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  • 40年間 街なかを貨物列車がはしっていた『若松市営 電気軌道』 福岡県北九州市若松区 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    福岡県北九州市若松区の歴史について、地元のかたに聞いていると、いままでわたしの知らなかったことがたくさんでてきます。今回ご紹介する『若松市営 電気軌道』もそのひとつです。 石炭の需要がなくなった2021年現在では、若松地域の繁栄は面影をのこすのみとなっています。しかし石炭エネルギーの需要があった時代、若松地区は石炭の集積港としてたいへん栄えました。 筑豊炭田から産出された石炭は、鉄道で若松駅にまで輸送され、若松港から大型船で福岡、大阪中国・四国地方へ運ばれました。 この石炭輸送をおもに支えたのが鉄道です。石炭がたくさん使われていた時代には、まだトラックは主な輸送手段とはなっていなかったようです。筑豊炭田で石炭がほりだされはじめたのは1700年初頭、つまり、江戸時代の元禄末期です。 この時代の石炭輸送はおもに船で、その後、1891年(明治24年)若松-直方間の路線開通をはじまりとして、鉄道

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    torus1 2021/02/06
  • ひとりの元庄屋が湾に自費で拓いた新田 その③ 福岡県北九州市門司区猿喰 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    前回の記事までは、猿喰(さるはみ)湾の入り口につくられた堤防や、その堤防にもうけられた潮抜き穴(樋門:ひもん)についてご紹介しました。元庄屋の石原宗祐(いしはらそうゆう)が考えた樋門のしくみにより、猿喰湾内の海水がとりだされました。 海水が取りのぞかれて干拓工事が完了したのは宝暦9年(1759年)といわれます参照。この干拓工事でできた田んぼの広さは33ヘクタール(=1辺3.3㎞の正方形の面積)でした。猿喰新田の周囲をぐるっと1周あるくと、約30分かかるくらいの広さです。 この猿喰新田の南端に、ポコッと水田のなかに浮かんでいる小島のような場所があります。厳島神社がまつられる小さな杜です。 猿喰新田のことを知ることができた書籍『北九州歴史散歩 豊前編(北九州市の文化財を守る会)』P.43で、この厳島神社は、水田をつくった石原宗祐(いしはらそうゆう)が水田の守り神として勧請(かんじょう)した…と

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    torus1 2020/11/26
  • 山王宮のいっかくに祀られている庚申塔 大分県豊後高田市上香々地 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    大分県 国東半島の庚申塔を調査しつづけておられる小林幸弘氏が運営されるホームページ『国東半島の庚申塔』。こちらで紹介されている庚申塔をめぐってみました。今回は、豊後高田市の上香々地にある山王宮です。 参照:『国東半島の庚申塔-豊後高田市香々地地区の庚申塔所在地一覧-』 山王宮のいっかくに↓下の写真のような文字塔がまつられていました。 場所:大分県豊後高田市上香々地 座標値:33.631673,131.537142 山王宮は日枝神社のすぐとなりにまつられています。↓こちらは山王宮の鳥居です。 ↓日枝神社側から山王宮をながめた写真です。写真の右側に山王宮の鳥居がみえています。山王宮の境内は雑草が繁茂しています。問題となる庚申塔は↓下の写真の左側のほうにありました。 山王宮のいっかくに石塔がずらっとならべられています。 これらの石塔がなんであるのか不明です。なにか神様をまつったものでしょうか。

