米IDCが先ごろ発表した2つの調査リポートによると、x86サーバ向けの仮想化ソフトウェア市場が急成長していることが明らかになった。同リポートからは、仮想化ソフトウェアの導入プラットフォームとしてLinuxが伸びていることや、仮想化ソフトウェアに対するニーズが高度化しつつあることも見てとれる。 IDCのアナリスト、ジョン・ハンフリーズ氏は、今年9月に発表したリポート『世界の仮想マシン・ソフトウェア、2005年のベンダー・シェア』の中で、「仮想化ソフトウェアは、テストや開発、業務統合といった用途にとどまらず、高可用性や障害復旧の分野にも進出しつつある。これらの新しい利用例は、将来の成長と新技術の普及を促進するだろう」との見方を示した。 また同氏は、同じく9月に出されたリポート『世界の仮想マシン・ソフトウェア、2006年〜2010年の展望』において、仮想化ソフトウェアの市場が2009年には18億