京都大学に根付く「自由の学風」。その学風を築くために多大な功績を残した折田先生の像は、“季節の風物詩”として知られるようになりました。果たして折田先生像2010はどのようなものだったのでしょうか。 国公立大入試の二次試験前期日程が全国の大学で開始される2月下旬。この時期、一部で話題となっているのが、京都大学にある折田先生像です。 折田先生像といえば、“季節の風物詩”としてここ数年メディアで取り上げられることも多くなっている京都大学の珍事。折田先生が何者なのかについては、折田彦市先生入門ガイドとして知られる「前略 折田彦市先生」が詳しいのですが、かいつまんで説明すれば、京都大学の前身である大阪(大坂)専門学校、さらに同校が改称を重ねていった大阪(大坂)中学校、大学分校、第三高等中学校、第三高等学校(通称『三高』)で30年にわたって校長を勤め上げた人物です。 京大の創設に尽力し、京大に自由の学