スーパーに溢れる超加工食品。それとがんの関係を明らかにした研究結果を無視できる人がどれくらいいるだろう。摂取量が10%増加すると、がんの罹患率が12%上昇するという衝撃的なデータ。今回はチルド食品とインスタント麺のリストである。(以下は「週刊新潮」2019年2月14日号掲載時点の情報です) *** 「病気の父に当たるものが何であれ、母に当たるのは、“間違った食事”に他ならない」とは、イギリスの詩人、ジョージ・ハーバートの言葉である。では、間違った食事とはどういった食事のことを指すのか。週刊新潮が取り上げてきたフランスの研究論文には、はっきりとその答えが書かれていた。 それは、衝撃的なデータだった。食事における超加工食品(ultra-processed food)の摂取割合が10%増加すると、がんリスクが12%も有意に上昇した――。そんなデータを導き出したフランスのパリ第13大学の研究者らの