ブックマーク / number.bunshun.jp (272)

  • 三重・中村監督の「全員出す」信念。思い出作りではなく、勝つためにこそ。(中村計)

    「全員出して勝つ。それがいちばんです」 決勝前日、三重の監督・中村好治は意気込みを尋ねられ、そう語った。 三重は準決勝までの全5試合で、登録メンバー18人中15人までがすでに出場を経験していた。 「ほぼ使えるんじゃないかな。みんながんばってきたのを知ってますから。技術うんぬんより大事なものがある。そういう価値観でやってきたので」 これがたとえば大会序盤、ひとつの理想として語っているのならわかる。だが中村は甲子園の決勝という舞台で、気であと3人使うつもりでいた。 「10打数3安打の選手より、10打数1安打でも使いたいと思う選手はいるじゃないですか。だから、そういう展開になればいいなと思ってます」 1点を追う展開で、初出場の選手を次々と。 期待に反し、大阪桐蔭との決勝は1点を争う大接戦となった。 ところが3-4と1点ビハインドの8回裏、中村が動く。そこまで大阪桐蔭の強力打線を何とか4点に抑え

    三重・中村監督の「全員出す」信念。思い出作りではなく、勝つためにこそ。(中村計)
  • 福西崇史が語るアギーレジャパン。新指揮官は日本をどう導くのか?(福西崇史)

    日本代表ランチサッカーの現在を深く考察する メルマガ「福西崇史の『考えるサッカー』」、 最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします! <目次> 【1】《フリートーク》 復興支援エキシビジョンマッチ ~ ケガには注意を! ~ 【2】《日本代表》 アギーレ・ジャパン発足(1) ~ 「ハッキリした人」の印象 ~ 【3】《日本代表》 アギーレ・ジャパン発足(2) ~ 日人、日サッカーとの相性 ~ 【4】《日本代表》 アギーレ・ジャパン発足(3) ~ 選手としての心境 ~ 【5】《日本代表》 アギーレ・ジャパン発足(4) ~ 福西さんにとってのジーコ新監督 ~ 【6】《井戸端後記》雑談と反省と次号予告を兼ねた編集後記 ~ 次号は「4年後の中心選手」について ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆ 【2】《日本代表》 アギーレ・ジャパン発足(1)

    福西崇史が語るアギーレジャパン。新指揮官は日本をどう導くのか?(福西崇史)
  • 岡田武史、東北での支援活動を語る。「サッカーで元気に」を超える力を!(Number編集部)

    東日大震災から3年。震災直後から被災地支援を行ってきた岡田武史・元サッカー日本代表監督が、この夏、被災地でサッカークリニックを開催した。 忙しいスケジュールの合間を縫いながら行っている支援活動だが、震災当時とはまた異なる悩みや喜びが出てきているという。 日本代表チームを率いて世界の頂点を目指した男が、被災地支援活動で目にしてきたものは、果たして何だったのか? 真摯な気持ちを、そのまま独占告白という形で語ってもらった。 先日、盛岡近郊で久しぶりにサッカークリニックを開いた。2012年から2年間務めた中国のクラブの監督を離れ、ここ最近は大きな声を出していなかったので後半はほとんど声が出なくなってしまったけど、子どもたちの生き生きとした笑顔に触れてとても楽しい時間を過ごすことができた。 最初は硬かった40人くらい集まった小学生の表情が、一緒にドリブルをしたり、競争をしたり、最後にゲームをしてい

    岡田武史、東北での支援活動を語る。「サッカーで元気に」を超える力を!(Number編集部)
  • 動物行動学の古典にして随筆のような軟らかさ。~宮地伝三郎・著『アユの話』~(馬立勝)

    渓流の夏の魚アユ、そのすべてを語って書は動物行動学の入門書の古典とされている。しかし、たとえば「“なわばり”の社会」の章。“友釣り”はアユの縄張り争いの能を利用した“敵釣り”だ、と教える。鵜飼、梁やな漁をはじめ、流れの段差で跳ねる飛びアユを手網ですくい取る“汲みアユ”など様々な漁法も紹介される。獲物を動物行動学から理解しておく、アユ釣りの参考書としても読めそうだ。 かつて「新書」は碩学による学問招待の入り口だった。書はそのお手だが、学術書の堅苦しさはない。半世紀以上前の出版当時手にした学校嫌いの高校生がわくわくして読んだのだから。行動学の学問上の成果を伝える流にさまざまな支流を流れ込ませ縦横にアユを語る軟らかな文章がまるで随筆だ。著者の文人嗜好がうかがえるこの支流がいい。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