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    torus1 2020/09/21
  • 温泉わきでていたといわれる-湯庵堂- 福岡県北九州市八幡西区力丸町 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    力丸東公園(北九州市八幡西区)のいっかくに「湯庵堂」があります。正確には湯庵堂の石碑があります。湯庵堂は武士が傷をいやすために使ったといわれる温泉が湧き出ていた場所です。 力丸東公園の東側に石仏がならべられ祀られている 場所:福岡県北九州市八幡西区力丸町 座標値:33.877537,130.726920 現在、温泉は枯渇し、お堂もみられず、石碑のみがみられます。 そして地域にまつられていた4基の石仏が、力丸東公園に集められ、お堂にまつられています。 4基の石仏とは別に、お堂の間に、古いものと推察される地蔵菩薩像と不動明王像がまつられていました。これらの石仏は首の箇所と胸の箇所でおられているために、廃仏毀釈がおこなわれた明治時代以前につくられたものと推察されます。 湯庵堂の温泉がでなくなった由縁が北九州市史(民俗)P.546に記されています。 八幡西区城(ほんじょう)湯庵堂の田んぼの中に松

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    torus1 2020/09/07
  • 久山町の路傍の庚申塔 福岡県糟屋郡久山町山田 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    福岡市から北九州市へ、久山町をとおって移動している際に、路傍で庚申塔をみつけました。ふきんの道幅がひろくなっている場所に駐車させていただき写真を撮りました。庚申塔とは別に、二基石塔がまつられていましたが、その石塔については詳細が不明です。 場所:福岡県糟屋郡久山町大字山田 座標値:33.6549928,130.4852574 庚申塔の正面に「庚申幸神 宝暦十庚辰年 八月」と刻まれています。宝暦十年は1760年で干支は庚辰です。刻まれている文字と干支が整合します。

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    torus1 2020/08/08
  • 見ごろになったハマユウ 福岡県遠賀郡芦屋町山鹿 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    2020年7月28日時点の写真です。ハマユウの群生地で花が見ごろをむかえていました。 場所:福岡県遠賀郡芦屋町大字山鹿 座標値:33.9172482,130.6709804

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    torus1 2020/07/29
  • レンガの風合が美しい橋梁 福岡県田川郡赤村大字赤 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    場所:福岡県田川郡赤村大字赤 座標値:33.612674,130.884864 平成筑豊鉄道田川線沿いには明治開業当時から残る、レンガ造りの橋梁がいくつみられます。 こちらは油須原駅の東側約70m地点にある橋梁です。整然さもレンガの色味も印象的です。 油須原駅から北西へ約2.5km地点には「内田三連橋梁」という、国の有形文化財に登録された、三連アーチ橋ものこっています。

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    torus1 2020/07/23
  • 船がういている?はじめてみた自然現象 愛媛県八幡浜市保内町磯崎 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    海辺の道を車ではしっていて、ふと海を見ると船が浮いていました。飛行船かとおもって目をこらしてみても、まちがいなく船がういています。家に帰ってから調べてみると、蜃気楼の一種「浮島現象」がおきて、船が浮いているように見えるそうです参照。はじめてみました。 場所:愛媛県八幡浜市保内町磯崎 座標値:33.5439955,132.4189167 今回、この「浮島現象」をみることができたのは、愛媛県の北西部に位置する八幡浜市。海辺をはしる国道378号線沿いです。 意外なことに、めずらしい現象というわけではないようで、見ることができる場所では、毎日のように確認できるそうです。暖かい海水面の上に、冷たい空気があると、光が屈折してこのような蜃気楼ができます参照。

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    torus1 2020/07/21
  • 千手観音さまが宿っているような杉 愛媛県松山市立岩米之野 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    まるで千手観音さまのように四方に大枝をのばしている千住杉。こんな形の杉の木はめずらしいそうで、杉林のなかで異彩をはなっていました。 場所:愛媛県松山市 立岩米之野 座標値:33.945639,132.852483 愛媛県松山市の北部に位置する、標高993.2mの高縄山(たかなわさん)。千手杉は高縄山山頂ふきんにあります。千手杉の東側約50mのところに千手寺があります。 愛媛県道17号線にある登山口から、千手寺までの行程は約10㎞ととても長くて、車一台が通れるほどの舗装された道路が続いていました。しかし最近つづいている大雨のために岩や土砂が道へと流出している箇所もあり、タイヤがパンクしないよう慎重に運転する必要がありました。 千手杉の、この迫力ある姿をどうやったら写真におさめられるのか試行錯誤しました。けっきょく、杉の樹の下からみあげて撮った写真が迫力あるものでした。特徴のある「幾も伸びる

