バングラデシュの首都ダッカで日本人を含む人質事件が発生する中、菅義偉官房長官が2日、遊説のため新潟県に入った。参院選新潟選挙区は改選数が2から1に減り、自民党候補は野党統一候補との事実上の一騎打ちを繰り広げ、大接戦。東京の官邸から遠く離れた地でマイクを握った菅氏は、ダッカの事件には触れず、自民候補の応援演説に熱弁をふるった。 菅氏は、新潟市南区のショッピングセンター前で選挙カーの上に立ち「誠実、真面目で何事にも一生懸命取り組む」と、同党の現職で再選を目指す中原八一氏(57)を持ち上げた。 さらに5月26日のNHK番組で共産党の当時、政策委員長だった藤野保史衆院議員(比例北陸信越)が防衛費について「人を殺す予算」と発言したことを取り上げ、「共産党の本音が出た。絶対に許すことはできない」と批判。この番組に出演していた民進党の山尾志桜里政調会長が藤野氏の発言にコメントしなかったことにも言及し「民