    動物行動学の古典にして随筆のような軟らかさ。~宮地伝三郎・著『アユの話』~(馬立勝)
  • <日本代表が学ぶべきスタイル> 関塚隆 「メキシコのように、戦い方に変化をつけよ」(1/2) [Sports Graphic Number] - Number Web - ナンバー

    アギーレ新監督の就任が決まり、スタイルの再構築に着手する日本代表。 W杯で躍進した国々から学ぶべき戦略を日人指揮官が語った――。 Number857号に掲載された『World Cup 敗北の研究』より、 アギーレ監督の母国・メキシコの柔軟な戦いぶりについて 関塚隆氏が分析した記事を特別に全文公開します。 解説者としてブラジルW杯を見るときは、やはり日が今後どうやって戦ったらいいのかという視点になる。フランスのポグバのように190cmの身長があり、守備も攻撃もできるような選手がいれば素晴らしいが、求めてもなかなか出てこない(笑)。 日人とサイズが似ていて、かつ、魅力的なサッカーをしているのがメキシコだ。今大会で印象に残っているのは、グループリーグ第2戦。ホームのブラジルに対して怯むことなく真っ向勝負を仕掛けて0-0で折り返すと、後半に攻撃のスイッチを入れ、ブラジルをあわやと脅かすチャン

    <日本代表が学ぶべきスタイル> 関塚隆 「メキシコのように、戦い方に変化をつけよ」(1/2) [Sports Graphic Number] - Number Web - ナンバー
  • ザックジャパンの戦術的な問題は、主力と監督の“歩み寄り”が生んだ!?(木崎伸也)

    ザックジャパンはブラジルW杯に向けてコンディション調整を失敗し、切れを欠いたまま番を迎えてしまった――ということを前回のコラムで書いた。ただし、事前準備の疲労が足を引っ張ったとしても、すべてをそれに押し付けたら進歩はないだろう。 他の敗因を考えるうえで、必読のインタビュー記事がある。『週刊サッカーダイジェスト』(8月5日号)に掲載された遠藤保仁のインタビューだ。 元日本代表の三浦淳寛氏が遠藤にインタビューを行なった記事で、掲載号のバックナンバーが週刊サッカーダイジェストのWEBサイトにおいて販売されているので、もしお持ちでなければ購入をお勧めする。 「距離が近いのは、監督があまり好きじゃない」 その記事の中で個人的に印象に残っているのが、「田圭佑と遠藤の距離感」に関するコメントだ。遠藤は同インタビューでこう語った。 「距離が近いのは、監督があまり好きじゃないんですよね。嫌がりますね。実

    ザックジャパンの戦術的な問題は、主力と監督の“歩み寄り”が生んだ!?(木崎伸也)
  • <34歳になった天才の帰還>小野伸二が札幌の街とサッカーを変える。(佐藤俊)

    サッカー史上最高級の才能を備えた男がJリーグに戻ってきた。18歳でW杯に出場し、欧州の舞台でも足跡を残した34歳の天才は、何故、いまさら新天地に札幌の地を選んだのか。スーパースターの出現に沸く北海道民の期待を一身に受け、小野伸二は新たな輝きを放つことが出来るのか。Jの舞台に戻ってきた“新人”の44番とコンサドーレが織りなす奇跡の相思相愛に迫る。 「お久しぶりっ」 日復帰初戦となる大分トリニータ戦の前日練習、ピッチに上がる直前に目が合うとわざわざ近くまで歩み寄り、握手を交わした。顔を合わすのは2年ぶりだが日焼けした表情は以前よりも精悍さを増し、張り付いた練習着の上からは身体がかなり絞れている様子が窺える。 「また、あとで」 小走りでピッチに入るとドームの芝の感触を確かめるようにボールを蹴り、ダッシュを繰り返した。FK練習ではペナルティボックスの左端からゴールを決めた。傍で見ていた鈴木ウ

    <34歳になった天才の帰還>小野伸二が札幌の街とサッカーを変える。(佐藤俊)
  • オランダの23人出場に日本の可能性を見る。~W杯の過密日程を逆手に取れ~(浅田真樹)

    ブラジルの歴史的惨敗、ハメス・ロドリゲスのブレイクなど、様々な話題があったワールドカップだが、個人的に印象に残っているのは「オランダの全員出場」。登録メンバー23名全員を使って、全7試合を戦い抜いたことだ。 ただ全員が出たというだけではない。第3GKフォルムの途中出場は温情采配だろうが、それ以外は確かな目的に応じて使い分けられた結果である。 例えば、フィールドプレーヤーでは最後のひとりとなったクラシーは、準決勝でデヨングに代わって途中出場。これによって明らかにパスの回りがよくなり、ポゼッションが安定した。単に全員出場を優先した起用とは思えなかった。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 605文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内のすべての有料記事をお

