ブックマーク / www.nippon.com (23)

  • 源義経:壇ノ浦の戦いと腰越状の真実

    出所 : 各種資料をもとに筆者作成 / 数字は概数 義経は決戦に備え、着々と水軍を増強していた。紀伊(現在の和歌山県)の熊野水軍や瀬戸内海の渡辺党、伊予(現在の愛媛県)の河野水軍などである。 熊野水軍には、源氏と平家のどちらに与(くみ)するかを紅白の闘鶏によって占い、白が勝ったので源氏に付いたという言い伝えもある。だが、実は源頼朝の挙兵(治承4年8月)と歩調を合わせるように、反平家の立場を打ち出し兵を挙げている。平家旗色悪しと見て、事前に平家から離反していたのである。 さらに『平家物語』『源平盛衰記』は、平家方だった阿波(現在の徳島県)の民部大夫成良(みんぶだゆう・しげよし)が戦いの最中に突然、源氏に寝返ったのも大きかったと記しているが、屋島の戦い以降、四国はすでに源氏の支配下にあったのだから、内部崩壊の兆しも顕在化していたろう。 平家は、一ノ谷、屋島の敗戦後、壇ノ浦に追い詰められ内部崩壊

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    toronei 2022/05/14
  • プーチンが最も恐れているもの

    米国のインターネットサイトThe Journal of Democracy に2022年2月22日に公開された標記の論文(原題はWhat Putin Fears Most)を翻訳し、日語版読者の皆さんにお届けする。 ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。ロシアのプーチン大統領は皆さんに、侵攻はNATO(北大西洋条約機構)のせいであると信じてもらいたいと考えている。動員された19万人に上るロシア兵や海兵ではなく、NATOの東方拡大がこの危機の主因であるとしばしば(この侵略が始まった際のロシア国民に向けた演説を含めて)主張してきた。 「ウクライナ危機は西側諸国の過ちにより引き起こされた」と主張する米国の政治学者ジョン・ミアシャイマーの2014年の『フォーリン・アフェアーズ』の挑発的な論考以来、NATO拡大に対するロシアの反動という物語がウクライナでこれまで継続してきた戦争を説明するための(正

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    toronei 2022/03/29
  • レゲエ界に革命を起こしたリズム「スレンテン」は日本人女性が生み出した:カシオ開発者・奥田広子さん

    80年代半ば、レゲエ音楽にデジタル革命をもたらし、“モンスター・リディム”と称される「スレンテン」。その誕生の裏側には、カシオ計算機(社:東京都渋谷区)の電子キーボードと新卒の女性開発者の存在があった。スレンテンのルーツ・奥田広子さんが、初めてベールを脱ぐ。 スレンテンのルーツはカシオトーンの音源 ジャマイカのシンガー、ウェイン・スミスの『Under Mi Sleng Teng(アンダ・ミ・スレンテン)』は、レゲエの世界に革命をもたらしたと言われる。友人のノエル・デイヴィーと2人で、カシオの電子キーボードを使って作曲したダンスホール・レゲエだ。1985年に大ヒットすると、デジタル音の心地よく、常習性のあるリズムは、またたく間に世界中に広がっていく。 レゲエでは、ドラムとベースのリズム体を「リディム」や「バージョン」、「オケ」などと呼び、これを繰り返すことで曲に鼓動を生む。同じリディムで複

    レゲエ界に革命を起こしたリズム「スレンテン」は日本人女性が生み出した:カシオ開発者・奥田広子さん
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    toronei 2022/01/03
  • スエズ運河事故から学ぶ世界海運の最新事情

    エジプトのスエズ運河で2021年3月、日企業が船主の世界最大級コンテナ船による座礁事故が起きた。1週間にわたって「国際物流の要衝」を塞ぎ、世界貿易に与えた影響額は約4000億円とも試算される。コロナ禍や米中対立でも大きな影響を受けている外航海運の最新事情や、運河について、国際物流が専門の拓殖大学商学部教授、松田琢磨氏に聞く。 松田 琢磨 MATSUDA Takuma 拓殖大学商学部教授(国際物流、海運経済学)。1973年生まれ。筑波大学第三学群社会工学類卒業。東京工業大学大学院理工学研究科博士課程単位取得退学、博士(学術、東京工業大学)。(公財)日海事センター研究員を経て2020年から現職。日海運経済学会、国際海運経済学会などに所属。 事故の影響額は最大4000億円か 日の造船最大手「今治造船」(愛媛県今治市)のグループ企業である海運会社「正栄汽船」が所有し、台湾のコンテナ輸送会社

