わが子の歯科矯正の必要を感じても、本人が嫌がったら治療しない-。こんな傾向が、矯正歯科用具を扱うアライン・テクノロジー・ジャパン(東京都目黒区)の意識調査で浮かび上がった。 同社は10~15歳の子供の親300人にインターネット調査した。それによると、子供の歯並びが悪いと考える親は62・3%。このうち、治療済みまたは治療中は30・5%にとどまった。歯並びが悪いが未治療の子供の親のうち、69・2%が「治療させたい」と回答。「矯正は子供のうちにやった方が有効」との考えは76・2%に上り、治療に前向きな意識がうかがえた。 一方で、「必要を感じても子供の意向がなければ治療させない」との意見は、歯並びが悪いが未治療の子供の親の63・1%で、「子供の意向にかかわらず治療させる」の36・9%を上回った。 子供が未治療の親が挙げる矯正治療の懸念(複数回答)は「治療費」がトップで79・2%。次いで、「治療期間