    オランダの23人出場に日本の可能性を見る。~W杯の過密日程を逆手に取れ~(浅田真樹)
  • 福西崇史が考えるザックジャパン。なぜ結果を残す戦いができなかった?(福西崇史)

    メルマガNumber「福西崇史の『考えるサッカー』」、 最新号が配信されました。7月31日配信号の内容を一部ご紹介します。 <目次> 【1】《ブラジルW杯》 日本代表総括(1) ~ 世界8位タイ ~ 【2】《ブラジルW杯》 日本代表総括(2) ~ 「やろうとした」のか「やらなかった」のか ~ 【3】《ブラジルW杯》 日本代表総括(3) ~ 曖昧な目標設定 ~ 【4】《ブラジルW杯》 日本代表総括(4) ~ 意識のギャップ ~ 【5】《井戸端後記》雑談と反省と次号予告を兼ねた編集後記 ~ いわゆる老化現象 ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆ 【2】《ブラジルW杯》 日本代表総括(2) ------------------------------------------------------------------- ~ 「やろうとした」のか「やらなか

    福西崇史が考えるザックジャパン。なぜ結果を残す戦いができなかった?(福西崇史)
  • 甲子園までか、プロで伸びる投手か。「的中率85%」の見極め方とは?(安倍昌彦)

    昨年、2013年の夏の甲子園大会に出場した投手の中で、秋のドラフト会議でプロ球団から指名された投手がいったい何人いるか? 果たして、ご存知だろうか。 調べてみてちょっと驚いたのだが、有田工業高・古川侑利投手(楽天4位)ただ一人だったのだ。 過去に甲子園に出場した投手に枠を広げてみても、楽天1位・松井裕樹(桐光学園)が2年の夏出場、ヤクルト5位・児山祐斗(岡山・関西)が3年の春出場、広島5位・中村祐太(関東一高)が2年春出場の3人だけ。育成指名から探してみても、中日の育成1位・岸淳希(敦賀気比)が加わるだけであった。 プロに進みたいなら、まず甲子園に出場してそこで認められて……。そう考えている高校球児や関係者はとても多い。もちろんプロの方も、甲子園の大舞台で持っている力量の何パーセントを発揮できるのか、という目で選手たちを見ている。 しかし、甲子園に出場しないとプロに認めてもらえない、甲子

    甲子園までか、プロで伸びる投手か。「的中率85%」の見極め方とは?(安倍昌彦)
  • オシムが語る、現代サッカーの苦難。「ロマンティシズムはもう存在しない」(イビチャ・オシム)

    メルマガNumber「イビチャ・オシムの『オシム問答』」、 最新号が配信されました。7月31日配信号の内容を一部ご紹介します。 ▼Lesson.85 目次 【1】 〈今週の「オシム問答」〉 「卓越した個が美しい物語を紡ぎだす時代は、過去のものとなった」 【2】 〈オシムとの対話〉 「たったひとりですべてを背負う選手を求めるべきではない」 【3】 〈オシムの教え〉 「リーグの雰囲気を変え、日本代表の基準を変える」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 〈オシムとの対話〉 「たったひとりですべてを背負う選手を求めるべきではない」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――それではドイツは優勝に値したと思いますか? オシム:相応しいチームだった。最も知的であったのに加え、技術的にも戦術的にも優れていた。リーグのレベルが高

    オシムが語る、現代サッカーの苦難。「ロマンティシズムはもう存在しない」(イビチャ・オシム)
  • W杯の敗因の1つ「コンディション」。調整過程に浮上した“3つのミス”。(木崎伸也)

    なぜ日本代表は、ブラジルの地で1勝すらできなかったのか? ブラジルW杯が終わって2週間以上が経つというのに、まだそのことばかりを考えている。 自分なりに敗因としてある程度整理できていることが、大小含めて3つある。「暑熱対策の失敗」、「コンフェデ杯に起因する戦術の迷い」、「個人のプレッシング技術の低さ」だ。今回は1つ目について書きたいと思う。 田、長友、岡崎の体が重かったコートジボワール戦。 ザックジャパンがコンディション調整に失敗したことは、原博実専務理事が記者会見で認めている。 「指宿でかなりハードな合宿を行ない、ケガで2、3カ月休んでいた選手には良かったと思う反面、シーズンをフルで戦ってきた選手には少し負荷が強過ぎたかもしれない」 特にコンディションの悪さが目立ったのは、初戦のコートジボワール戦だ。日は後半から一気に運動量が落ち、わずか2分の間に逆転を許したのは体力の問題だけではな

