ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (7)

  • 山崎元さんと「お金」と「怒り」について - いつか電池がきれるまで

    diamond.jp media.rakuten-sec.net 経済評論家の山崎元さんが亡くなられた。 道がんで闘病中であることを公表されていたし、メディアに出演されている姿をみて、痩せてしまったなあ、と心配してもいたのだ。 山崎さんは、金融機関や保険会社が「売りたい(手数料が稼げる)商品」に比較的忖度せず、「個人投資家にとって、(長期投資ができるのであれば)比較的低リスクで低コストのインデックス投資」をずっと勧めていた。 各種保険の必要性にも疑問を投げかけていた。 それは山崎さん人が癌で闘病されていたときも変わらなかった。 アメリカならともかく、日においては、「お金がないから標準医療を受けられない」ということはないし、高額医療も手続きをすれば一定額以上は還付される仕組みになっている。僕自身は、学生時代に寮で息苦しい思いをしたこともあり、入院するなら個室がいいなあ、と思うので、躊躇

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    toshikish
    toshikish 2024/01/15
  • 君たちはどうdisるか - いつか電池がきれるまで

    maidonanews.jp こんなネットニュースが話題になっていました。 日頃、高齢者と接することが多い僕は、これを読んで、「ああ、この高齢者は認知症なのかもしれないな」と思ったのです。 認知症にもさまざまなタイプ、状態、症状があって、ずっとベッドに横になっていて、全面介助を要し、コミュニケーション困難、というのはかなり進行しているものなんですよね。 初期症状では「ちょっと物忘れがひどくなる」くらいのこともあるし、身体はしっかり動くし、その場での受け答えはちゃんとしていて、「ああ、この年齢でも認知機能は維持されているんだな」と思いきや、数分前に自分で言ったことを忘れていたり、家では火の不始末を繰り返していたり、通販でありえないくらいの爆買いをして、それをすっかり忘れていたりするのです。 世の中というのは怖いもので、そういう「一見しっかりしていそうにみえる高齢者」を利用して、保険とか金融商

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    toshikish 2023/08/31
  • 責められた側の「心の耐性」によって量刑が決まる危うさについて - いつか電池がきれるまで

    mainichi.jp なんと言っていいのか、なにも言うべきではないのか。 僕の地元に近い老舗旅館ということもあって、このニュースには半ば驚き、半ば呆れていたのだが、こんな結果になってしまった。 おそらく、新型コロナ禍でお客さんは激減していて、経営も厳しかったのだろうと思う。 だが、レジオネラ菌に対してあまりにも無知だし(レジオネラというのは、感染して重症化すると命にかかわることも十分にあるのだ。もう受けたのは27年くらい前になるけれど、医師国家試験の問題に何度か出ていた記憶がある)、経営の都合ばかり考えて、客の身体を無視していたというのは、あまりにもひどすぎる。そりゃ責められるよ、いくら「無知」であったがゆえでも。 自分の家の風呂の湯が年2回しか入れ替えられないとしたら、入らないだろそんなの。 SNSなどで見た情報でしかないのだけれど、他の旅館の関係者の「うちはちゃんと清掃もお湯の入れ替

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    toshikish 2023/03/13
  • あの事件以来、インターネットが、とくにSNSで他者の言葉に触れるのがつらい。 - いつか電池がきれるまで

    あの元首相の暗殺事件以来、僕のインターネット熱は急速に冷めているというか、とにかく誰かをうまく責めた者勝ち、みたいなSNSの雰囲気がすごく気になってしまうのだ。それは別に今にはじまったことではないし、僕自身もその雰囲気づくりの一端を担ってきたのはわかっている。だからこそ、うんざりしてもいるのだ。 一度何かで話題になった人が、自分が舞台に立っているときの灼熱感、みたいなものが刷り込まれてしまい、もう炎上なんて嫌だ、と言いつつ、また新たに燃料を投下せずにはいられなくなっているのを見るのも、僕自身がそうだっただけに、傍観しているのもつらくなる。 燃えて燃えて燃えて。 もっとやれやれ、という人と、もういいかげんにやめろ、という人と。 忘れられたくないから、一度浴びた注目は、すぐに過ぎ去ってしまうから、これまで支持してくれた人たちの期待に応えたいから。 なんのことはない、ある日、ある瞬間に、「面白い

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    toshikish 2022/08/02
  • 博物館でのスケッチ問題と「出る杭が打たれるインターネット」について - いつか電池がきれるまで

    note.com これが『はてなブックマーク』のホットエントリに挙がっていて、まずタイトルをみて、「ああ、これは博物館が責められる流れなんだろうな」と思いながら読みました。 著者側は「模写禁止」になっていたというルールを認識しておらず、子どもが歴史的遺物やアートに興味を持ってくれていることを喜び、好奇心を伸ばそうとしていたのに、それが妨げられて残念に思っていることが伝わってきます。 僕も何度か海外の美術館に行ったことがあるのですが、作品を模写している子どもたちや美術学校の学生らしき人がけっこういて、みんなものすごく上手くて驚いたのと、こんなふうに世界的な名作を間近なところで模写できるというのはすごいな、と感心したのです。 ノルウェーのオスロ美術館では、ムンクの『叫び』が、ほとんどノーガードで展示されていて、写真も撮影できましたし。 ただ、だから海外は良くて日が悪いか、というと、そうも言い

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    toshikish 2021/11/24
  • 人びとを「プア」から「ワーキングプア」に全力でクラスチェンジさせようとしている国で生きるということ - いつか電池がきれるまで

    fujipon.hatenablog.com ※前回のこの記事の続きです。 anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp これらの『匿名ダイアリー』を読んだ人たちに知っておいてもらいたいのは、現在の日は、すでに、生活保護や低所得者への援助を積極的に行っている国ではない、ということなんですよ。 fujipon.hatenadiary.com こので示されるという統計によると、「日では必要な人の10~20%しか生活保護を申請しない」そうです。 子育て罰~「親子に冷たい日」を変えるには~ (光文社新書) 作者:末冨 芳,桜井 啓太光文社Amazon このには、こんなことが書かれています。 ごく簡単に言えば(「子育て罰」というのは)、子育てする保護者はそうでない大人に比べて賃金が低く、貧困に陥りやすいという課題を表現する「child penalty(チャイルド・

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    toshikish 2021/08/19
  • こんな世の中だからこそ、「本当のお金持ち」の話をしよう。 - いつか電池がきれるまで

    お金持ちがポンとちょっとしたお金を出して、それを獲得したい貧乏人たちが醜く争ったりしてその様子をお金持ちが眺めて楽しむといったようなウェブサービスを作りたいですね。— pha (@pha) 2008年12月10日 太い実家のない俺が40歳までに何千万の貯金と家を手に入れるのはもちろん無理だったし、ワインをやっていなかったとしても焼け石に水、ぜんぜん無理だっただろう。どんな仕事をしてどんな暮らしをすればそうなるんだ。— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) 2020年12月14日 僕はけっこう長い間、「お金のことをあれこれ言うのは、はしたない」というような、しょうもない矜持みたいなものを抱えていて、その一方で、先輩に頼まれていった当直アルバイトのお金を貰っていないことをずっと根に持つような人生をおくってきたのです。 正直なところ、子どもの頃から、切実にお金に困

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    toshikish 2020/12/16
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