横浜市で認可保育所を運営する法人が、保育士の勤務を水増しして不正に補助金を受け取っていた問題で、新たに保護者から集めた6000万円近くが前の理事長の個人口座に入金され不適切に管理されていたことが、第三者委員会の調査でわかりました。 その結果、おむつ代などとして保護者から集めた現金が、長年にわたり前の理事長の個人口座に入金され、合わせておよそ5800万円が不適切に管理されていたことが新たにわかったということです。 また、前理事長による経費の二重請求などもわかっていて、補助金の不正受給を含め、不適切に管理されていた額は合わせて7000万円近くに上るということです。 問題発覚後に就任した「ももの会」の井島勇治理事長は13日、市役所で会見し、「保護者や子どもたちに申し訳ない。全力で改善に努めていきたい」と謝罪するとともに、横領の疑いで前理事長を告訴することも検討していることを明らかにしました。