    W杯の敗因の1つ「コンディション」。調整過程に浮上した“3つのミス”。(木崎伸也)
  • 7月全勝の川崎Fが確立した思想。“繋ぐ”ではなく“崩す”から考える。(飯尾篤史)

    相手の嫌がることをしているはずなのに、それが歓迎されているのだとしたら、仕掛けている側はたまったものではないだろう。 だが実際、現在の川崎フロンターレの選手たちは、激しくプレスに来られることを歓迎している。 「ガツガツ来てくれたほうがいいですね」 ADVERTISEMENT 17節のアルビレックス新潟戦のあと、はにかみながらそう言ったのは、中村憲剛とボランチを組む大島僚太だ。今やチームに欠かせない主軸となった21歳の技巧派は、笑顔で続ける。 「そのほうが相手はバテやすくなりますから」 その言葉の背景にあるのは「簡単にボールを失わない」という、自分たちの技術や視野に対する絶対的な自信だ。 「この暑さのなかでの連戦ですから、キツイことはキツイんですけど、相手のほうが絶対に苦しいだろうなって思いながらプレーしています」 再開後、天皇杯を含めて5連勝。 ワールドカップが終わって再開したJ1リーグで

    7月全勝の川崎Fが確立した思想。“繋ぐ”ではなく“崩す”から考える。(飯尾篤史)
  • オシムが見たワールドカップ決勝戦。「ドイツはサッカーの理想を見せた」(イビチャ・オシム)

    メルマガNumber「イビチャ・オシムの『オシム問答』」、 最新号が配信されました。7月28日配信号の内容を一部ご紹介します。 ▼Lesson.84 目次 【1】 〈今週の「オシム問答」〉 「ドイツに盲目的に追従するのではなく、分析して取り組むべき」 【2】 〈オシムとの対話 Chapter.1〉 「ドイツは意思の力とフィジカルで質の高いプレーを維持し続けた」 ADVERTISEMENT 【3】 〈オシムとの対話 Chapter.2〉 「出自は関係なく、ドイツの選手のすべてが存在感を示した」 【4】 〈オシムとの対話 Chapter.3〉 「日本代表が唯一批判されるべきは、効率を欠いていることだ」 【5】 〈オシムの教え〉 「メッシ、ロナウド……彼らは凄いが、ひとりだけでは小さすぎる」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 〈オシムとの対話 Cha

    オシムが見たワールドカップ決勝戦。「ドイツはサッカーの理想を見せた」(イビチャ・オシム)
  • <主将が振り返るW杯> ロビン・ファンペルシ 「監督はまるで予言者だった」(田邊雅之)

    大会前は決して前評判の高くなかったオランダが、 強豪国やダークホースを次々撃破しベスト4まで進出した。 強固な守備から鋭いカウンターを仕掛けるその戦術からは、 かつてのオランイェに欠けていた勝利への執念が覗えた。 チームのキャプテンが語った、ブラジルW杯とは――。 PK戦を制し、マラカナン行きを決めたアルゼンチンの選手が、サポーターと喜びを爆発させる。青いベンチコートに身を包んだファンペルシは、監督のファンハールと共に、その様子を身じろぎもせずに見つめていた。 W杯優勝。オランダ代表は「悲願」を今回も達成できなかった。4年前の南ア大会では決勝で涙を飲んでいるだけに、雪辱を果たせなかった痛みはなおさら大きい。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 3693文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、

    <主将が振り返るW杯> ロビン・ファンペルシ 「監督はまるで予言者だった」(田邊雅之)
  • W杯、王国ブラジルはなぜ崩れたか。福西崇史が考える、1-7の意味とは。(福西崇史)

    メルマガNumber「福西崇史の『考えるサッカー』」、 最新号が配信されました。7月23日配信号の内容を一部ご紹介します。 <目次> 【1】《ブラジルW杯》 大会総括 ドイツ(1) ~ ドイツの勝因は柔軟性 ~ 【2】《ブラジルW杯》 大会総括 ドイツ(2) ~ 最高の循環を生んだクローゼ ~ ADVERTISEMENT 【3】《ブラジルW杯》 大会総括 ドイツ(3) ~ クロース、シュバインシュタイガー、ラームの存在感 ~ 【4】《ブラジルW杯》 大会総括 ブラジル(1) ~ 感じていたプレッシャー ~ 【5】《ブラジルW杯》 大会総括 ブラジル(2) ~ ネイマール不在のダメージ ~ 【6】《ブラジルW杯》 大会総括 3位決定戦の是非 ~ 選手にとっては「なくてもいい」 ~ 【7】《井戸端後記》雑談と反省と次号予告を兼ねた編集後記 ~ 日記は苦手 ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━

