ブックマーク / wirelesswire.jp (12)

  • ティム・オライリーとシリコンバレーの贖罪

    ティム・オライリーとシリコンバレーの贖罪 2024.07.10 Updated by yomoyomo on July 10, 2024, 11:00 am JST きっかけは、『ブログ 世界を変える個人メディア』や『あなたがメディア! ソーシャル新時代の情報術』の著書で知られるジャーナリストのダン・ギルモアが、16年務めた教職を辞すという「引退」について書いているのを4月に読んだことでした。 調べてみると、彼は1951年生まれの73歳らしいのですが、ふと、自分が20年以上前からその言説を参考にしてきたベテランたちの何人かも70歳前後なのに気付きました。それは例えば、ブログやポッドキャストの発展に大きく関わったデイヴ・ワイナーや、やはりベテランブロガーにして『グーグル的思考』、『パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ』、『デジタル・ジャーナリズムは稼げるか』の著書で知られるジェフ・ジ

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    toshikish
    toshikish 2024/07/11
  • なぜ、プログラミングは役に立つのか

    なぜ、プログラミングは役に立つのか 2023.12.15 Updated by Atsushi SHIBATA on December 15, 2023, 10:55 am JST 今回紹介する書籍:『Pythonで学ぶ はじめてのプログラミング入門教室』柴田 淳(SBクリエイティブ、2023) 前回の微積分の話をたくさんの人に読んでいただけたことに気を良くして、というわけでもあるのですが、今回は連載の趣旨に合わせながら、最近私が書いたPythonの入門書について紹介します。プログラミングとは何か、どう学べば良いのかについても、私なりの考えを書いてみたいと思います。 ところでみなさんは、「2」という数を見て何を思い浮かべるでしょうか。「2月」「2番手」「2メートル」「2進法」など、数を見るとたちまち頭の中にいろいろなイメージが想起されるはずです。 「2という数」自体には、実はたいした意味は

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    toshikish 2023/12/19
  • なぜ、微積分は役に立つのか

    なぜ、微積分は役に立つのか 2023.11.27 Updated by Atsushi SHIBATA on November 27, 2023, 14:58 pm JST 今回紹介する書籍:『はじめての物理数学』永野 裕之(SBクリエイティブ、2017) 朝起きてから寝るまで、我々は何種類もの「数」を見ます。 私自身、朝起きるとネットやニュースで降水確率、予想気温のように気象にかかわる数、為替、海外の株式市場の指数など、いろいろな種類の数をチェックします。しばらく前なら、コロナウイルスの感染者数や増加傾向を表す指数を毎日のように確認していました。 自分を取り巻く環境を知るために、私たちはいろいろな「数」を確認します。そして数を手がかりにして、行動を決めます。現代を生きる私たちにとって「数」は、世界を知るための「目」としての役割を持っています。 現代人が日常的に見るこの種の数は、たいてい計

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    toshikish 2023/11/30
  • ChatGPT開発に必要なGPUは3万基、日本の国策AI基盤は1千基。目前に迫る日本のAI敗戦

    ChatGPT開発に必要なGPUは3万基、日の国策AI基盤は1千基。目前に迫る日AI敗戦 2023.08.19 Updated by Ryo Shimizu on August 19, 2023, 16:47 pm JST そろそろ業界の最深部でしか知られてなかった事実がニュースになって来始めているのでここで当の問題を明らかにしておきたい。 AI開発に必須なのは、計算資源である。そしてこれは現在のところ、事実上NVIDIAが一社独占している。 NVIDIA以外の半導体がいくら「AIに特化しています」と能書きを垂れていてもごくわずかな例外を除いてはほとんど全部が誇大広告である。 たとえばApple Silliconは、「ニューラルエンジン」と称するモジュールを内蔵しているが、これを使ってAIの学習をすると、なんとCPUよりも遅い。信じられないかもしれないが、これが残酷な事実なのである

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    toshikish 2023/08/20
  • AIもうええわい

    AIもうええわい 2023.04.16 Updated by Ryo Shimizu on April 16, 2023, 03:24 am JST むかし、僕がいた業界は「ドッグイヤー」と呼ばれていた。 犬のように歳をとるのがはやいという意味だが、ドッグイヤーの感覚に慣れた僕にとっても、最近のAI関係のニュースの多さ、進歩の速さは異常だし疲れてきた。 この連載も、「一ヶ月くらい書いてないのでは」と思って確認すると、今月の頭に書いていた。まだ二週間しか経ってない。 何か書こうと思って、とりあえず何かタイトルを適当に打ち込もうとすると、「AIもういいわい」というフレーズが浮かんだ。 こんなこと誰かが先に言ってそうだなと思って検索すると、あんまり見つからなかったから、いまのうちに書いておくことにする。 最近のAI業界の進歩を映画業界に例えると、毎週スターウォーズが公開されているような状況である

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    toshikish 2023/04/16
  • やはり予想を超えてこなかったGPT-4と、GPUの未来、ホビイストへの手紙

    やはり予想を超えてこなかったGPT-4と、GPUの未来、ホビイストへの手紙 2023.03.16 Updated by Ryo Shimizu on March 16, 2023, 08:00 am JST 3月14日の早朝、GPT-4が公開され、筆者は早速試した。 その後、開けて3月15日の早朝、APIも部分的に解放され、筆者はそれも試した。 その上で、先週書いた記事の内容についての確信が深まった。 やはり、GPT-4は期待を超えてはこなかった。 GPT-4は、ChatGPT Plusに入会すると誰でもすぐに使うことができる。APIだけは招待制だが、それも筆者と同じくらいのタイミングでアンロックされた方も少なくないのではないか。 100倍規模のパラメータがあっても、アプローチには限界があるのである。 また、ChatGPTが注目を集めたことで、これまで下火になっていた他の大規模言語モデル(

