ブックマーク / zenn.dev/msakuta (3)

  • 新興組版システム typst のススメ

    はじめに Typst とは、新しい組版ソフトウェアです。数式を多用する科学技術系の記事を書くのに向いています。 ローカル環境で PDF にコンパイルすることもできますし、 Overleaf のようなオンラインの執筆環境も提供されています。 この分野では LaTeX歴史的にも非常に強く、なかなか代替のソフトウェアが出現しなかったのですが、ようやく注目にも値する品質のものが登場してきたという感じです。 そもそも組版システムとは そもそも Qiita や Zenn でも数式を埋め込むことができるこの時代、ドキュメントを書くための専用の言語を使う理由は何でしょうか。 LaTeX はオワコンではないのでしょうか。 組版システムというのは簡単には無くなりません。これは、ブログや Wiki などの Web の記事とは性質が異なるからです。 組版システムは紙に印刷することを最終的な目的にしたシステムで

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    toshikish
    toshikish 2023/06/04
  • [Rust] 自然に見える迷路の生成

    Rust でやるゲーム開発アルゴリズムシリーズ、第4弾ぐらいでしょうか? 今回はプログラム的に迷路生成をします。 元々は、四分木による経路探索をテストするために考えたものですが、これはこれで独立した知見になりそうなので別記事にしました。 自然に見える迷路とは 何をもって自然な迷路というかは、人によると思いますが、ここでは次のような感じのものを指します。 ある程度迷路としての構造を持ちながらも、分岐やループを持ち、道幅をいくらか持つことによってエージェント同士がすれ違えるようにします。 また、壁の形状にノイズを加えて単調にならないようにしています。 総合的には、鍾乳洞のような天然の洞窟というほどは自然ぽくはありませんが、完全に人工的な環境というわけでもない、ほどほどに自然な迷路を目指します。 このような地形のプロシージャル生成については、様々な方法があります。 ここで紹介するのはごく一部で、

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    toshikish
    toshikish 2023/05/11
  • [Rust] モジュールのベストプラクティス

    Rust のモジュールシステムは私の知る中でもトップクラスによくできた仕組みだと思います。特にリファクタリングによってモジュールを再構成するときのやりやすさは他の言語では経験できないものです。例えばそれなりの規模の Python プロジェクトを回帰バグを導入せずにモジュール構造のリファクタリングするのは不可能に近いですが、 Rust ではそのような不安を覚えたためしがありません。 Rust のモジュールシステムがどういうものかは、 The book にも書かれていますし、すでに大量のガイドが書かれていると思います。しかし、どのように使うべきかについては意外なほど情報が少なく感じます。 ベストプラクティスというのもおこがましいですが、数年使ってきて Rust のモジュールシステムを使う上でスムーズに感じる方法をまとめておきたいと思います。 Rust のモジュールシステム 稿の主題はモジュー

    [Rust] モジュールのベストプラクティス
    toshikish
    toshikish 2022/05/03
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