    W杯、王国ブラジルはなぜ崩れたか。福西崇史が考える、1-7の意味とは。(福西崇史)
  • ベンゲルが語るW杯“第3のトレンド”。「カウンターに人数をかけろ!」(木崎伸也)

    ブラジルW杯の戦術的なトレンドは何か? 大会が終わった今、あらためて専門家たちの分析に目を通すと「3バック(=5バック)」や「切り替えの早さ」といったオーソドックスな見解に加えて、興味深い“第3のトレンド”があったことに気がつく。 それは「カウンターの際に、ペナルティエリアにたくさんの選手が雪崩れ込む」ということ――。 ADVERTISEMENT アーセナルを率いるアーセン・ベンゲル監督は、グループリーグ終了後、キッカー誌のインタビューでこう語った。 「3バックや守備から攻撃への切り替えが目につくが、何と言っても興味深いのは、結果を出していたチームの多くがアタックに人数をかけていたことだ。それが今大会のトレンドだと思う」 「5バック的な3バック」は欧州でもすでに見られる布陣で、ユベントスは3バックを用いてセリエAを3連覇した。ジョゼップ・グアルディオラは昨季のドイツ杯決勝に、攻撃的な3バッ

    ベンゲルが語るW杯“第3のトレンド”。「カウンターに人数をかけろ!」(木崎伸也)
  • ドイツ代表はいかにして甦ったのか。24年ぶりW杯優勝に至る長い道のり。 - Number Web - ナンバー

    欧州勢として、南米大陸のW杯で初めて優勝したドイツ。 押しも押されぬ強豪国はしかし、'90~00年代にかけて タイトルに見放された「暗黒時代」を体験した。 彼らはいかにして再び世界のトップへ躍り出たのか。

    ドイツ代表はいかにして甦ったのか。24年ぶりW杯優勝に至る長い道のり。 - Number Web - ナンバー
  • 楽しいと同時に恐ろしさすら感じる。大谷翔平の早送りのような成長度。(阿部珠樹)

    7月5日に20歳の誕生日を迎えた大谷翔平。7月15日時点で、投手として8勝1敗、打者として打率2割8分を記録している。 ここ数試合の大谷翔平の投球を見ていると、すぐれた選手を見る楽しさを感じるのはもちろんだが、それと同じくらいの恐ろしさを感じる。高く飛び上がったボールがぐんぐん伸びて、どこに着地するのか見当もつかない。 大谷の投球といえば、160kmが出たかどうかがまず注目される。確かに、先発投手でそんな球速のストレートを何度も投げるような投手はいなかったので、注目されるのもしかたないのだが、それだけならゴルフのドラコン王みたいなもので珍しくはあってもあまり価値はない。最近の大谷は、その球速を十分にわがものにして武器として使いこなしている。球威があるだけではなく、まるで画像の早送りみたいに投球が急激に成熟しているのだ。 最も脂っこいところから三振を取る。 7月2日のライオンズとの試合は球場

    楽しいと同時に恐ろしさすら感じる。大谷翔平の早送りのような成長度。(阿部珠樹)
  • オールスター、“主役”は不在の田中?投手の故障というMLBの「社会問題」。(生島淳)

    デレク・ジーターの最後のオールスターだと思うと、感慨深いものがあった。 「キャプテン・クラッチ」というニックネームを持つほどだから、最後のひのき舞台でド派手な活躍をしてくれるんじゃないか、と夢想したほどだった。 そして1回裏、先頭打者のジーターは二塁打。3回裏にもライトへのヒットを放ち、2打数2安打という働き。 いったん4回表の守備についてから交代という、いかにもアメリカらしい憎い演出があった。 ジーターの存在があったからこそ、2014年7月15日のオールスターは実に盛り上がった。 しかし、もし「ジーター最後の舞台」という触れ込みがなかったら、今年のオールスターも淡々と終わっていたのではないか(ジーターは来年も十分にプレーできそうだったが……)。 長期低落傾向にあった、オールスターの「市場価値」。 メジャーリーグのオールスターゲームが初めて行なわれたのが1933年。以来、その「商品価値」は

    オールスター、“主役”は不在の田中?投手の故障というMLBの「社会問題」。(生島淳)