢で逢えたら」で圧倒的な才能の差を見せつけられて絶望した野沢直子 - 笑いの飛距離

    野沢直子が「しくじり先生」で、あの伝説のコント番組「夢で逢えたら」を降板した真相について語っていました。 「夢で逢えたら」は、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水ミチコ、野沢直子の6人によるお笑いユニット番組です。1988年から1991年までの3年間、フジテレビの深夜で放送されていました。「お笑い年表」があるとすれば、間違いなく太字で表記される番組のひとつでしょう。 「夢で逢えたら」を降板してアメリカに行った当の理由 2016年10月10日放送「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日) 担任はオードリー若林。 生徒は平成ノブシコブシ吉村、ハライチ澤部、伊集院光、米倉涼子、他。 講師は野沢直子。 1991年に「夢で逢えたら」を降板して、アメリカへ旅立った野沢さん。理由は「自分の芸を磨くため」という前向きなものでした。ほかにも多くのレギュラー番組を抱えていた彼女の決断に、当時の

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    toronei 2017/07/24
  • 松本人志と太田光が抱く「天才」のイメージ - 笑いの飛距離

    「破綻のない天才」を目指したい。 雑誌のインタビューで、そう答えていたダウンタウンの松人志。これは「破綻したら天才」というイメージに従って天才ぶることへの拒否反応を示した言葉で、いかにも彼らしい発想だと思います。 ダウンタウン松人志「破綻している天才なんてベタすぎる」 2012年10月発売『クイック・ジャパン vol.104』(太田出版) 特集は「ダウンタウンをやっつけろ」。 「ダウンタウンDX」の20年目突入に加えて、ちょうどコンビ結成が30周年ということで、ダウンタウンを大々的に取り上げていました。 特集のなかの「松人志ロングインタビュー」で、聞き手である倉美津留さんが尋ねます。「これだけ芸人が交通渋滞を起こしてる状況で、もし松さんが十八歳だったら、それでもお笑いをやりますか?」という質問に、「もう一度やりたい」と答えた理由について。 松 だって、めっちゃ面白いじゃないです

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    toronei 2017/07/17
    まあこの二人は結局、真面目すぎるところがどっかあるのよね。
  • 時代の空気をつかんで大ヒットを飛ばした尾崎紀世彦「また逢う日まで」と東京ロマンチカ「小樽のひとよ」 - 笑いの飛距離

    尾崎紀世彦「また逢う日まで」と、東京ロマンチカ「小樽のひとよ」。 このふたつの曲には共通点があります。それは元となる曲が存在し、その曲の歌詞を書き直して発売されたという点です。つまり歌詞を書き直したことで時代の空気をつかみ、国民的ヒットソングに化けたのです。 歌詞を普遍的な男女の別れに変えたらヒットした尾崎紀世彦「また逢う日まで」 2015年10月31日放送「東京ポッド許可局」(TBSラジオ) パーソナリティはマキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ。 テーマは「アンチ論」。 この番組では毎週、論を語ったあとに推薦曲を紹介しています。今回はマキタスポーツさんが、ズー・ニー・ヴー「ひとりの悲しみ」を取り上げていました。 マキタスポーツ(以下、マキタ)「さあ、これ聴いて、どう思いましたか?」 サンキュータツオ(以下、タツオ)「なんすか、これ? 曲聴いたことあるよ」 プチ鹿島「あるある」 タツ

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    toronei 2017/07/12
  • 弱ったときに助けてくれるのは余裕がある人ではなく、同じ状況にいる人 - 笑いの飛距離

    前回は「負け顔を見せることの大切さ」について書きました。負け顔を見せていれば、「自分の弱さがどうしようもなく大きくなったときに、誰かが近くに寄り添ってくれるんです、助けてくれるんです」と。 でも疑問があります。その「誰か」とは、一体どんな人なのか。自分が弱っていた頃の体験を杉作J太郎とピースの又吉直樹がそれぞれ語っているのですが、もしかしたらそこに答えがあるのかもしれません。なぜなら2人が導き出した答えがほぼ一緒だったからです。 杉作J太郎「状態が悪いときに助けてくれるのは状態が悪い人なんです」 吉田豪『サブカル・スーパースター伝』(徳間文庫カレッジ) 取材相手は杉作J太郎。 聞き手は吉田豪。 「サブカルというか文系な有名人はだいたい四〇歳前後で一度、精神的に壊れがち」。この仮説を検証すべく、プロインタビュアーの吉田豪さんが12人の「サブカル・スーパースター」たちに話を聞いていったです

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    toronei 2017/07/06
  • 負け顔を見せることの大切さを「しくじり先生」から学んだ - 笑いの飛距離

    「人から信頼されたいなら負け顔を見せなさい」。 これはバラエティ番組「しくじり先生」から学んだ教訓です。もしかしたら最も感銘を受けた教訓かもしれません。なぜならファッションデザイナーのドン小西、実業家の堀江貴文、メンタリストのDaiGo、この番組に登場した講師3人が揃って同じ内容を語っていたからです。 まずはドン小西さん。 上に立つ人間は負け顔を見せる度量が必要 2017年1月23日放送「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日) 担任はオードリー若林。 生徒は平成ノブシコブシ吉村・内山信二・他。 講師はドン小西(ファッションデザイナー)。 ドン小西さんが立ち上げたファッションブランド「FICCE(フィッチェ)」。特徴はド派手なデザイン。ビートたけしさんが一時期よく着ていたカラフルなセーター、と言えば想像がしやすいでしょうか。たけしさん以外にも多くの有名人が愛用したことで人気に火が

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    toronei 2017/07/02
  • 清水ミチコが語る「夢で逢えたら」 - 笑いの飛距離

    録画してあった「清水ミチコの20周年だからリップサービス」を見ました。 清水ミチコが「夢で逢えたら」の思い出を語り、そのあとウッチャンナンチャンからのお祝いコメントが流れたので、紹介させて下さい。 「夢で逢えたら」は自分は面白くないと落ち込んだ番組 2007年12月26日放送「清水ミチコの20周年だからリップサービス」(フジテレビ) 出演者は清水ミチコ。 お祝いコメントはウッチャンナンチャン。 「夢で逢えたら」の思い出を語る清水ミチコ。 清水「『夢で逢えたら』っていうのは、それまで私、ピンでやってきて、女の人って珍しかったので、あの~、すごくチヤホヤされて出てたと思うんですよね、で、『あっ、私はちょっと面白いのかもしれない』と思ってたら、こういうお笑いの、当の精鋭たちに会って、『全然面白くないかもしれない……』と思って、ものすごく落ち込んだ番組でもあるし、落ち込んだときに『何か面白いもの

    清水ミチコが語る「夢で逢えたら」 - 笑いの飛距離
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    toronei 2016/10/11