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    torus1 2020/07/18
  • 稲荷神社境内に祀られる庚申塔 大分県杵築市大字馬場尾 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    大分県杵築市の馬場尾という地区。住宅街のなかに稲荷神社が祀られており、その一角に庚申塔がまつられています。 場所:大分県杵築市大字馬場尾 座標値:33.421680,131.605912 一面四臂の青面金剛のあしもとに二童子・二猿・二鶏が刻まれます。小林幸弘氏のホームページ『国東半島の庚申塔』では元禄八年乙亥年十一月二日が刻まれていると紹介されています。元禄八年は1695年です。

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    torus1 2020/07/06
  • 数奇な運命をたどった庚申塔 大分県豊後高田市田染小崎 空木 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    2016年4月9日にであった、とても印象深い庚申塔をご紹介します。この庚申塔との出会いが印象にのこったのは、庚申塔がまつられている場所が桃源郷のような場所だったからです。 空木(うつぎ)の庚申塔 場所:大分県豊後高田市田染小崎空木 座標値:33.504428,131.489032 空木(うつぎ)に祀られる庚申塔は、豊後高田市田染(たしぶ)の集落から西へ約1.7㎞はなれた山にかこまれた路傍にまつられています。 庚申塔が祀られている場所の周囲には民家がほんの数件しかありません。道は山間をのぼっていっていますが、これは空木の北側にある西叡山(さいえいざん)へと続く道です。 西叡山へと続く道なりには、むかし集落があったとおもわれる跡があり、現在も住まれている民家の脇にはきれいな花がさいていました。 居住跡に祠がまつられている 2016年におとずれたときは4月の小春日和だったこともあり、ポカポカして

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    torus1 2020/05/23
  • 雑草は強くて弱い 【書籍:雑草はなぜそこに生えているのか】 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    雑草に着目して、植物についての情報をあつめていくと、植物がどのように競争しながら生きていっているのか、一端を知ることができます。 題名に「雑草は【強く】て【弱い】」と矛盾する言葉をならべましたが、『雑草はなぜそこに生えているのか』Kindle位置番号188-324をよむと、どちらも正しいことがわかってきます。 雑草が【強い】というのはどういうこと? コンクリートのすきまや、石垣のあいだ、砂利のすきまなど、水と養分があればどんな場所からも芽をだそうとします。また道ばたに芽をだすロゼット型の葉をもつ雑草はなんどもふまれても、生き延びています。そしてやっかいなことに、草取りをしても根っこが残っていると数日後には再び芽をだし葉を広げます。このような雑草のたくましさを目にすることで、「雑草は強い」という印象を持ちます。 雑草は【弱い】というのはどういうこと? いっぽうで『雑草はなぜそこに生えているの

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    torus1 2020/04/12
  • 港ちかくの公園に咲くガザニア 熊本県天草市牛深町 下須島 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    県天草市の下須島という場所をさんぽしていたときにみつけた、おそらく「ガザニア」。くっきりとしたオレンジ色が目をひきます。 ガザニア 場所:熊県天草市牛深町 下須島 座標値:32.190105,130.029565 この花が咲いているのは港の一画にある小さな公園です。すぐ目の前には牛深ハイア大橋が、青い海の上にかかっています。 Wikipediaを参照するとガザニアは日の寒冷地でも、温かい地域でも咲く花のようです。熊県の天草地域は比較的あたたかい気候のようでWikipediaの情報から推測すると、ガザニアの成育に適さない時期…おそらく夏の暑い時期…に、地上部が枯れてしまうのかもしれません。そして春など快適な時期に、このようにきれいな花をさかせると考えられます。 被子植物門 双子葉植物綱 キク亜綱 キク目 キク科 タンポポ亜科 ガザニア属 背のひくい花なので地面すれすれから花を見上げ

