「ストレージ2.0」が単なる概念の域を脱し、いよいよ実用に供され始めた。最大の売りは、その安さと手軽さで、バックアップやアーカイブ用のセカンダリ・ストレージとしては、今後最も有望な選択肢となっていくことも十分に考えられる。本稿では、そんなストレージ2.0を支える技術と、そのメリット/デメリットについて詳しく解説してみることにしたい。 ロバート・シャイアー Computerworld米国版 米国Forrester Researchのアナリスト、アンドリュー・ライヒマン氏によれば、通常、株取引や航空券予約といった基幹業務アプリケーション向けのプライマリ・ストレージにかかるコストは、ハードウェアとソフトウェアの購入費用だけで1GB当たり50ドル以上にもなるという。バックアップやアーカイブ用のセカンダリ・ストレージのコストはそれよりはかなり安いが、それでも1GB当たり15~25ドルにはなる。 とこ