○米国の端末シェアは大きく様変わりしつつある。スマートフォン対応が遅れたMotorola、Nokiaが凋落傾向にある一方、逆にその流れにのった韓国メーカーとRIMが勢力を増している。 ○米国での端末販売の仕組みは日本とほぼ同様であり、キャリアの端末メーカーに対する支配力はある意味日本のキャリアよりも強いといえる。その中でも比較的ユニークな端末戦略を取るキャリアとして、スプリントとTモバイルの戦略を紹介しよう。 1. 米国の人気端末変遷と端末戦略の傾向 最近のWirelessWire記事にあるように、米国の第一四半期で端末のシェアトップはサムスンとモトローラが分けあい、ほんのわずかの差でLGが続いていると推計されている。この数字は、comScore社のアンケート調査によるもので、販売でなく、調査期間中のユーザーの「利用状況」である。この3社が圧倒的トップで、これにRIM(ブラックベリー)とノ