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    torus1 2020/03/29
  • 溶けるようなモモ色が美しいシクラメン - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    冬の鉢植え鑑賞花であるシクラメン。2ヶ月以上という長い間きれいな花を咲かせてくれています。でもそろそろ花の時期も終わりに近づいています。花期は10~3月。 蓮、タンポポ、チューリップとおなじように地中からじかに花のクキがのびてきます。このやわらかく溶けるような桃色がうつくしいです。 自宅で三脚を立てて、いろんな角度からLEDライトで光をあてながら写真をとってみました。わずかな光の角度で花の表情がずいぶんとちがってくることがわかり、室内での撮影にもおもしろみを感じます。 Nikonのカメラ設定で、ピクチャーコントロール(LS:風景)にすると、すこし色がきつく感じます。色が濃い植物を撮る際には、NL(ニュートラル)か、PT(ポートレート)で撮ったほうがよいようです。

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    torus1 2020/03/14
  • 生存戦略にたけた花 ホトケノザ 福岡県北九州市小倉南区平尾台 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    植物の生態が興味深く、さいきんは植物の写真をおおく撮るようになっています。今回の写真は北九州市の平尾台に咲いていたホトケノザです。 ホトケノザ 場所:福岡県北九州市小倉南区平尾台 平尾公民館 座標値:33.756856,130.894938 ホトケノザは「仏様のすわっている台座」から、名前がついたのですが、詳しくしらべるまでは花の形が台座になっていると誤解していました。葉っぱのほうなのですね。 「台座」型の葉っぱの上に紫色の美しいちいさな花が咲いています。この紫色のちいさな花は開いているものと、ずっと閉じているものがあるようです。 もし昆虫による受粉ができなかった場合、確実に自分の雄しべから受粉ができるように、一部の花びらは閉じたままにしているのです(参照:『雑草のはなし―見つけ方、たのしみ方 (中公新書)』Kindle位置番号614-627) ずっと閉じたままの花を「閉鎖花」といいます。

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    torus1 2020/03/08
  • 【Kindle(キンドル)出版】本の原稿は何を書けばいい? - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    2020年2月22日に、Amazon Kindle(キンドル)で電子書籍『『カメラ好きが作った史跡ガイド② 福岡・大分編: 北九州市のマニアックな史跡 写真スポット17か所をご紹介』を出版しました。 文章を主体とした電子書籍を出版したのは2冊目です。今回の原稿もMicrosoft社のWordでつくってみました。Wordはだいたいのパソコンにはじめから入っているソフトです。特別なソフトなしでも電子書籍は出版できるということが実感できています。 電子書籍出版するときのマニュアルはこれ 1年前まで「電子書籍出版はハードルが高い」というイメージを抱いていました。「たしかに楽な作業ではないな…」というのが正直な感想です。しかし、ぼちぼちと手順を踏んでいけば「できない作業ではない」というのも正直な感想です。 その作業というのが『さるでもできるKindle電子出版』にこれでもかというくらい、懇切丁寧に

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    torus1 2020/02/23
  • 熊野神社の庚申塔と 文字を判読するための工夫 福岡県古賀市筵内(むしろうち) - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    場所:福岡県古賀市筵内(むしろうち) 座標値:33.733109,130.499839 熊野神社の庚申塔(福岡県古賀市筵内) 福岡県古賀市にある熊野神社に、『阿弥陀如来像板碑(あみだにょらいぞういたび)』が祀られているという情報を得て、みにいってみることにしました。板碑(いたび)は主に死者をとむらうためにたてられる石塔のようなもののようで、大分県国東半島では、たびたび見ることができました。 福岡県内で板碑と名のつく史跡を目にすることが稀なので、福岡県でつくられた板碑がどのようなものなのか、実際にみてみたいと思いました。 しかし今回は、その板碑をご紹介するのではなく、板碑が祀られる熊野神社を訪れた際、たまたま庚申塔をみつけることができたので、庚申塔のご紹介をします。 熊野神社の庚申塔が祀られていたのは、こちらの一の鳥居にむかってすぐ左側でした。 だいぶ庚申塔の風化がすすんでおり、刻まれている