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    toronei 2021/04/23
    また日本の過剰なコストダウンの悪影響の話がくるのか……。
  • ミャンマー特集(4) 難題・少数民族和平を陰で動かす2人の日本人

    多民族・多宗教の国ミャンマーで、長年の懸案である少数民族和平問題。この困難な和平の推進に向け、舞台裏で尽力する2人の日人が注目を集めている。 全土で続いた少数民族の武力抵抗 ミャンマーには、ヤンゴンの中央政府の統治に抵抗する少数民族勢力が多数存在している。その数は20グループに達するという。同一民族でも意見の対立で分裂しているなど、グループ同士の関係は微妙。政府顔負けの強力な軍事力を有する勢力もいる。この複雑きわまりない民族対立を解決に向かわせることこそ、この国にとっての最重要課題だ。 少数民族和平が実現しないゆえに、長期にわたる民主化の抑圧と軍政支配が正当化され、高い潜在力を持ちながら経済が停滞する要因にもなった。ロヒンギャ問題の陰に隠れてしまいがちだが、少数民族和は着実に進みつつある。実はその舞台裏には仲介役を演じた2人の日人がいた。 遺骨収集のNGOトップである井勝幸(55)と

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    toronei 2020/09/18
  • ごみ収集の現場から眺めた日本社会

    地方自治を専門とする筆者は「現場主義を貫く」というスタンスで、東京都新宿区で9カ月にわたってごみ収集の作業員として働いた。その体験を通じて、ごみ清掃の仕事の奥深さを知ることになる。 9カ月ごみ収集の現場を体験 大学院生の時に寄勝美先生(※1)がごみ収集車に乗って清掃行政の研究をされたと教わり、いつか自分もそんなリアリティーあふれる研究をしてみたいと思うようになった。その後偶然にも東京都新宿区の清掃の現場に入れてもらえる機会を得て、迷わず飛び込んでいった。2016年6月から17年3月までの約9カ月間、断続的に新宿東清掃センターに通い、ごみの収集業務に従事した。 そこでは、プレス車(清掃車)での可燃ごみ収集、軽小型車での狭小路地のごみ収集、独居老人宅への訪問収集、ごみの無法地帯である新宿2丁目の巡回と回収、不燃ごみから可燃物を取り出す破袋選別作業、不適切排出者への清掃指導、小学校での環境学習

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    toronei 2019/01/16
  • サラブレッド大国を目指して天駆けるニッポンの生産界—ノーザンファーム吉田勝巳オーナーに聞く

    4半世紀前は競馬後進国と言われたニッポン。そんな日のサラブレッド生産界は、ディープインパクトをはじめ超一流の種牡馬を擁して世界のトップランナーに踊り出ようとしている。奇跡はなぜ起きたのか―。生産界に変革をもたらしたノーザンファームの吉田勝巳オーナーにその秘訣を聞いた。 吉田 勝巳 YOSHIDA Katsumi 1948年、千葉県富里村生まれ。70年慶応義塾大学商学部卒業後、英国リッジウッドファームにて研修。帰国後、社台ファーム早来牧場の場長として就任。以降、社台ファームの中核として生産から営業までを20数年間主宰する。父吉田善哉の死去に伴い、94年、ノーザンファームとして独立。99年、ノーザンファーム初のJRAリーディングブリーダーとなる。2003年~08年、JRA生産者ランキング1位。11年~15年、JRA生産者ランキング1位。15年は生産馬のJRA最多年間勝利数547勝を樹立。 —

    サラブレッド大国を目指して天駆けるニッポンの生産界—ノーザンファーム吉田勝巳オーナーに聞く
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    toronei 2016/12/24
  • 競馬騎手クリストフ・ルメール「僕が日本を選ぶ理由」

