上場廃止危ない38銘柄…株価回復前に経営破綻も 日経平均株価は8日、ついに1万円を大きく割り込んだ=8日午後2時33分、東京・八重洲(クリックで拡大) 株式市場が世紀末の様相を呈するなか、上場廃止の危機に直面する企業が相次いでいる。株価が下がりすぎて、株式の時価総額が上場廃止基準にひっかかった企業は、東京、大阪、ジャスダック各証券取引所で計38社。一定期間内に株価を回復させ、時価総額を基準以上にしないと、市場からの“退場”を宣告されることになる。こうした企業は株価回復の前に経営破綻してしまうケースも多いだけに、市場も注意深く見守っている。 8日の東京株式市場は、前日に続いて全面安の展開となり、日経平均株価は前日終値比952円安の9203円と年初来安値を大幅に更新して取引を終了。この日は、トヨタ自動車、ソニーといった国際優良株も軒並み売られ、年初来安値を更新した。 前日の米国市場で、ダウ工業