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    toshikish 2023/03/18
  • GPTシリーズの限界と非連続的な進歩について

    GPTシリーズの限界と非連続的な進歩について 2023.02.28 Updated by Ryo Shimizu on February 28, 2023, 09:04 am JST 先日、秋葉原の3331で開催されたテクノエッジ主催イベントでは、StableDiffusionを開発したStability.AIのジェリー・チーさんと、THE GUILDの深津貴之さんと筆者の三人で鼎談した。 残念ながらイベントのアーカイブは残っておらず、80人の席は全て即完売。 改めて考えると、会場が小さすぎるしチケットが安すぎる。 まあそれはいいとして、懇親会ではTwitternoteでしか見たことがなかった生成AI業界のスターたちに挨拶できて非常に嬉しかった。 講演の感想をいただく中で、「Scaling Lawについての話が一番面白かった」と言われたので、昔もこの連載でとりあげた気がするが、再度この段

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    toshikish 2023/02/28
  • 手軽に作れるChatGPTクローンと本家ChatGPTを対決させてみた

    手軽に作れるChatGPTクローンとChatGPTを対決させてみた 2022.12.27 Updated by Ryo Shimizu on December 27, 2022, 18:50 pm JST LangChainというフレームワークを使うと、サンプルコードになんとChatGPTクローンというものがある。 LangChainは、まさにChatGPTのような、既存の大規模言語モデル(LLM;Large Language Model)を前提として、それを使いやすくするためのツールキットだ。 LLMとしては、ChatGPTでも使われているOpenAIGPT-3(またはGPT-3.5相当)を使うこともできるし、GoogleのFLAN-T5 XLみたいなモデルも使える。詳しくはnpakaこと布留川英一のnoteを参照のこと。 ただ、このモデル、ChatGPTとちがってタダでは使えない

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    toshikish 2022/12/28
  • 起業する前にアプリを作るスキルを身につけた方が良い

    起業する前にアプリを作るスキルを身につけた方が良い 2022.10.20 Updated by Ryo Shimizu on October 20, 2022, 07:08 am JST 最近、久しぶりに自分でサービスのプログラムを書いてみて、時代の進歩とともにあまりにもプログラミングが簡単になっていることに感動した。 筆者個人としては、コンシューマ向けサービスを自分で書くのはおそらく10年ぶりである。 ただ、この10年であまりにもものごとが簡単になっていた。 この記事を読んでいただきたい読者対象は、プログラミングの専門家ではないので詳細は省くが、昔なら100必要だったところを1書けば良くなったし、昔なら、知恵を使わなければならないところを全てクラウドがやってくれるようになった。 最近は「ノーコード」や「ローコード」というものも増えてきて、色々な人が「うちはノーコードです」とか「うちはロー

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    toshikish 2022/10/21
  • 帝国の興亡

    帝国の興亡 2022.10.03 Updated by Ryo Shimizu on October 3, 2022, 05:12 am JST イタリアの探検家、アメリゴ・ヴェスプッチは43歳にして初航海に出かけた。 彼の航海の記録は1503年に論文「新世界」として発表され、ドイツで出版された。以来、その大陸は彼の名にちなんでアメリカと呼ばれるようになった。 ヴェスプッチが探検したのは主に南米で、コロンブスが発見したのはカリブ海のプエルトリコで、厳密には北米大陸を発見したわけでもない。 それから一世紀後にイギリスのバージニア株式会社が国王ジェームズ一世から勅許を得て、メリーランド州、バージニア州、カロライナ州の開拓を開始した。 アメリカ大陸への植民はビジネスであり、入植者は実質的にバージニア会社の社員と見做されていた。 しかし、先住民族との戦いや疫病といった障害から、最初期の200人の入

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    toshikish 2022/10/05
  • 経営とプログラミング

    経営とプログラミング 2022.09.14 Updated by Ryo Shimizu on September 14, 2022, 07:00 am JST この連載も長いもので、もう何年やっているのか思い出せないのだが、もう十年くらいはやってるのではないだろうか。いや、勘違いかな。もはや思い出すのも面倒臭いのだが、少なくともこの連載が始まってから今までの間に、僕は三つの会社の社長になっている。会社が変わっても連載は続く。それはもう、まったく、ありがたい話である。 会社というのは酷薄なもので、たとえ自分が創業した会社であったとしても、自分の役割がなくなれば居場所はなくなる。 ただ、人間として居場所は必要であるから、個人事業主でいくか個人会社を作るかを常に迫られ、いろいろな社会的都合によって毎回会社を作ると言う立場に追い込まれている。ままならないものだ。 先日、会社を経営している友人が解

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    toshikish 2022/09/14
  • 自由なソフトウェアと抗議と倫理の「(不)可能性」について

    自由なソフトウェアと抗議と倫理の「(不)可能性」について 2022.05.10 Updated by yomoyomo on May 10, 2022, 18:15 pm JST 大変ごぶさたしております。実に約5年半ぶりになりますが、またこちらで書くことになりました。ブランクが長かったため、ここへの文章の書き方を自分でも忘れてしまったところがあるのですが、稲田豊史氏の「ウェブは最初に結論を書く、くどくど掘り下げて説明しない、とにかく簡潔に」という金言に逆らい、地味な話題についてくどくどと書いていこうと思います。 いや、結論だけは先に書いておきましょうか。銀の弾はない、それだけです。 2022年2月にロシアウクライナへの侵攻を開始して早くも2カ月以上経ち、ロシア(のプーチン大統領)の甘い見通し、予想以上のウクライナの抵抗、多くの国のウクライナへの支援などと相まって、現状、ロシアが手こずっ

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    toshikish 2022/05/10
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