    2016年の日競馬界を大いに盛り上げたクリストフ・ルメール騎手。フランスから日に拠点を移して2年目ながら年間最多勝争いでトップに立つ花形ジョッキーに、日の競馬や暮らしについて話を聞いた。 クリストフ・ルメール Christophe LEMAIRE 1979年フランス生まれ。高校を卒業後、1999年にフランスの騎手免許を取得しデビュー。日中央競馬会(JRA)の短期免許で2002年に初来日して以来、毎年3カ月の期間限定で日のレースに出場。2015年、ミルコ・デムーロ(イタリア)とともに、外国人初の通年騎手免許を取得して日格参戦。2年目の2016年は12月18日現在、181勝を挙げて最多勝争いのトップに立つ。 2016年の日競馬は「ルメール・イヤー」 2015年に日中央競馬会(JRA)の通年騎手免許を取得し、母国フランスから日格的に拠点を移したクリストフ・ルメール騎手。

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    toronei 2016/12/24
  • SMAPが日本の「国民的グループ」であった理由

    結成から28年、SMAP解散のニュースは、日中に衝撃を走らせ、海外でも注目を集めた。年末の解散までの動きが注目される「国民的グループ」の功績とその特異性を振り返る。 解散発表後の不自然さ 8月14日、日中に衝撃が走った「SMAP解散」のニュースは、彼らのファンがたくさんいるアジア各国をはじめ、世界中にも発信された。 国内では、いまだに週刊誌やウェブのゴシップメディアを中心にその解散の原因や、今後の各メンバーの活動を巡る憶測が報じられ続けている。今回のSMAP解散の奇妙なところは、解散ツアーのようなものが行われる可能性はなく、現在のところSMAP5人での解散を受けての企画(テレビ音楽番組への出演やベスト盤などのCDリリース)が何も発表されていないにもかかわらず、唯一メンバー全員が顔を揃えるテレビ番組『SMAP×SMAP』の放送だけが、活動の期限とされる今年の年末までこれまで通り毎週平然

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    toronei 2016/09/13
  • 『シン・ゴジラ』—庵野秀明が今の日本でゴジラ映画を作る意味

    2014年に公開されたハリウッド映画GODZILLA  ゴジラ』(ギャレス・エドワーズ監督)に出演した渡辺謙さんをニッポンドットコムがインタビューした際、ゴジラに託して、日映画が今、発信すべきテーマがあるはずなのに、海外に先を越されて悔しいと語っていた。そのゴジラが、今夏ついに日で12年ぶりに復活した。 7月29日公開の『シン・ゴジラ』は、SFアニメーション『エヴァンゲリオン』シリーズで海外にも多くのファンを持つ庵野秀明が脚・総監督、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015年)の樋口真嗣が監督・特技監督を務めた。 初代『ゴジラ』(1954年)から『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)まで、東宝は28のゴジラ映画を世に送り出した。日映画の現状ではハリウッドの資力やCG/VFX技術レベルにはまだかなわないというのが一般的な認識だが、あえて今、なぜ日で新

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    toronei 2016/08/05
  • セレクトセール2016—世界各国の競馬人が大集合

    世界のサラブレッド生産界の耳目が日の「セレクトセール」に集まった。英国のEU離脱が競走馬の取引にも影を落とすのではと心配されたからだ。北海道のノーザンホースパークで7月11、12の両日に行われた競りでは、全ての関係者の予想を裏切る盛況となった。1億円を超す値で落札された高額馬は昨年を8頭上回る23頭となった。なぜ日のサラブレッド生産界が、欧米豪それに中国、香港の有力馬主をひき付けているのか、現地から報告する。 日の競馬は近年、年を追うごとに国際的な存在感を増している。世界各国の競走馬を格付けする「ワールド・サラブレッドランキング」で、2014年の1位は日産馬ジャスタウェイ(7歳、現種牡馬)であり、今年も上半期を終えた段階でエイシンヒカリ(5歳)が首位に立っている。 ジャスタウェイは14年にアラブ首長国連邦・ドバイで、エイシンヒカリは今年5月に仏シャンティーで、それぞれGⅠと呼ばれる

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    toronei 2016/07/16
  • 国立競技場問題の本質:不透明で無責任、時代錯誤の大艦巨砲主義