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    torus1 2020/02/11
  • 天念寺 修正鬼会 2020年 ②/④ ~大松明を直立させるタイアゲ~ 大分県豊後高田市長岩屋 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    国東半島に1000年前から伝わる儀式である修正鬼会(しゅじょうおにえ)が、2020年1月31日(金)に開催されました。場所は大分県豊後高田市長岩屋にある天念寺(てんねんじ)講堂です。 3の大松明を直立させるタイアゲ 場所:大分県豊後高田市長岩屋 座標値:33.578583,131.540714 前回の「身を清める垢離(こうり)取り」に引き続き、今回の記事では約5mの大松明に点火し、直立させる儀式である「タイアゲ」についてご紹介してゆきます。 垢離取りを終え衣裳に着替えたテイレシは、天念寺の堂にて、20時ごろに不浄祓いを行なってもらいます(参照:天念寺修正鬼会調査報告 『行事の次第』 付録 資料 鬼会式〔豊後高田市教育委員会〕P.2) 不浄祓いを終えたテイレシは、天念寺の堂から取られたロウソクの火を僧侶から受取ります。テイレシはロウソクの火を松明に移し、長岩屋川をはさんで天念寺堂とは

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    torus1 2020/02/02
  • 潮が引かないと参拝できない庚申塔 福岡県遠賀郡岡垣町 波津 向鼻 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    場所:福岡県遠賀郡岡垣町(大字)波津(字)向鼻 座標値:33.881883,130.568048 岡垣町波津の庚申塔 『岡垣町史』P948の情報をもとに探していた庚申塔です。こんな場所にあるとは思いませんでした。県道300号線沿いの海岸で、まさに波打ち際に庚申塔が祀られていました。 岡垣町波津の庚申塔を訪れたのは、2020年1月26日(日)の12時頃。このときは、ほぼ満潮で庚申塔のすぐ下まで海水がきていました。干潮の時間ならば、もしかしたら庚申塔のある場所まで歩いていけるのではないかと思い、干潮の時間をネットで調べてみました。 「福岡県 干潮時間」というキーワードで調べると、すぐにわかりました。 参照:http://sio.mieyell.jp/select?po=84004 16時頃が干潮だということなので、その時間に再訪してみました。 潮が引き庚申塔までの道ができていた 潮がだいぶ引き

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    torus1 2020/01/28
  • 猪尾集落の社に祀られる庚申塔 大分県杵築市 猪尾 - 日々の”楽しい”をみつけるブログ

    場所:大分県杵築市大字猪尾 座標値:33.403260,131.614051 大分県杵築市の猪尾と呼ばれる小さな集落があります。ここに庚申塔が数基祀られているということを知り訪ねてみることにしました。参考にした情報は、国東半島の庚申塔を長年にわたって調査しつづけている小林幸弘氏のホームページ…『国東半島の庚申塔-杵築市杵築地区の庚申塔所在地一覧』です。 猪尾集落の北の端にある神社があります。その神社には車を2~3台停められるスペースがありました。神社の鳥居には↓下の写真のような文字が刻まれているのですが、字体が大きく崩されていて、私には読み取ることができませんでした。 『国東半島の庚申塔-杵築市杵築地区の庚申塔所在地一覧』では”天王社”と紹介されているので、神社の名前は「天王宮」と予想します。 天王社拝殿の右奥に回ると5基の庚申塔が祀られていました。たしかな情報をもとに、この場所へ足を運ん

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    torus1 2020/01/19