ゲームの映画化はなぜ失敗するのか? もちろん興行的に成功した作品はあるし、映画として面白い物もある。が、今回はそういうレベルの話ではなく、あくまで「ゲーム」そのものが描かれていて偏屈なゲームファンも納得できる映画化ということで、残念ながらそのレベルに達した映画はまだないといっていい。 一ゲーム好きとしてその理由をたまーに考えているんだが、最近は「主人公を間違えて設定しているから」という結論に達した。 例えば「スーパーマリオ」を映画化すれば、主人公はマリオになる。もちろんこれは当然だが、映画で描かれるのはつまるところ、最終面まで進みクッパを倒し無事にピーチ姫を救出したマリオ一匹(一人?)だけである。が、ゲーム好きなら(いやそうでなくても)分かるとおり、世に生息する大多数のマリオはピーチ姫を救出することなど叶わず、クリボーやノコノコ等の雑魚相手にプレイヤーの単純な操作ミスが原因で無残にも命を落