    巨額の建設費用が世論の反発を受け、計画見直しの声が高まる新国立競技場。2020年東京オリンピックのメーン会場建設をめぐる数々の問題について、筆者は「日政治家、官僚システムが抱える無責任構造が生んだ象徴的な事例だ」と指摘する。 2020年7月、東京オリンピックの開会式は近代オリンピックの歴史に残る画期的なものとなった。神宮の森に囲まれ、真ん中に赤レンガ色のトラックがある11万m2の真っ青な芝生。世界各地からの選手たちはその芝生の上で互いの参加を祝福し、健闘を誓いあった。そこには外界を遮断するスタジアムの高い壁もなく、ましてや屋根もない。真っ青な芝生の上での交歓には、世界からの観戦者が加わり、その様子が最新技術によるネット中継によって世界中で共有、体感された。オリンピックの開会式が近未来デザインの巨大なスタジアムと過剰な演出の競い合いから解放されることの素晴らしさを世界が実感した瞬間だった

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    toronei 2015/07/18
  • 間宮 淳 | nippon.com

    間宮 淳MAMIYA Jun 編集者。1959年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東洋経済新報社『金融ビジネス』編集長、中央公論新社『中央公論』編集長、nippon.com編集委員・編集担当理事などを歴任。 6 2015.05.22

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    toronei 2015/05/25
    おー他の記事もなかなか見出しだけで酷いのがわかる(苦笑)。
  • 「大阪都構想」住民投票騒動が示す日本問題の本質

    「県」に成り下がった大阪 大阪市で、5月17日に橋下徹・市長が提起した「大阪都構想」の可否を問う住民投票が行われ否決された。この府・市一体化による行政の効率化を目指した構想は、元弁護士でテレビタレントの橋下徹氏が、2008年2月に大阪府知事に当選し、さらに11年10月に大阪市長に転出する過程から訴え続けてきており、これまで7年間、大阪のみならず、関西政界、中央政界までも振り回してきたが、有権者の判断が示されたことで一つの決着を迎えた。 直接民主主義の手法により重要政策の決定が行われたことや、所得再配分に関わる改革で高齢者有権者と現役層有権者との間の利害相反が決定的に表れたこと、橋下氏のこの政策を一枚看板とした大阪維新の会の今後の政界への影響など、政治的な余韻は大きい。現象と言えるだけのムーブメントを引き起こした橋下氏の政治家としての評価もまだこれからだ。しかし、筆者はこの一連の政治的な動き

    「大阪都構想」住民投票騒動が示す日本問題の本質
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    toronei 2015/05/25
    またひどい無根拠な誹謗記事だけど、筆者の経歴見たら、まあこういう人はこんなもんか感が半端ない。
  • 第1次大戦後の大国間協調と日本外交

    20世紀の二つの世界大戦に挟まれた時代、日は帝国主義的な外交路線から国際協調路線に基づく新外交への道を模索していた。第1次大戦後の国際社会と日外交を解説する。 第1次世界大戦後から1920年代の日は、それまでの帝国主義的な外交路線を転換し、世界的軍縮の流れに沿い国際協調に努めるとともに、中国に対する内政不干渉政策を追求した。これは不利になった国際環境のもとで日が追い込まれた結果であるというイメージがあるが、それは日なりの新外交への対応であったことを述べたい。 第1次世界大戦が積極化させた自立的“対中外交” 今からちょうど百年前の第1次世界大戦の勃発は、日の対外政策、特に東アジア政策に大きな影響を与えた。1912年の清王朝の崩壊以後、中国の混乱が始まり、日中国政策は積極化、かつ多様化した(「辛亥革命が日政治に及ぼした影響」)からである。しかし諸列強間の利害対立が激しい環境下

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    toronei 2014/07/11
  • 「右傾化」のまぼろし――現代日本にみる国際主義と排外主義

    の「右傾化」が国内外のメディアで盛んに論じられている。それは日の現状を正しく反映しているのか。集団的自衛権行使容認やヘイトスピーチなど、いわゆる「右傾化」現象の質に迫る。 「右傾化」論を読み直す 昨今、日および海外のメディアでは、現在の日における「右傾化」の傾向がしばしば論評の対象になっている。たとえば、『ウォールストリート・ジャーナル』(電子版、2014年2月26日配信)には、「アジアでの緊張関係が日に右傾化をかきたてた」(Tensions in Asia Stoke Rising Nationalism in Japan)と題する長文の署名記事が載っている。そこでとりあげられているのは、一方では『WiLL』のようなナショナリストの雑誌が売れ、中国韓国をあからさまに侮蔑する書物が大量に刊行され、選挙においても同様の主張をする候補者が選挙で多くの票を得るといった社会の「全体

