日本初の純国産高級車として1955年1月5日に発売されたトヨタ自動車のセダン「クラウン」が誕生から60周年を迎えた。同社は7日、女性ユーザーが好む淡い限定色を採用した特別仕様車を記念モデルとして投入し、4月1日から1カ月に限定して受注すると発表した。 特別仕様車は、主に個人ユーザー向けに販売しているスポーツタイプの「アスリート」をベースに開発した。外装色は鮮やかな空色と若草色で「クラウンに乗った際に感じる爽快感、開放感を表現した」という。価格などの詳細は今後発表する。 クラウンは現在、14代目。ほぼ国内専用の高級車として販売され、海外を意識した高級ブランド「レクサス」と差別化している。国内の累計販売台数は約530万台。王冠を意味する車名は創業者の豊田喜一郎氏が発案した。戦後の国内各社が海外メーカーの現地組み立てに甘んじる中、いち早く純国産の高級車として送り出され、「日本人のプライドを乗
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