みなさんは業務委託契約書を見てクライアントに惚れたことはありますか?え、無いんですか?僕はあります。反対に「はいはいはい、おたくやっぱそう来ますよねー」とゲンナリしたこともあります。 一見無機質で何の個性もクリエイティビティも無いように思える、業務委託契約書。日頃様々な業務委託契約書を結ぶ中で強く感じるのは、「契約書ってこうも個性が出るものか」というくらい、そのあり方は千差万別だということです。業務委託契約書を見るとその会社の世界観が分かると言っても過言ではありません。とにかくむちゃくちゃ面白いのです。 そしてまた、業務委託契約書は、発注者にとっても、受注者にとっても、双方がよりよい関係を取り結ぶための一つのキーにもなると僕は考えていて、本稿ではその理想型についても考察してみたいと思います。 組織カルチャーは業務委託契約書に宿るそもそも契約書とは、揉め事になった時のために(あるいはその抑止