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    toronei 2014/07/02
  • ザッケローニの攻撃的なサッカー

    大会直前、ザンビアに逆転勝利 ザンビア戦の後半、逆転ゴールを決める田圭佑(ACミラン)(時事) 5大会連続5度目のワールドカップへ向かうサッカー日本代表が、米フロリダ州での事前合宿を終えた。大会前最後の親善試合となった2014年6月6日のザンビア(2012年アフリカネーションズカップ優勝国)戦で逆転勝利。昨年11月のベルギー戦以来続いている連勝を5に伸ばしてブラジルに入ることになった。 2010年秋から日本代表の指揮を執ってきたアルベルト・ザッケローニにとっては、初めてのワールドカップ舞台。イタリア人指揮官はこの4年間、どのようなアプローチで日本代表を束ねてきたのか。 満足なし、しかし確かな手応え 6日のザンビア戦は4-3というハイスコアゲームだった。日は前半9分の失点を皮切りに、前半のうちに2点を失う苦しい展開。田圭佑(ミラン)の2得点、香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)の2

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    toronei 2014/06/10
  • 「獺祭(だっさい)」で日本酒の活路を開いた「山口の小さな酒蔵」——旭酒造

    錦帯橋で名高い山口県・岩国市街から車を西に走らせること約30分。草深く小川の流れる山あいに国内外から喝采を浴びる純米大吟醸酒「獺祭」(だっさい)のふるさとがあった。造っているのは「山口の山奥の小さな酒蔵」を名乗る旭酒造だ。 衰退業界で一人気を吐く「国酒」である日酒の販売(消費)数量が減り始めて久しい。1975年の167万5000klをピークに2010年には58万9000klにまで減少した。35年間でほぼ3分の1に激減した。若者のアルコール離れなどが要因だ。かつて全国に3000以上あった酒蔵も今や約1500に半減する衰退ぶり。 獺祭おためしセット こうした衰退ムードの中で一人気を吐く酒蔵がある。それが旭酒造(山口県岩国市周東町獺越、桜井博志社長)だ。200年以上の伝統を持つ普通酒「旭富士」を捨て、苦闘の末に造った純米大吟醸酒「獺祭」を引っ提げて1990年に東京進出。92年には、今や看板商品

    「獺祭(だっさい)」で日本酒の活路を開いた「山口の小さな酒蔵」——旭酒造
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    toronei 2013/12/23
  • 日韓関係修復が難しい本当の理由

    注:朝鮮日報記事データベース(2011年2月4日時点) において、「日」という用語を含む記事全体の中で、どれだけの記事が歴史認識紛争や領土紛争に関わる「用語」を含むかを示した(100%=1.00)。 黄=最も割合の多い時期/青=それに続く4つの時期 (出典: Kimura Kan, “Discovery of Disputes: Collective Memories on Textbooks and Japanese-South Korean Relations,” Journal of Korean Studies, Volume 17, No.1, Spring 2012) だがそれが韓国における「反日」運動が盛り上がりを見せた結果かといえば、必ずしもそうではない。事実、「反日」デモへの参加者は、中長期的には減少する傾向を見せている。時に大規模な「反日」デモが行われる中国と異なり、

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    toronei 2013/12/22
  • 日本の公務員は国際スタンダードなのか

    行政改革の名の下に公務員の人員削減と給与引き下げが続く日。しかしその方向性に問題はないのか。欧州信用危機を機に注目された南欧諸国の公務員制度が抱える問題点を参考に、日公務員改革を考え直す。 日公務員改革はどこへ? 日公務員制度改革をめぐる議論の中でよく耳にするのは、公務員の数が多すぎる、業務に向かうモラールが低い、そのため無駄が多い、という指摘であろう。しかし、日の労働人口に占める公務員数(一般政府雇用者数)の比率は、6.7%と極めて低い水準で、OECD諸国でも下から2番目の33位である(OECD 2011)。 OECD諸国との比較を通じて見る限り、日の労働市場における公務員比率の低さは明白であり、公務員の数を減らすことが必ずしも無駄の削減や経済効率の改善に直結するとは言えない。また、給与の削減による待遇の悪化は、公務員を目指す若年層の減少につながり、むしろ、公共サービス

    日本の公務員は国際スタンダードなのか
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    toronei 2013/10/12