ブックマーク / sorae.info (5)

  • 彗星に複雑な有機物が含まれていることを「すばる望遠鏡」の観測で確認

    地球に落下した隕石から糖が検出されたとする研究成果を先日お伝えしましたが、今度は彗星に複雑な有機物が存在する証拠を見つけたとする研究成果が発表されました。 ■複雑な有機物の証拠が得られたのは「ジャコビニ・ツィナー彗星」2018年8月22日に撮影されたジャコビニ・ツィナー彗星(Credit: Michael Jaeger)今回、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙科学研究所、京都産業大学の神山天文台などを中心とした研究チームは、国立天文台ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」によって2005年7月5日に取得された「ジャコビニ・ツィナー彗星(21P/Giacobini-Zinner)」の中間赤外線による観測データを詳細に調べました。 分析の結果、脂肪族炭化水素や多環芳香族炭化水素の存在を示す証拠が得られました。特に後者の多環芳香族炭化水素はベンゼン環を2つ以上持っており、炭素原子が10個以上ある複雑

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    torus1 2019/11/28
  • エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見

    土星の衛星「エンケラドゥス」から宇宙空間へ噴出した氷粒に、これまで未確認だった有機化合物が含まれていたことがわかりました。NASAのジェット推進研究所(JPL)と欧州宇宙機関(ESA)から10月2日付で発表されています。 カッシーニが撮影した土星の衛星「エンケラドゥス」の疑似カラー画像(Credit: NASA/JPL/Space Science Institute)■アミノ酸につながる有機化合物の存在を確認見つかったのは、窒素を含むアミンや、酸素を含むカルボニル基を持った有機化合物です。これらの化合物は、地球ではアミノ酸の生成にも関与することが知られています。 今回見つかった有機化合物は、Nozair Khawaja氏らの研究チームによって、2017年にミッションを終えた土星探査機「カッシーニ」による土星の「E環」と呼ばれる環の観測データを解析することで発見されました。 E環は土星の環の

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    torus1 2019/10/08
  • ブラックホールはどう見える? NASAが新しいシミュレーション動画を公開

    ブラックホールの見え方をシミュレートした想像図(静止画)NASAは9月26日、ブラックホールの見え方を視覚化した一連のシミュレーション動画を公開しました。こちらはそのひとつで、ブラックホールを横から観察するとどのように見えるのかをシミュレートしたものになります。 ■見えているのは「吸い込まれかけたガス」が輝く降着円盤といっても、光さえも抜け出すことができないブラックホールを直接見ることはできません。オレンジ色に輝いているのは、ブラックホールに吸い込まれかけている高温のガスなどが高速で周回する「降着円盤」と呼ばれるもの。円盤と名付けられてはいますが、その中心にはブラックホールがあるので、実際には幅の広い輪のような構造をしていると考えられています。 動画では、左向きに回転している降着円盤をやや斜め上から見下ろしたときの様子が再現されているのですが、右からブラックホールの裏側に回り込んでいくはず

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    torus1 2019/09/28
  • 木星の衛星エウロパの黄色い模様は「塩」だった

    こちらの画像は、NASAの木星探査機「ガリレオ」に搭載されていた光学観測装置「SSI」を使って撮影された、木星の衛星「エウロパ」の姿。左は自然な色合いを再現したもので、右は表面の特徴がわかりやすくなるように色合いを強調したものとなります。 エウロパに向かって右側には、赤茶色をした何もの線条が走っています。反対の左側に線条はあまり見られず、かわりに「Tara Regio(タラ地域)」と呼ばれる黄色っぽいエリアが広がっています。 ガリレオが撮影したエウロパ(左:自然な色合い、右:色合いを強調) カリフォルニア工科大学の大学院生Samantha Trumbo氏らによってまとめられ、6月12日に公開された論文によると、エウロパのタラ地域には塩化ナトリウムが豊富に存在していることが判明しました。 「NaCl」の化学式で示される塩化ナトリウムは、私たちが日頃摂取している塩の主成分であり、地球の海水

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    torus1 2019/06/17
  • 「はやぶさ2」2月22日にタッチダウンを実施。リュウグウ表面へ

    JAXAは、2月6日に行われた記者説明会にて、探査機「はやぶさ2」の小惑星「リュウグウ」へのタッチダウンを2月22日8時頃に行うことを発表しました。 タッチダウンが行われる場所は、付近の岩が60cm以下と確認されている「L08-E1」領域。既に投下済みの「TM-B」をターゲットマーカーとし、ピンポイントタッチダウンを実施します。 タッチダウンのスケジュールは、日時間2019年2月22日 7時頃に降下開始の可否を判断。8時頃にタッチダウン開始し表面からサンプルを回収し「リュウグウ」表面から上昇します。また、8時20分頃には探査機状況を確認し、10時間後の18時半にはホームポジションに復帰する形で進められます。 赤い部分がタッチダウン予定位置上の「L08-B1」領域は広いが岩が60cm前後あるなお、タッチダウン当日には、前後1時間程度のWEB番組を配信することも予定されています。 Image

    「はやぶさ2」2月22日にタッチダウンを実施。リュウグウ表面へ
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    torus1 2019/02/08
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